VDAのインストール
重要:
- アップグレードをする予定で、現在のバージョンでPersonal vDiskまたはAppDiskソフトウェアをインストールしてある場合は、「PvD、AppDisk、およびサポートされていないホストの削除」を参照してください。
- Citrix配布のバイナリは、署名されるようになりました。署名されたバイナリは、Citrixが生成した証明書または正規のサードパーティ証明書のいずれかによって検証されていることを示します。
Windowsマシン用には2種類のVDAがあります:マルチセッションOS対応VDAとシングルセッションOS対応VDAです。(Linuxマシン用のVDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent」を参照してください)。
インストールを開始する前に、「インストールの準備」を確認して準備作業をすべて完了させます。
VDAをインストールする前に、コアコンポーネントをインストールします。VDAをインストールする前にサイトを作成することもできます。
この記事では、VDAをインストールする場合のインストールウィザードの手順を説明します。同等の機能を持つコマンドラインが用意されています。詳しくは、「コマンドラインを使ったインストール」を参照してください。
手順1:製品ソフトウェアをダウンロードしてウィザードを起動する
全製品インストーラーを使用する場合:
- まだ製品ISOをダウンロードしていない場合:
- Citrixアカウント資格情報を使用して、Citrix Virtual Apps and Desktopsのダウンロードページにアクセスします。製品のISOファイルをダウンロードします。
- ファイルを解凍します。必要な場合は、ISOファイルからDVDを作成します。
-
VDAをインストールするイメージまたはマシン上で、ローカル管理者アカウントを使用します。DVDをドライブに挿入するか、ISOファイルをマウントします。インストーラーが自動的に起動しない場合は、マウントしたドライブにあるAutoSelectアプリケーションをダブルクリックします。
インストールウィザードが起動します。
スタンドアロンパッケージを使用する場合:
- Citrixアカウント資格情報を使用して、Citrix Virtual Apps and Desktopsのダウンロードページにアクセスします。適切なパッケージをダウンロードします:
-
VDAServerSetup_2308.exe
:マルチセッションOS VDAバージョン -
VDAWorkstationSetup_2308.exe
:シングルセッションOS VDAバージョン -
VDAWorkstationCoreSetup_2308.exe
:シングルセッションOS Core Services VDAバージョン
-
-
このパッケージを右クリックして、[管理者として実行] を選択します。
インストールウィザードが起動します。
手順2:インストールする製品を選択する
インストールする製品(Citrix Virtual AppsまたはCitrix Virtual Desktops)の横にある [開始] をクリックします。(マシンにCitrix Virtual AppsコンポーネントまたはCitrix Virtual Desktopsコンポーネントが既にインストールされている場合、このページは表示されません。)
コマンドラインオプション:/xenapp
を使用してCitrix Virtual Appsをインストールします。このオプションを指定しない場合、Citrix Virtual Desktopsがインストールされます。
手順3:VDAを選択する
Virtual Delivery Agentエントリを選択します。インストーラーはシングルセッションOSとマルチセッションOSのどちらで実行されているかを認識しているので、適切な種類のVDAのみが提示されます。
たとえば、Windows 2019マシンでインストーラーを実行すると、マルチセッションOS対応VDAのオプションが利用可能になります。シングルセッションOS対応VDAのオプションは提示されません。
このバージョンのCitrix Virtual Apps and DesktopsでサポートされていないOSでWindows VDAをインストール(またはアップグレード)しようとすると、メッセージが表示され、選択肢についての説明が示されます。
手順4:VDAの使用方法を指定する
[環境] ページで、他のマシンをプロビジョニングするためにこのマシンをイメージとして使用するかどうかなど、VDAの使用方法を選択します。
選択したオプションにより、どのCitrix Provisioningツール(存在する場合)が自動でインストールされるか、およびVDAインストーラーの [追加コンポーネント] ページのデフォルト値が決定されます。
VDAをインストールすると、複数のMSI(プロビジョニング用など)が自動的にインストールされます。これらがインストールされないようにするには、コマンドラインで/exclude
オプションを付けてインストールを行ってください。
次のいずれかのオプションを選択します:
-
