ライセンスサーバーの開始、インストール、構成
重要:
Citrixライセンスサーバーでのサードパーティのベンダーデーモン、またはサードパーティのライセンスサーバーでのCitrixベンダーデーモンの実行はサポートされていません。
ライセンスサーバーは最新バージョンのものを実行することを推奨します。Citrixライセンスサーバーの各コンポーネントに対するHotfixは提供されません。また、新しい製品と古いバージョンのライセンスサーバーを一緒にすることはサポートされていません。通常、最新のライセンスサーバーには、以前のバージョンで確認された問題に対する修正が含まれています。新しいバージョンのCitrix製品へのアップグレードまたは新規インストールを行う場合は、ライセンスサーバーもアップグレードしてください。新しいライセンスサーバーでは後方互換性が維持されているため、以前のバージョンの製品やラインセンスファイルをサポートします。新しい製品の中には、最新のライセンスサーバーを使用しないと正しく動作しないものがあります。最新バージョンはCitrixのダウンロードサイトからダウンロードできます。
このリリースで追加された機能については、「新機能」を参照してください。
UNCパス(\\server\share)からのライセンスサーバーのインストールはサポートされていません。ライセンスサーバーは、ローカルコピーからインストールしてください。
この記事には、ライセンスサーバーの使用を開始するのために役立つ以下の情報が含まれています:
- 製品のライセンスを取得する手順
- 確実に最新のライセンスサーバーを使用する方法
- セキュリティに関する注意事項
- ファイアウォールについての考慮事項
- Windows用ライセンスコンポーネントのインストール
- コマンドラインを使用したライセンス管理サービスの無効化または有効化
- Citrix Licensing ManagerおよびWeb Services for Licensingにより使用される証明書の手動インストール
- Citrix Licensing Manager、Customer Experience Improvement Program(CEIP)、およびCall Homeで使用するプロキシサーバーの構成
製品にライセンスを適用するには、次の手順に従います:
-
最新のライセンスサーバーを入手する。
-
必要なシステム環境を確認する。
-
ライセンスサーバーをインストールする。
-
My Accountからライセンスファイルを取得するか、ライセンスコードがある場合はCitrix Licensing Managerを使用します。
-
Citrix製品をインストールする。Citrix製品がインストール済みの場合は、その製品を再起動すると新しいライセンスが適用されます。
-
製品のインストール中に構成しなかった場合は、製品側でライセンスサーバーの接続設定を行います。この構成には、製品エディションの選択も含まれます。詳しくは、製品ドキュメントを参照してください。
製品側で行うエディションの設定は、購入したライセンスと同じものである必要があります。たとえば、Premium Editionのライセンスを購入した場合は、製品側でも(Advanced Editionではなく)Premium Editionを指定する必要があります。
重要:
ライセンスサーバーはドメインメンバーシップを必要としません。ライセンスサーバーをワークグループにインストールして、Citrix製品のすべてのライセンス機能を引き続き実行できます。Active Directoryのユーザーまたはグループでライセンス管理コンソールまたはCitrix Licensing Managerユーザーを管理するには、ユーザーがドメインの一部である必要があります。これ以外の場合は、ローカルのWindowsユーザーを使用します。
ライセンスサーバーのコンポーネントおよびプロセスについての概要は、「製品の技術概要」と「ライセンスサーバーの要素」を参照してください。
最新のライセンスサーバーの使用
新しいCitrix製品をインストールしたり、既存の製品をアップグレードしたりした場合は、ライセンスサーバーが最新のものであることを常に確認してください。新しいライセンスサーバーには後方互換性があるため、以前のバージョンの製品やライセンスファイルをサポートします。新しい製品の中には、最新のライセンスサーバーを使用しないと正しく動作しないものがあります。ライセンスサーバーの新しいバージョンは、製品メディアからインストールしたりアップグレードしたりできます。
ライセンスサーバーのバージョンを確認するには:
ライセンスサーバーのバージョンが適正かどうかわからない場合は、ダウンロードサイトにあるバージョン番号を参照して調べることができます。
ライセンスサーバーでCitrix Licensing Managerを使用する場合:
- Citrix Licensing Managerを開始します。
- ページの上部にあるバーのリリースバージョンを参照します。
ライセンスサーバーでライセンス管理コンソールを使用する場合:
-
