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PDF印刷
Citrix PDFユニバーサルプリンタードライバーによりユーザーは、XenDesktop 7.6およびXenApp 7.6以降で配信された、ホストされているアプリケーション、または仮想デスクトップ上で実行しているアプリケーションで使用されているドキュメントを印刷できます。 ユーザーが [Citrix PDFプリンター] オプションを選択すると、ドライバーがファイルをPDFに変換して、これをローカルデバイスに転送します。 PDFは新しいウィンドウで表示したり、印刷したりできます。
ホストされるアプリケーションまたは仮想デスクトップで実行中のアプリケーションで開いているドキュメントを印刷する場合、そのドキュメントをPDFで印刷できます。 PDFをローカルデバイス上に転送して、そこで表示したりローカルプリンターで印刷したりできます。 ファイルはChromeOS向けCitrix Workspaceアプリに保存されません。
重要
ローカルPDF出力は、XenApp/XenDesktop 7.6以降でのみサポートされています。
構成方法
要件
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのダウンロードページにアクセスするには、My Citrixアカウントが必要です。
ホストされたデスクトップおよびアプリケーションで開いたドキュメントをユーザーが印刷できるようにするには:
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Citrix PDFプリンターをダウロードして、Citrix Workspaceアプリユーザーにデスクトップまたはアプリを配信する各VDAマシンにCitrix PDFユニバーサルプリンタードライバーをインストールします。 プリンタードライバーをインストール後、マシンを再起動します。
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Citrix Studioの左側のペインで [ポリシー]ノードを選択し、ポリシーを作成するか、既存のポリシーを編集します。
Citrix Virtual Apps and Desktopsポリシーの構成について詳しくは、「ポリシー」を参照してください。
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ポリシーの[PDFユニバーサルプリンターを自動作成する]設定を[有効]にします。
ネットワークプリンターのサポート
以前は、仮想デスクトップセッションから印刷する場合にCitrix PDFプリンターオプションが使用されていました。 プリンタードライバーはファイルをPDFに変換し、そのPDFをローカルデバイスに転送します。 これによって、このPDFを新しいウィンドウで表示したり、印刷したりできました。
2305リリース以降、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリはネットワーク印刷をサポートします。 エンドユーザーは、セッション内でChromebookに接続されているプリンターの一覧を表示できます。 ユーザーは、ローカルデバイス上で中間PDFファイルを生成せずに、プリンターを直接選択できます。 この機能は以下でサポートされています:
- VDAバージョン2112以降。
- ChromeOSバージョン112以降。
注
- デフォルトでは、この機能は有効になっており、PDF形式のメタファイルの印刷のみがサポートされています。
詳しくは、次の記事を参照してください:
- Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「環境内のプリンターとプリンタードライバーの管理」。
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Citrixポリシーを使用してデフォルトのセッションプリンターを設定する方法についてのKnowledge Centerの記事(How to use Citrix Policy to Set a Default Session Printer - CTX232031)。
- Citrixの印刷に関するクイックスタートガイドとデフォルトの設定についてのKnowledge Centerの記事(Citrix Printing Quick Start Guide and Default configuration - CTX227534)。
構成
この機能は次のいずれかの方法で無効にできます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
注
- 前提条件として、IT管理者はDelivery Controller(DDC)で [汎用ユニバーサルプリンターを自動作成する] を有効にする必要があります。 詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「クライアントプリンターのポリシー設定」を参照してください。
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用してこの機能を無効にするには、次の手順を実行します:
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configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
メモ:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
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configuration.jsファイルを編集し、networkPrintingのデフォルト値をfalseに設定します。 このようなJSONデータの例を次に示します:
{ "features": { " networkPrinting ": { "enable": false } } }
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変更を保存します。
Google管理ポリシー
IT管理者は、次のようにGoogle管理ポリシーを使用してこの機能を無効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [Device Management] > [Chrome Management] > [User Settings]の順に移動します。
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次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。 このようなJSONデータの例を次に示します:
{ "features": { " networkPrinting ": { "enable": false } } }
- 変更を保存します。