マスターMCSイメージを作成する: 仮想マシンのプロビジョニングにMachine Creation Servicesを使用する場合は、このオプションを選択して仮想マシンイメージにVDAをインストールします。このオプションは、Machine Identity Serviceをインストールします。これはデフォルトのオプションです。
コマンドラインオプション:
/mastermcsimage
または/masterimage
重要:
インストールメディアまたはISOイメージはローカルにマウントする必要があります。ソフトウェアをインストールする目的で、ネットワークドライブからISOイメージをマウントすることはサポートされていません。
-
Citrix Provisioningまたはサードパーティのプロビジョニングツールを使用してマスターイメージを作成する: 仮想マシンのプロビジョニングにCitrix Provisioningまたはサードパーティのプロビジョニングツール(Microsoft System Center Configuration Managerなど)を使用する場合は、このオプションを選択して仮想マシンイメージにVDAをインストールします。
コマンドラインオプション:
/masterpvsimage
-
(マルチセッションOSマシンでのみ表示)サーバーへの仲介接続を有効にする: 別のマシンのプロビジョニングにイメージとして使用しない物理マシンまたは仮想マシンにVDAをインストールするには、このオプションを選択します。
コマンドラインオプション:
/remotepc
-
(シングルセッションOSマシンでのみ表示)リモートPCアクセスを有効にする: リモートPCアクセスで使用する物理マシンにVDAをインストールするには、このオプションを選択します。
コマンドラインオプション:
/remotepc
[次へ] をクリックします。
次の場合、このページは表示されません:
- VDAのアップグレード時
-
VDAWorkstationCoreSetup_2308.exe
、VDAServerSetup_2308.exe
、またはVDAWorkstationSetup_2308.exe
インストーラーを使用する場合
手順5:インストールするコンポーネントおよびインストール場所を選択する
[コアコンポーネント] ページで次の作業を行います:
-
場所: デフォルトでは、
C:\Program Files\Citrix
に各コンポーネントがインストールされます。ほとんどの展開ではデフォルトで十分です。別の場所を指定する場合は、Network Serviceアカウントでのexecute
権限が必要です。 -
コンポーネント: デフォルトでは、Windows向けCitrix WorkspaceアプリはVDAとともにインストールされません。
VDAWorkstationCoreSetup.exe
インストーラーを使用する場合、Windows向けCitrix Workspaceアプリはインストールされないため、このチェックボックスは表示されません。
[次へ] をクリックします。
コマンドラインオプション:/installdir
。VDAおよびWindows向けCitrix Workspaceアプリをインストールする場合は/components vda,plugin
注:
次のシナリオでは、VDAのインストール、アップグレード、またはアンインストール中にCitrix Workspaceアプリをインストール、アップグレード、またはアンインストールすることを選択できます:
- VDAのインストール中に、Citrix Workspaceアプリをインストールすることを選択できます。デフォルトでは、Citrix WorkspaceアプリはVDAのインストール中にインストールされません。
- VDAのアップグレード中に、Citrix WorkspaceアプリがVDAにまだインストールされていない場合は、Citrix Workspaceアプリをインストールすることを選択できます。
- VDAのアップグレード中に、Citrix Workspaceアプリのバージョンをアップグレードできる場合は、Citrix Workspaceアプリをアップグレードするオプションが表示されます。
- VDAのアンインストール中に、Citrix Workspaceアプリをアンインストールしないことを選択できます。デフォルトでは、Citrix WorkspaceアプリはVDAのアンインストール中にアンインストールされます。
手順6:追加コンポーネントのインストール
[追加コンポーネント] ページには、VDAとともにほかの機能やテクノロジをインストールするかどうかを指定するチェックボックスがあります。コマンドラインインストールでは、/exclude
オプションまたは/includeadditional
オプションを指定して、使用可能なコンポーネントを1つまたは複数明示的に除外またはインストールすることができます。
次の表に、このページの項目のデフォルト設定を示します。デフォルトの設定は、[環境] ページで選択したオプションによって異なります。