Windows: ライセンス管理コンソールを開くには、プログラムメニューで [Citrix]>[ライセンス管理コンソール] の順に選択します。
リモートシステムの場合: Webブラウザーを開いて、
https://License Server Name:secureWebPort
に移動します。 -
[管理] をクリックし、[システム情報] タブを選択します。情報の一覧でリリースバージョンを確認します。
セキュリティに関する注意事項
新しいCitrix製品をインストールしたりアップグレードしたりするときは、ライセンスサーバーを最新のバージョンにアップグレードすることをお勧めします。新しいライセンスサーバーでは後方互換性が維持されているため、以前のバージョンの製品やラインセンスファイルをサポートします。新しくリリースされるライセンスサーバーには、より強固なセキュリティ機能が取り入れられていることがあります。
環境を構成したりランセンス管理コンソールを使用したりする場合、以下の推奨事項について検討してください。
- 信頼されるネットワーク上の認証された管理者だけがライセンス管理コンソールのポートにアクセスできるようにライセンスサーバー環境を構成します。これを行うには、ネットワークを適切に構成して、ホストベースのファイアウォールを使用します。
- ライセンス管理コンソールを使用するときは、信頼されないWebサイトを表示したり、信頼されないURLをクリックしたりしないようにします。
ファイアウォールについての考慮事項
ライセンスをインストールする前に、ライセンスサーバーと製品サーバーの間にファイアウォールを設定する必要があるかどうかを決定します。ライセンスサーバーを設置する場所は、ファイアウォールの設定を考慮して決定します。
ファイアウォールが構成された環境では、管理者が適切な規則を作成する必要があります。
製品とライセンスサーバーの間にファイアウォールが設置されている場合は、ポート番号を設定する必要があります。この構成には、次の作業が伴います:
- 変更すべきポートを特定する。ポート番号は、ライセンスサーバーのインストール時、およびインストール後に変更できます。
- ファイアウォールのポートを開放する。トラフィックが遮断されないように、適切なポートをファイアウォールで開放します。最新リリースでは、組み込みのファイアウォールを自動的に設定します。
- 製品側の設定を変更する。Citrix製品で、ライセンス管理コンソールで構成されているものと同じポート番号を使用するよう構成します。製品側で参照されているポート番号を変更しないと、ライセンスサーバーと通信できなくなります。製品側の設定は、インストール中またはインストール後に変更できます。これらの設定について詳しくは、各製品のドキュメントを参照してください。
インストールの考慮事項
インストールパスに英語以外の文字が含まれる場合、インストールに失敗する可能性があります。デフォルトのインストールパスを受け入れるか、ASCII文字のみを使用してください。
ライセンスコンポーネントのインストール
ライセンスコンポーネントは、専用サーバーにインストールしたり、ほかのアプリケーションが動作する兼用サーバーにインストールしたりできます。また、Webサーバーやアプリケーションサーバーも使用できます。ただし、この記事後半に記載された場所では少ないリソースを消費します。サーバー数が50台未満またはライセンス数が10,000未満である場合は、ほかの製品と同じコンピューター上にライセンスサーバーをインストールすることもできます。ライセンスサーバーをほかのコンピューター上に移動すべきかどうかは、lmadmin.exeとCITRIX.exeのCPUおよびメモリの負荷を監視して決定します。
重要:
Active Directory展開以外で、将来のすべてのインストールにCitrixLicensing.exeファイルを使用します。この場合、.msiを使用します。
.exeファイルおよび.msiファイルの両方がインストールに存在することを確認します。
グラフィカルインターフェイスを使ったライセンスサーバーと管理コンソールのインストール
-
citrix.comからライセンスサーバーをダウンロードして、ライセンスサーバーのインストーラー(CitrixLicensing.exe)を管理者権限で実行します。
-
インストールウィザードでは、デフォルトのインストール先を使用します。
ライセンスコンポーネントは32ビットコンピューターでは
C:\Program Files\Citrix\Licensing
に、64ビットコンピューターではC:\Program Files (x86)\Citrix\Licensing
にインストールされます。 -
[構成] ページで、ライセンスコンポーネントで使用されるデフォルトポート番号を変更します(必要な場合)。Windowsファイアウォールの例外をインストーラーで自動構成するかどうか選択します。ポート番号は、インストール後に変更することもできます。ライセンスサーバーを構成せずにインストールを完了した場合は、CitrixLicensing.exeを再度実行してください。または、ライセンスサーバー設定ツールを使用して適切に構成することもできます。次の場所から構成ツールを開きます:
