Citrix Endpoint Management

Azure Active Directoryグループベースの管理による認証

Citrix Endpoint Managementは、Azure Active Directory(AAD)およびSAML IDプロバイダーを使用してサービスにアクセスする、グループベースのID認証をサポートするようになりました。 この更新により、管理者はAADグループメンバーシップを使用してグループレベルでアクセスを管理できるようになり、柔軟性とセキュリティが強化されます。 従来のCitrix IDによるログイン方法も代替手段として引き続き利用できます。

主な機能強化

  • Azure ADグループの統合:管理者は、Azure ADグループを活用して、CEMサービスへのユーザーアクセスを管理できるようになりました。 これにより、権限の管理がシンプルになり、グループベースのアクセス制御が可能になります。
  • Azure ADグループを使用したCitrix Endpoint Managementログイン認証:ユーザーはAzure ADグループで認証できるため、既存の組織のIDインフラストラクチャとのシームレスな統合が実現します。
  • SAMLの完全サポート:SAML IDプロバイダーはグループベースの認証にも使用できます。
  • 従来のCitrix IDのサポート:Citrix IDによるログインは引き続き利用可能であり、ユーザーは自分のペースで移行できます。

フィーチャーフラグ

  • Citrix CloudフィーチャーフラグfullAccessGroups – この機能はデフォルトで有効になっており、グループに完全なアクセスを許可します。
  • Citrix Endpoint Managementフィーチャーフラグcc.group.based.admin – Citrix Endpoint Managementでグループベースの管理機能を有効にします。

前提条件

  • Azure ADはCitrix Cloudポータルで構成されます。
  • Azure ADグループを通じてCitrix Endpoint Managementにアクセスするには、Citrix Cloudの管理者サインインURLを設定する必要があります。

構成手順

  1. Azureポータルにログインし、Azure Active Directoryにアクセスします。
  2. [Users]に移動し、[Create new user]を選択します。
  3. [Groups]に移動し、[New group]をクリックして、新しく作成したユーザーをこのグループのメンバーとして追加します。
  4. 管理者の資格情報を使用してCitrix Cloudにサインインします。
  5. [Identity and Access Management]に移動し、新しいAzure ADグループに完全なアクセス権限またはカスタムのアクセス権限を割り当てます。
  6. Azure ADグループ内のユーザーは、管理者サインインURLを使用してCitrix Endpoint Managementにログインできるようになりました。
Azure Active Directoryグループベースの管理による認証