XenApp and XenDesktop

コアコンポーネントのインストール

コアコンポーネントとは、Delivery Controller、Studio、Director、およびライセンスサーバーです。

(7.15 LTSR CU6より前のバージョンでは、StoreFrontもコアコンポーネントに含まれていました。引き続き、[拡張展開] セクションの [Citrix StoreFront] を選択するか、インストールメディアでコマンドを実行してStoreFrontをインストールすることができます)

重要: インストールを始める前に、「インストールの準備」を確認してください。また、インストールを開始する前にこの記事を確認してください。

この記事では、コアコンポーネントをインストールする場合のインストールウィザードの手順を説明します。同等の機能を持つコマンドラインが用意されています。詳しくは、「コマンドラインを使ったインストール」を参照してください。

手順1:製品ソフトウェアをダウンロードしてウィザードを起動する

Citrixアカウント資格情報を使用して、XenAppおよびXenDesktopのダウンロードページにアクセスします。製品のISOファイルをダウンロードします。

ファイルを解凍します。必要な場合は、ISOファイルからDVDを作成します。

ローカルの管理者アカウントを使って、コアコンポーネントのインストール先マシンにログオンします。

DVDをドライブに挿入するか、ISOファイルをマウントします。インストーラーが自動的に起動しない場合は、AutoSelectアプリケーションまたはマウントされたドライブをダブルクリックします。

手順2:インストールする製品を選択する

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XenAppまたはXenDesktopの横にある [開始] をクリックして、必要な製品をインストールします。

(マシンにXenAppまたはXenDesktopコンポーネントが既にインストールされている場合、このページは表示されません)。

コマンドラインオプション: XenAppをインストールする場合は/xenapp。オプションを省略するとXenDesktopがインストールされます

手順3:インストールするものを選択する

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製品を初めてインストールする場合は、[Delivery Controller] をクリックします(後のページで、このマシンにインストールする特定のコンポーネントを選択します)。

Controllerが(このマシンまたは別のマシンに)既にインストールされていて、別のコンポーネントをインストールする場合は、[拡張展開] セクションからコンポーネントを選択します。

コマンドラインオプション: /controllers

手順4:ライセンス契約書を読み、同意する

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[ライセンス契約] ページで、ライセンス契約を読み、読んで同意したことを明示します。[次へ] をクリックします。

手順5:インストールするコンポーネントおよびインストール場所を選択する

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[コアコンポーネント] ページで次の作業を行います:

  • 場所: デフォルトでは、C:\Program Files\Citrixに各コンポーネントがインストールされます。ほとんどの展開ではデフォルトで十分です。別の場所を指定する場合は、Network Serviceアカウントでの実行権限が必要です。
  • コンポーネント: デフォルトでは、すべてのコアコンポーネントのチェックボックスがオンになっています。1つのサーバー上にすべてのコアコンポーネントをインストールすることは、概念実証展開、テスト展開、または小規模実稼働展開には十分です。より大きな稼働環境では、Director、StoreFront、およびLicense Serverを別々のサーバーにインストールすることをお勧めします。

このマシンにインストールするコンポーネントのみを選択します。このマシンにコンポーネントをインストールした後、他のマシン上で再びインストーラーを実行して他のコンポーネントをインストールできます。

このマシン上で必要なコアコンポーネントをインストールしないように選択すると、アイコンの警告が表示されます。この警告では、このマシンでは不要であるにも関わらず、このコンポーネントをインストールするように通知されます。

[次へ] をクリックします。

コマンドラインオプション:/installdir、/components、/exclude

手順6:機能を有効または無効にする

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[機能] ページで次の作業を行います:

  • Microsoft SQL Server Expressをサイトデータベースとして使用するためにインストールするかどうかを選択します。デフォルトでは、これはオンになっています。「データベース」を参照し、XenAppおよびXenDesktopデータベースについての理解を深めてください。
  • Directorをインストールすると、Windowsリモートアシスタンスも自動的にインストールされます。Directorユーザーのシャドウで使用するためにWindowsリモートアシスタンスのシャドウ機能を有効にするかどうかを選択します。シャドウ機能を有効にすると、TCPポート3389が開きます。この機能は、デフォルトで有効になります。ほとんどの展開ではデフォルト設定で十分です。この機能はDirectorのインストール時のみ表示されます。