[追加コンポーネント]ページ | [環境]ページ:[マスターMCSイメージを作成する]または[Citrix Provisioningまたはサードパーティの…]を選択 | [環境]ページ:[サーバーへの仲介接続を有効にする](マルチセッションOS対応)または[リモートPCアクセスを有効にする](シングルセッションOS対応)を選択 |
---|---|---|
Citrix Personalization for App-V - VDA | 未選択 | 未選択 |
ユーザー個人設定レイヤー | 未選択 | このユースケースでは無効なため表示されません。 |
Citrix Profile Management | 選択済み | 未選択 |
Citrix Profile Management WMIプラグイン | 選択済み | 未選択 |
Citrix VDA Upgrade Agent | 未選択 | 未選択 |
Citrix Backup and Restore | 未選択 | 未選択 |
Citrix MCS IODriver | 未選択 | 未選択 |
Citrix Rendezvous V2 | 未選択 | 未選択 |
次の場合、このページは表示されません:
-
VDAWorkstationCoreSetup.exe
インストーラーを使用している。また、追加コンポーネント用のコマンドラインオプションはこのインストーラーでは無効です。 - VDAをアップグレードしており、追加コンポーネントが既にすべてインストールされている。追加コンポーネントのいくつかが既にインストールされている場合、このページにはインストールされていないものだけが表示されます。
次のチェックボックスをオンまたはオフにします(コンポーネントは、インストーラーにおいて異なる順序で表示されることがあります)。
-
Citrix Personalization for App-V: Microsoft App-Vパッケージのアプリケーションを使用する場合、このコンポーネントをインストールします。詳しくは、「App-Vアプリケーションの展開および配信」を参照してください。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix Personalization for App-V – VDA"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix Personalization for App-V – VDA"
。 -
Citrixユーザー個人設定レイヤー: ユーザー個人設定レイヤーのMSIをインストールします。詳しくは、「ユーザー個人設定レイヤー」を参照してください。
このコンポーネントは、シングルセッションWindows 10マシンにVDAをインストールするときにのみ表示されます。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "User Personalization Layer"
、インストールしない場合は/exclude "User Personalization Layer"
。 -
Citrix Profile Management: このコンポーネントは、ユーザープロファイル内のユーザーの個人設定を管理します。詳しくは、「Profile Management」を参照してください。
インストールからCitrix Profile Managementを除くと、Citrix Directorを使ったVDAの監視やトラブルシューティングに影響があります。[ユーザーの詳細] ページの [個人設定] パネル、および [エンドポイント] ページの [ログオン処理時間] パネルに不具合が発生します。[ダッシュボード] ページと [傾向] ページでは、Profile Managementがインストールされているマシンについてのデータしか [平均ログオン処理時間] パネルに表示されません。
サードパーティのユーザープロファイル管理ソリューションを使用している場合でも、Citrix Profile Management Serviceをインストールして実行することをCitrixではお勧めします。Citrix Profile Management Serviceの有効化は、必須ではありません。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix Profile Management"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix Profile Management"
。 -
Citrix Profile Management WMIプラグイン: このプラグインは、プロファイルプロバイダー、プロファイルの種類、サイズ、ディスク使用率などのProfile Managementランタイム情報を、WMI(Windows Management Instrumentation)オブジェクトに格納して提供します。WMIオブジェクトは、Directorにセッション情報を提供します。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix Profile Management WMI Plug-in"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix Profile Management WMI Plug-in"
