カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)

Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)は、Citrix Workspaceアプリから構成および使用状況データを収集し、Citrix Analyticsに自動的に送信します。 このデータにより、Citrixはパフォーマンスを分析し、Citrix Workspaceアプリの品質、機能、パフォーマンスを向上させ、製品開発のためのリソース割り当てを最適化し、効果的な人員配置とインフラストラクチャ投資を通じてサービスレベルをサポートできるようになります。

すべてのデータは集計した形式でのみ使用および分析され、個々のユーザーまたはデバイスが特定されたり、特別に分析されたりすることはありません。 Citrixは、CEIP経由で個人を特定できる情報(PII)を収集しません。すべてのデータ収集は、関連する業界のデータプライバシーおよびセキュリティ標準に準拠しています。

収集データ

収集データ 説明 使用目的
構成および使用状況データ Ctrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、Citrix Workspaceアプリの構成および使用状況データが収集され、Citrix Analyticsに自動的に送信されます。 このデータは、Citrix Workspaceアプリの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的で使用させていただきます。

追加情報

Citrixは、お客様のデータをCitrixとの契約条件に従って処理します。 また、Citrix Trust Centerで利用できるCitrix Services Security Exhibitで指定されているとおりにお客様のデータを保護します。

CEIPデータを収集するために使用されるツール

ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、Citrix Analyticsを使用してCEIPデータを収集します。 CEIPデータを無効にするかブロックすることができます。

Citrix AnalyticsへのCEIPデータの送信

バージョン2203から、エンドユーザーは次のことができるようになりました。

  • 利用状況データをCitrix Analyticsに送信するかどうかを決定する
  • GUIを使用してCEIPをブロックする

CEIPの無効化

Google管理ポリシーを使用して、Citrix AnalyticsへのCEIPデータの送信を無効にすることができます。

2203以降のバージョンでCEIPを無効にすると、インストールされているCitrix Workspaceアプリのバージョンを含む最小限の情報がアップロードされます。 この最小限の情報は、顧客により使用されているさまざまなバージョンの分布状況をCitrixが把握する上で、大変に貴重です。

Google Admin Policyを使用してCEIPを無効にするには

この手順を実行するには管理者レベルの資格情報が必要です。

  1. Google管理コンソールにサインインします。
  2. [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定]の順に移動します。
  3. 手順4の後に表示されているコードスニペットを、engine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。
  4. [保存] をクリックします。

無効にするには、analyticsenabled属性をfalseに設定します。 analyticsキーは、ceipキーと後方互換性があります。

"analytics":{ "enabled":false, }

CEIPのブロック

管理者は、Google管理ポリシーを使用してCEIPをブロックできます。

エンドユーザーはGUIを使用してCEIPをブロックできます。

Google Admin Policyを使用してCEIPをブロックにするには

この手順を実行するには管理者レベルの資格情報が必要です。

  1. Google管理コンソールにサインインします。
  2. [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定]の順に移動します。
  3. 手順4の後に表示されているコードスニペットを、engine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。
  4. [保存] をクリックします。
"analytics":{ "connectionEnabled":false, }

GUIを使用してCEIPをブロックするには

GUIを使用してCEIP設定を変更できるのはエンドユーザーのみです。

  1. ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリを開きます。
  2. [設定] > [一般]を選択します。
  3. [匿名の使用統計情報を送信してCitrix Workspaceの機能向上に協力する] オプションをオフにします。

    Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。

特定のCEIPデータ

Citrix Analyticsが収集する特定のCEIPデータ要素は次のとおりです:

       
Citrix Workspaceアプリのバージョン セッションモード(キオスク、パブリック/全般) セッションの種類(デスクトップ/アプリケーション) XenDesktop情報(Delivery ControllerおよびVDAバージョン)
起動の種類(SDK/ICAFile/FTA/Storeなど) セッションのタイムゾーン セッションの言語 クライアントのキーボードレイアウト
ネットワークソケットの種類(HTTPS/HTTP) 機能の使用状況(クリップボード、ファイル転送、アプリスイッチャー、印刷、USB、スマートカードなど) デバイスのピクセル縦横比 Secure ICA(使用または未使用)
登録済みのエンタープライズChromebookのアセットID 再接続のタイムアウト(!= 180の場合) マルチモニター Global App Configuration Service
USBデバイスのPID/VID オーディオデバイス情報 ChromeApp ID 新しいツールバーの使用状況
Microsoft Teams関連の使用状況 セッションのIME サービス継続性  
カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)