Licensing

ライセンスサーバーのトラブルシューティング

クラスター化されたライセンスサーバーのトラブルシューティング

重要

ライセンスサービスのいずれかが起動に失敗すると、クラスターはライセンスサーバーがオフライン状態であることを検出して、サービスの再起動をデフォルトで3回試行します。これらの試行が失敗すると、次のノードへのフェールオーバーが開始されます。クラスターは、2次ノードでサービスを開始しようとします。2次ノードでも再起動に失敗した場合、このプロセスが無限ループに陥ることがあります。この問題が発生すると、Citrix製品が動作するコンピューターは猶予期間に入ります。猶予期間中、クライアントユーザーからの接続は影響を受けません。

クラスター化されたライセンスサーバーのトラブルシューティングには、次のことを行います:

  • リソースをほかのノードに移動しても、同様の問題が発生するかどうかを確認します。
  • インストールに失敗した場合、クラスター環境でのインストール時にユーザーアカウント制御(UAC)を有効にしないようにします。
  • Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2の場合:
  1. [フェールオーバークラスターの管理] ウィンドウの左ペインでクラスターを選択します。中央ペインにクラスターの概要情報が表示されます。
  2. [クラスターコアリソース] を選択してセクションを展開します。
  3. クラスターリソースがすべてオンラインであることを確認します(緑色の矢印が表示されます)。

評価版ライセンスの警告メッセージ

ライセンスサーバー上の評価版ライセンスファイルを新しいライセンスファイルに置き換えても、ユーザーがCitrix製品にログオンするときに、ライセンスの有効期間が切れたことを示す次のエラーメッセージが表示されることがあります。「次のCitrix製品では評価版ライセンスが使用されています。このライセンスは、あと…日で試用期限が切れます。」

この問題を解決するには、次の手順を実行します:

  1. 古い評価版のライセンスファイルをライセンスサーバーから削除します詳しくは、「ライセンスファイルの削除」を参照してください。
  2. ライセンスサーバーのCitrix Licensingサービスを再起動します。
  3. ライセンスの検証が必要なCitrix製品が動作するサーバーで架空のライセンスサーバーを参照する設定に変更し、それから実際のライセンスサーバーを参照する設定に戻します。これらの設定の変更について詳しくは、各製品のドキュメントを参照してください。
  4. 問題が解決しない場合は、製品サーバー(Delivery Controllerなど)を再起動します。
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