C:\Program Files\Citrix\Licensing\LS\resource\Licensing.Configuration.Tool.exe
。- ライセンスサーバー:27000
- ベンダーデーモン:7279
- 管理コンソールWebポート:8082
- Web Services for Licensingポート:8083
-
インストール時のログオンアカウントに応じて、Citrix Licensing Managerおよびライセンス管理コンソールのデフォルトの管理者が追加されます。ドメインアカウントでインストールする場合は、そのアカウント(<domain>\<user>)がライセンス管理コンソールのデフォルトの管理者になります。ローカルのWindowsユーザーアカウントでインストールする場合は、そのアカウント(<computer>\<user>)がデフォルトの管理者になります。また、任意の管理者用の管理者アカウントBUILTIN\administratorグループがデフォルトで追加されます。ライセンス管理を特定の管理者に制限する場合は、この組み込みの管理者アカウントを削除します。Citrix Licensing Managerへのアクセスが許可された管理者は、ライセンス管理コンソールの管理も許可されます。
-
Citrix Licensing Managerまたはライセンス管理コンソールを起動してCitrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラムに参加するかどうか選択します。
Citrix Licensing Managerを選択しない場合、または製品の管理コンソールでライセンスを選択しない場合でも、ライセンスを取得できます。citrix.comに移動して、Citrix製品のライセンスファイルを取得します。この手順について詳しくは、このページ後半のライセンスファイルの入手方法を参照してください。
Windowsコマンドラインの使用方法
重要:
Citrix Service Providerプログラムには、カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)およびCall Homeが必要です。ユーザーがCitrix Service Providerの場合は、CEIPまたはCall Homeを無効にすることはできません。
ライセンスコンポーネントのインストールにCitrixLicensing.exeコマンドを使用する場合は、「<Property>=<value>」形式でプロパティを設定します。
コマンドプロンプトは、管理者権限で実行する必要があります。コマンドプロンプトを管理者権限で実行するには、[スタート] メニューの [コマンドプロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] を選択します。
たとえば、次のコマンドを実行するとライセンスが無人セットアップでインストールされます(サイレントモード)。設定するプロパティをコマンドラインに追加して実行します。
実際のコマンドは、改行せずに1行で入力する必要があります(ページ幅の都合によりここでは改行されています)。
CitrixLicensing.exe /quiet /l install.log INSTALLDIR=installdirectory WSLPORT=port_number
LSPORT=port_number VDPORT=*port_number MCPORT=port_number CEIPOPTIN=value
場所:
-
/quietでは、無人セットアップであることを指定します。
-
/lでは、ログファイルの生成場所を指定します。
-
INSTALLDIRでは、ライセンスサーバーの実行ファイルのインストール先フォルダーを指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトは
c:\program files\citrix licensing
またはc:\program files (x86)\citrix\licensing
です。 -
WSLPORTでは、Web Services for Licensingで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは8083です。
-
LSPORTでは、ライセンスサーバーで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは27000です。
-
VDPORTでは、ベンダーデーモンで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは7279です。
-
MCPORTでは、管理コンソールで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは8082です。
-