[次へ] をクリックします。

コマンドラインオプション:/nosql(インストールを阻止するため)、 /no_remote_assistance(有効化を阻止するため)

手順7:Windowsファイアウォールポートを自動的に開放する

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Windowsファイアウォールサービスが実行されている場合、ファイアウォールが無効になっていても、デフォルトで [ファイアウォール] ページに示されているポートが自動的に開放されます。ほとんどの展開ではデフォルト設定で十分です。ポートの詳細については、「ネットワークポート」を参照してください。

[次へ] をクリックします。

(この図は、すべてのコアコンポーネントをこのマシンにインストールした場合のポート一覧を示します。このようなタイプのインストールは通常、テスト展開でのみ行われます)。

コマンドラインオプション:/configure_firewall

手順8. インストール前に前提条件を確認する

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[概要] ページに、インストールされるものが表示されます。必要に応じて、[戻る] ボタンをクリックして前のウィザードページに戻り、選択を変更できます。

準備ができたら、[インストール] をクリックします。

画面にインストールの進捗が表示されます:

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手順9. Smart ToolsとCall Homeに接続する

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Delivery Controllerをインストールまたはアップグレードすると、[Smart Agent]ページに複数のオプションが表示されます:

  • Smart ToolsとCall Homeへの接続を有効にします。このオプションを選択することをお勧めします。
  • Call Homeへの接続を有効にします。Call Homeが既に有効な場合、またはインストーラーでCitrix Telemetry Serviceに関連するエラーが発生した場合には、アップグレード時にこのオプションは表示されません。
  • Smart ToolsまたはCall Homeへの接続を有効にしないでください。

StoreFront(Controllerではない)をインストールすると、Smart Toolsページがウィザードに表示されます。その他のコアコンポーネントはインストールされている(がControllerまたはStoreFrontはインストールされていない)場合、ウィザードには [Smart Tools] ページも [Call Home] ページも表示されません。

Smart ToolsとCall Homeへの接続を有効にするオプションを選択した場合は、以下を行います。

  1. [接続] をクリックします。
  2. CitrixまたはCitrix Cloudの資格情報を入力します。
  3. 資格情報が検証された後、Smart Agent証明書がダウンロードされます。これが正常に終了したら、[接続] ボタンの横に緑のチェックマークが表示されます。この処理中にエラーが発生した場合、参加に関する選択を変更してください(参加しないに変更)。後で登録することもできます。
  4. [次へ] をクリックしてインストールウィザードを続行します。

参加しないことを選択した場合、[次へ] をクリックします。

コマンドラインオプション:/exclude “Smart Tools Agent”(インストールしない)

手順10. インストールを完了する

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[完了] ページに、すべての前提条件と正常にインストールおよび初期化されたコンポーネントが緑色のチェックマークで示されます。

[完了] をクリックします。

手順11:残りのコアコンポーネントを他のマシンにインストールする

1台のマシンにすべてのコアコンポーネントをインストールした場合、 次の手順に進みます。それ以外の場合は、その他のマシンでインストーラーを実行し、残りのコアコンポーネントをインストールします。追加のControllerを他のサーバーにインストールすることもできます。

次の手順

必要なコアコンポーネントをすべてインストールしたら、Studioを使用してサイトを作成します。

サイトを作成したら、VDAをインストールします。

いつでも全製品インストーラーを使用して展開を拡張し、次のコンポーネントを含めることができます。

  • ユニバーサルプリントサーバーコンポーネント: プリントサーバー上でインストーラーを起動します。[拡張展開]セクションで [ユニバーサルプリントサーバー] を選択します。ライセンス契約を承諾し、ウィザードを完了します。ほかに指定または選択するものはありません。コマンドラインからこのコンポーネントをインストールするには、「コマンドラインを使ったインストール」を参照してください。
  • フェデレーション認証サービス:「フェデレーション認証サービス」を参照してください。
  • セルフサービスパスワードリセットサービス:セルフサービスパスワードリセットサービスのドキュメントを参照してください。