。 -
VDA Upgrade Agent: Citrix DaaS(旧称Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス)展開でのみ利用可能。VDAがVDAのアップグレード機能に参加できるようにします。この機能を使用すると、管理コンソールから、直ちに、またはスケジュールされた時間に、カタログのVDAをアップグレードできます。このエージェントがインストールされていない場合は、マシン上でVDAインストーラーを実行することでVDAをアップグレードできます。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix VDA Upgrade Agent"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix VDA Upgrade Agent"
。 -
ストレージ最適化用MCSIO書き込みキャッシュ:Citrix MCS I/Oドライバーをインストールします。詳しくは、「ハイパーバイザー間で共有されるストレージ」および「一時データ用キャッシュの構成」を参照してください。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix MCS IODriver"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix MCS IODriver"
。 -
プロキシ構成: 環境内のGatewayサービス、VDAアップグレードサービスなどでRendezvousプロトコルを使用する場合はこのコンポーネントをインストールし、ネットワークに送信接続用の非透過プロキシがある場合は、ここでプロキシを指定します。HTTPプロキシのみがサポートされています。
このコンポーネントをインストールする場合は、[Rendezvousプロキシの構成] ページでプロキシのアドレス、またはPACファイルパスを指定します。機能について詳しくは、「Rendezvousプロトコル」を参照してください。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix Rendezvous V2"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix Rendezvous V2"
。 -
Citrix Backup and Restore: VDA のインストールまたはアップグレードが失敗した場合、このコンポーネントはマシンをインストールまたはアップグレードする前に実行されたバックアップに戻すことができます。
「インストールの準備」で説明されている、Microsoftの前提条件が満たされていることを確認してください。
コマンドラインオプション:インストールする場合は
/includeadditional "Citrix Backup and Restore"
、インストールしない場合は/exclude "Citrix Backup and Restore"
。注:
MCSストレージの最適化が有効になっている場合、Windowsサーバーまたはデスクトップオペレーティングシステムのバックアップまたは復元が失敗する可能性があります。これを解決するには、メタインストーラーでMCSストレージ最適化オプションを無効にします。
手順7:Delivery Controllerアドレス
[Delivery Controller] ページで、インストール済みのControllerのアドレスを入力する方法を選択しますCitrixでは、VDAのインストール時にアドレスを指定することをお勧めします([手動で指定する])。VDAは、この情報がないとControllerに登録できません。VDAが登録されない場合、ユーザーはそのVDA上のアプリケーションやデスクトップにアクセスできません。
- 手動で指定する:(デフォルト):インストールされているControllerのFQDNを入力し、[追加] をクリックします。追加のControllerをインストールした場合は、アドレスも追加します。
- 後で実行(上級): このオプションを選択すると、ウィザードは続行する前に、選択を確認するよう求めてきます。後でアドレスを指定する場合は、インストーラーを再実行するか、Citrixグループポリシーを使用することができます。ウィザードは、[概要] ページでも確認を求めます。
- Active Directoryから場所を選択する: マシンがドメインに参加していて、ユーザーがドメインユーザーである場合にのみ有効です。
- WebSocketトークンの使用(Technical Preview) WebSocket VDAを作成します。WebSocketTokenは、必要なトークン用です。
- Machine Creation Servicesで自動的に指定する: MCSを使用してマシンをプロビジョニングする場合のみ有効です。