CEIPOPTINでは、Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)またはCall Homeに参加するかしないか、する場合はその方法を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトは [ANON] です。
- DIAG - Call Home
- ANON - CEIP
- NONE
CEIPとCall Homeの選択は、Citrix Licensing Managerで変更できます。
コマンドラインによるActive Directory環境へのライセンスサーバーのインストール:
ライセンスコンポーネントのインストールにmsiexecコマンドを使用する場合は、「<Property>=<value>」形式でプロパティを設定します。MSIファイルでは、クラスター環境へのインストールがサポートされません。
注:
コマンドプロンプトは、管理者権限で実行する必要があります。コマンドプロンプトを管理者権限で実行するには、[スタート] メニューの [コマンドプロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] を選択します。
次のコマンドを実行すると、ライセンスサーバーがサイレントモードでインストールされ、そのイベントがログファイルに記録されます。設定するプロパティは、スイッチの後に追加します。
実際のコマンドは、改行せずに1行で入力する必要があります(ページ幅の都合によりここでは改行されています)。
msiexec /I ctx_licensing.msi /l*v install.log /qn INSTALLDIR=installdirectory LICSERVERPORT=port_number
VENDORDAEMONPORT=port_number MNGMTCONSOLEWEBPORT=port_number WEBSERVICELICENSINGPORT=port_number CEIPOPTIN=value
場所:
-
/l*vオプションでは、セットアップ時のログファイルの保存先フォルダーおよびファイル名を指定します。これは、オプションのパラメーターです。
-
/qnオプションでは、無人セットアップであることを指定します。
-
INSTALLDIRでは、ライセンスサーバーの実行ファイルのインストール先フォルダーを指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトは
c:\program files\citrix licensing
またはc:\program files (x86)\citrix\licensing
です。 -
LICSERVERPORTでは、ライセンスサーバーで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは27000です。
-
VENDORDAEMONPORTでは、ベンダーデーモンで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは7279です。
-
MNGMTCONSOLEWEBPORTでは、管理コンソールで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは8082です。
-
WEBSERVICELICENSINGPORTでは、Citrix Licensing Managerで使用されるポート番号を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトのポートは8083です。
-
CEIPOPTINでは、Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)またはCall Homeに参加するかしないか、する場合はその方法を指定します。これは、オプションのパラメーターです。デフォルトは [ANON] です。
- DIAG - Call Home
- ANON - CEIP
- NONE
CEIPとCall Homeの選択は、Citrix Licensing Managerで変更できます。
コマンドラインを使用したライセンス管理サービスの無効化または有効化
ライセンス管理サービスは、ライセンスサーバーで自動的に動作し、ライセンスを管理およびサポートできます。ライセンス環境の管理には、ライセンス管理サービスの使用をお勧めします。この機能は、インストール後いつでも無効にできます。詳しくは、「製品の技術概要」の「Citrixライセンス管理サービス」を参照してください。
構文:
ctx_license_management_service.exe (-enable | -disable | -query)
場所:
-enableは、ライセンス管理を可能にします。ライセンスサーバーのインストールから7日後に、Citrixへの初回アップロードが行われます。
-disableは、ライセンス管理を無効にします。ライセンス環境の管理には、ライセンス管理サービスの使用をお勧めします。
-queryは、現在の構成を表示します。
