セッションの録画の再生
Session Recording Playerでセッションの録画を開いた後は、次の方法で録画されたセッション内を移動できます。
- プレーヤーウィンドウのボタンを使用して、再生、停止、一時停止、および再生速度の変更を行います。
- シークスライダーを使用して、前後に移動します。
マーカーが録画に挿入されている場合、およびセッションの録画にカスタムイベントが含まれている場合は、マーカーおよびイベントのポイントに移動することによって、録画されたセッション内を移動することもできます。
注:
- セッションの録画の再生時に、マウスポインターが2つ表示される場合があります。この問題は、ユーザーがInternet Explorerを使用中に、Internet Explorerにより自動的に縮小表示されたイメージをユーザーがクリックすると発生します。セッション中は1つのマウスポインターしか表示されませんが、セッションの録画の再生時にのみ2つ目のマウスポインターが表示されます。
- このバージョンのSession Recordingは、XenAppのSpeedScreenマルチメディアアクセラレーション機能や[Flash品質の調整]ポリシー設定をサポートしません。この機能が有効の場合、再生画面が黒く表示されます。
- HDX RealTime Optimization Packを使用している場合、Session RecordingでLync Webカメラの映像を録画することはできません。
- 4096 x 4096以上の解像度でセッションを録画すると、録画が断片化する場合があります。
- XenDesktopサイトポリシーによって従来のグラフィックモードが有効になっており、Citrix Receiver for Windowsポリシーによってディスクベースのキャッシングが有効になっている場合、Windows 7デスクトップセッションを正しく録画できません。録画したものを再生すると、真っ黒の画面が表示されます。
この問題を回避するには、Citrix Receiver for Windowsをインストールしたマシンで、グループポリシーオブジェクトを使用してディスクベースのキャッシングを無効化します。ディスクベースのキャッシングの無効化について詳しくは、CTX123169を参照してください 。 - Session Recordingでは、Framehawkの表示モードはサポートされません。このため、Framehawkの表示モードのセッションを正しく録画および再生することはできません。Framehawkの表示モードで録画されたセッションには、セッションアクティビティが含まれない可能性があります。
プレーヤーウィンドウのボタンの使用
Playerウィンドウのボタンを使用するか、Session Recording Playerメニューバーの [再生] の下のメニューアイテムを選択して、セッションの録画を操作します。プレーヤーウィンドウのボタンまたはメニューアイテムを使用して次の操作を実行します。
Playerウィンドウのボタン | 機能 |
---|---|
選択したセッションファイルを再生します。 | |
再生を一時停止します。 | |
再生を停止します。[停止] をクリックし、[再生] をクリックすると、ファイルの冒頭から録画が再開されます。 | |
現在の再生速度の半分に速度を変更します。最低で標準の4分の1にまで速度を下げます。 | |
現在の再生速度の2倍に速度を変更します。最高で標準の32倍にまで速度を上げます。 |
シークスライダーの使い方
Playerウィンドウの下部にあるシークスライダーを使用して、セッションの録画内の別の位置にジャンプします。シークスライダーを録画内の表示したいポイントまでドラッグすることも、スライダーバーの任意のポイントをクリックして移動することもできます。
また、次のキーボードキーを使用してシークスライダーを制御できます:
キー | シーク操作 |
---|---|
ホーム | 冒頭へシークします。 |
End | 末尾へシークします。 |
→ | 5秒先へシークします。 |
← | 5秒前へシークします。 |
マウスホイールを1目盛り手前に動かす | 15秒先へシークします。 |
マウスホイールを1目盛り奥に動かす | 15秒前へシークします。 |
Ctrl+→ | 30秒先へシークします。 |
Ctrl+← | 30秒前へシークします。 |
PgDn | 1分先へシークします。 |
PgUp | 1分前へシークします。 |
Ctrlキーを押しながらマウスホイールを1目盛り手前に動かす | 90秒先へシークします。 |
Ctrlキーを押しながらマウスホイールを1目盛り奥に動かす | 90秒前へシークします。 |
Ctrl+PageDown | 6分先へシークします。 |
Ctrl+PageUp | 6分前へシークします。 |
シークスライダーの速度を調整するには、Session Recording Playerのメニューバーで、[ツール]>[オプション]>[Player] の順に選択し、スライダーをドラッグしてシークの応答速度を変更します。応答速度を上げると、より多くのメモリが消費されます。録画のサイズやマシンのハードウェアによって、応答速度が低下する場合があります。
再生速度の変更
Session Recording Playerを設定して、標準の4分の1倍速から32倍速までの速度で、セッションの録画を再生できます。速度は指数的に増加します。
- Session Recording Playerがインストールされているワークステーションにログオンします。
- [スタート] メニューの [Session Recording Player] を選択します。
- Session Recording Playerのメニューバーで、[再生]>[再生速度] の順に選択します。
- 速度を選択します。
すぐに速度が調節されます。速度を示す数字がプレーヤーウィンドウのボタンの下に表示されます。この速度を示す緑色のテキストは、プレーヤーウィンドウにも短時間表示されます。
録画されたセッションのアイドル期間のハイライト表示
録画されたセッションのアイドル期間とは、何も操作が行われていない部分です。Session Recording Playerでは、録画したセッションのアイドル期間を再生時にハイライトできます。このオプションは、デフォルトで [オン] になっています。
Session Recording Playerでライブセッションを再生すると、アイドル期間がハイライトされない点に注意してください。
- Session Recording Playerがインストールされているワークステーションにログオンします。
- [スタート] メニューの [Session Recording Player] を選択します。
- Session Recording Playerのメニューバーで、[表示]>[アイドル期間]と選択し、オプションボックスをオンまたはオフにします。
操作のない空白期間の省略
高速レビューモードを使用すると、録画されたセッション内で操作のない部分の再生を省略することができます。この設定により再生時間を短くできます。ただし、アニメーションを用いたマウスポインター、点滅するカーソル、秒針付きの時計など、動画による連続処理の再生は省略できません。
- Session Recording Playerがインストールされているワークステーションにログオンします。
- [スタート] メニューの [Session Recording Player] を選択します。
- Session Recording Playerのメニューバーで、[再生]>[高速レビューモード] の順に選択します。
オプションがオンまたはオフに切り替わります。このオプションを選択するたびに、その状態がPlayerウィンドウに短時間表示されます。