[次へ] をクリックします。[後で実行(上級)] を選択した場合、後でコントローラーのアドレスを指定することを確認するメッセージが表示されます。
そのほかの考慮事項:
- アドレスに使用できるのは、英数字のみです。
- VDAのインストールおよびグループポリシーでアドレスを指定すると、インストール中に行われた設定がポリシーの設定によって上書きされます。
- VDA登録を行うには、Controllerを使用した通信に使用されるファイアウォールポートが開いている必要があります。デフォルトでは、ウィザードの [ファイアウォール] ページでこのポートの開放が有効化されています。
- (VDAのインストール時またはその後に)Controllerのロケーションを指定すると、Controllerが追加または削除された場合に、自動更新機能を使用してVDAを更新できます。VDAによるControllerの検出方法、およびVDAをControllerとともに登録する方法について詳しくは、「VDA登録」を参照してください。
コマンドラインオプション:/controllers
手順8:プロキシ構成
[プロキシの構成] ページは、[追加コンポーネント] ページの [プロキシの構成] チェックボックスをオンにした場合にのみ表示されます。
- プロキシアドレスまたはPACファイルパスのどちらでプロキシソースを指定するかを選択します。
-
プロキシアドレスまたはPACファイルパスを指定します。
- プロキシアドレスの形式:
http://<url-or-ip>:<port>
- PACファイルの形式:
http://<url-or-ip>:<port>/<path>/<filename>.pac
- プロキシアドレスの形式:
接続テストを成功させるには、プロキシポートのファイアウォールが開いている必要があります。プロキシに接続できない場合は、VDAのインストールを続行するかどうかを選択できます。
コマンドラインオプション:/proxyconfig
手順9:機能を有効または無効にする
[機能] ページで、チェックボックスを使用して、使用する機能を有効または無効にします。
-
Windowsリモートアシスタンスの使用: この機能を有効にすると、Directorのユーザーシャドウ機能で、Windowsリモートアシスタンスが使用されます。Windowsリモートアシスタンスによってファイアウォールで動的ポートが解放されます。(デフォルト = 無効)
コマンドラインオプション:
/enable_remote_assistance
-
オーディオにリアルタイムオーディオ転送を使用: ネットワークでVoice over IPが広く使われている場合、この機能を有効化します。この機能を使用すると、遅延が短縮され、損失の多いネットワーク経由の音声復元性が改善されます。オーディオデータをUDPトランスポート経由のRTPを使用して伝送することが可能になります。(デフォルト = 無効)
コマンドラインオプション:
/enable_real_time_transport
-
画面共有の使用: 有効にすると、画面共有で使用されるポートがWindowsファイアウォールで開きます。(デフォルト = 無効)
コマンドラインオプション:
/enable_ss_ports
-
このVDAはクラウドの仮想マシンにインストールされていますか: この設定は、Citrixが、オンプレミスおよびサービス(Citrix Cloud)のVDA展開でテレメトリのために適切なリソースの場所を特定するのに役立ちます。この機能が、お客様のサービスのご利用に影響を与えることはありません。利用環境でCitrix DaaSを使用する場合は、この設定を有効にします(デフォルト = 無効)。
コマンドラインオプション:
/xendesktopcloud
-
安全なデフォルト設定: このオプションは、より安全な初期構成を実現するために、さまざまな機能のデフォルト設定を有効から無効に変更します。関連する機能は、クライアントドライブのリダイレクト、ユーザーフォルダーのリダイレクト、ドラッグアンドドロップ、TWAINデバイスのリダイレクト、クライアントUSBプラグアンドプレイデバイスリダイレクト、クライアントプリンターのリダイレクト、クライアントクリップボードリダイレクト、およびクライアントマイクのリダイレクトです。
コマンドラインオプション:/ENABLE_SECURE_DEFAULTS
[次へ] をクリックします。
手順10:ファイアウォールポート
Windowsファイアウォールサービスが実行されている場合、ファイアウォールが無効になっていても、[ファイアウォール] ページに示されているポートがデフォルトで開放されます。ほとんどの展開ではデフォルト設定で十分です。ポートについて詳しくは、「ネットワークポート」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
コマンドラインオプション:/enable_hdx_ports
手順11:インストール前に前提条件を確認する
[概要] ページに、インストールされるものが表示されます。[戻る] ボタンをクリックして前のウィザードページに戻り、選択を変更できます。
準備ができたら、[インストール] をクリックします。
前提条件がまだインストールまたは有効化されていない場合、マシンが1回以上再起動する場合があります。「インストールの準備」を参照してください。
手順12:診断
[診断] ページで、Citrix Call Homeに参加するかどうかを選択します。参加することを選択する場合(デフォルト)、[接続] をクリックします。求められたら、Citrixアカウント資格情報を入力します。
資格情報が確認されたら(または参加しないことを選択した場合)、[次へ] をクリックします。
全製品インストーラーを使用する場合、[診断情報を収集する] を選択せずに [診断] ページで [接続] をクリックすると、[Citrix Insight Servicesに接続します] ダイアログを閉じたあとに [次へ] ボタンが無効になります。次のページに移動できません。[次へ] ボタンを再度有効にするには、[診断情報を収集する] を選択してすぐに選択解除します。
詳しくは、「Call Home」を参照してください。
手順13:このインストールを完了する
[完了] ページに、すべての前提条件と正常にインストールおよび初期化されたコンポーネントが緑色のチェックマークで示されます。
[完了]をクリックします。デフォルトでは、マシンは自動的に再起動します自動再起動を無効にすることもできますが、マシンを再起動するまでVDAは使用できません。
次の手順
必要に応じて上の手順を繰り返し、他のマシンまたはイメージ上にVDAをインストールします。
すべてのVDAをインストールしたら、Studioを起動します。サイトをまだ作成していない場合は、そのタスクのガイドがStudioにより自動的に表示されます。それが済んだら、ガイドに従ってマシンカタログ、デリバリーグループを作成します。次を参照してください:
Citrix Optimizer
Citrix Optimizerは、さまざまなコンポーネントを削除して最適化することで、Citrixの管理者がVDAを最適化できるよう支援するWindows OS用のツールです。
VDAをインストールして最後の再起動を完了したら、Citrix Optimizerをダウンロードしてインストールします。CTX224676を参照してください。CTXの記事には、ダウンロードパッケージに加えて、Citrix Optimizerのインストールと使用に関する手順が含まれています。
VDAのカスタマイズ
VDAをカスタマイズする場合:
- プログラムの削除と変更を行うWindowsのコントロールパネルで、[Citrix Virtual Delivery Agent] または [Citrix Remote PC Access/VDI Core Services VDA] を選択します。次に右クリックして [変更] を選択します。
-
[Virtual Delivery Agent設定のカスタマイズ] を選択します。インストーラーが起動したら、次を変更できます。
- Controllerのアドレス
- Controllerへの登録に使用されるTCP/IPポート(デフォルトは80)
- Windowsファイアウォールポートを自動的に開放するかどうか
トラブルシューティング
-
Citrixがコンポーネントのインストールの結果を報告する方法については、「Citrixインストールリターンコード」を参照してください。
-
デリバリーグループのStudio表示では、[詳細] ペインの [インストール済みVDAのバージョン] エントリがマシンにインストールされているバージョンではないことがあります。マシンのWindowsの[プログラムと機能]には、VDAの実際のバージョンが表示されます。
-
インストール後、VDAはDelivery Controllerに登録されるまでユーザーにアプリやデスクトップを配信することはできません。
VDAの登録方法および登録の問題のトラブルシューティングについては、「VDA登録」を参照してください。
既知の制限事項
Windows向けCitrix Workspaceアプリバージョン1912以前を使用すると、しばらくするとセッションが切断されます。この問題は、Citrix Workspaceアプリの新しいLTSRおよびCRバージョンで修正されています。 サポートされているリリースバージョンについて詳しくは、Windows向けCitrix Workspaceアプリ/Citrix Receiver for Windows長期サービスリリースを参照してください。
この記事の概要
- 手順1:製品ソフトウェアをダウンロードしてウィザードを起動する
- 手順2:インストールする製品を選択する
- 手順3:VDAを選択する
- 手順4:VDAの使用方法を指定する
- 手順5:インストールするコンポーネントおよびインストール場所を選択する
- 手順6:追加コンポーネントのインストール
- 手順7:Delivery Controllerアドレス
- 手順8:プロキシ構成
- 手順9:機能を有効または無効にする
- 手順10:ファイアウォールポート
- 手順11:インストール前に前提条件を確認する
- 手順12:診断
- 手順13:このインストールを完了する
- 次の手順
- Citrix Optimizer
- VDAのカスタマイズ
- トラブルシューティング
- 既知の制限事項