ライセンス管理コンソールを使用したライセンスファイルの入手
-
Webブラウザーで、
https://ls:8082
にアクセスします。 -
[管理] をクリックし、[ベンダーデーモン構成] タブを選択します。
-
[ライセンスのインポート] をクリックします。
-
citrix.comのリンクをクリックします。
-
My Accountのページが開いたら、ユーザーIDとパスワードを入力します。
-
[Manage Licenses] を選択します。
-
割り当てるライセンスを選択します。ランディングページには、30日以内の新規ライセンスと有効期限が近いライセンスのみが表示されます。[Filter by] メニューで特定の種類のライセンスを検索したり、[Quick find: All active] を選択してすべてのライセンスを表示できます。
-
[Select an action] メニューで [Allocate licenses] を選択します。プロセスに従ってライセンスファイルを割り当ててダウンロードし、ファイルを一時ディレクトリに保存します。
-
ライセンス管理コンソールの [ライセンスファイルのインポート] ページに戻り、[参照]をクリックしてライセンスファイルを指定します。
-
上記のMyFilesフォルダーに直接コピーした場合、または既存のファイルと同じ名前のファイルがライセンスサーバーに存在する場合は、[ライセンスサーバー上のライセンスファイルを上書きする] チェックボックスをオンにします。
-
[ライセンスのインポート] をクリックします。
-
[ベンダーデーモン構成] タブを選択し、[CITRIX]行の [管理] リンクをクリックします。
-
[ライセンスファイルの再読み込み] をクリックします。これにより、インポートしたファイルがライセンスサーバーにより認識されます。
ライセンスサーバーがライセンスを認識すると、ユーザーがそのライセンスを使用できるようになります。
Citrix Licensing ManagerおよびWeb Services for Licensingにより使用される証明書の手動インストール
注
DirectorまたはStudio管理者がインストール中生成された自己署名証明書を使用しない場合、この手順を使用します。
証明書は、以下の3つの手順を行ってインストールします。
- 証明書および秘密キーを含んでいるPFXファイルを入手します。.pfxファイルを取得するには、2つの方法のうちのどちらかを使用できます。
- PFXファイルから証明書および秘密キーを抽出します。
- 証明書および秘密キーをライセンスサーバー上にインストールします。
手順1:方法1 - ドメイン証明書によるPFXファイルの入手
ドメインのサーバーにログオンしてMMCを開き、次の手順に従います:
- エクスポートしたPFXファイルを格納するためのc:\ls_certディレクトリを作成します。
- [ファイル]>[スナップインの追加と削除]>[証明書]>[コンピューターアカウント]>[ローカルコンピューター] の順に選択して、証明書スナップインを追加します。
- 左ペインの [証明書] の下の [個人] を右クリックし、[すべてのタスク]>[新しい証明書の要求] の順に選択して [次へ] をクリックします。
- 証明書の登録ポリシーウィザードで [Active Directory登録ポリシー] を選択して [次へ] をクリックします。[コンピューター] の横のチェックボックスをオンにして、右の [詳細] を選択します。
- [プロパティ] を選択して、[全般] タブにフレンドリ名と説明を入力します。
- [サブジェクト] タブの [サブジェクト名] で、[種類] メニューから [共通名] を選択します。テキストボックスにフレンドリ名を入力して、[追加] を選択してから、[適用] をクリックします。
- [拡張機能] タブでメニューから [キー使用法] を選択し、[選択されたオプション] ボックスに [デジタル署名]および[キーの暗号化] を追加します。
- [拡張キー使用法] のメニューを開き、[選択されたオプション] ボックスに [サーバー認証] および [クライアント認証] を追加します。
- [秘密キー] タブを選択し、[キーのオプション]の[キーのサイズ]が2048であることを確認します。[エクスポート可能なキー] チェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。
- [証明機関] タブを選択し、証明機関のチェックボックスがオンになっていることを確認して、[OK]>[登録]>[完了] の順にクリックします。
- [証明書] コンソールで、[個人]>[証明書] の順に選択して、構築した証明書をクリックします。[すべてのタスク]>[エクスポート]>[次へ] を選択して、[はい、秘密キーをエクスポートします] チェックボックスをオンにして、[次へ] をクリックします。
- [Personal Information Exchange – PKCS #12(.PFX)] の下の[証明のパスにある証明書を可能であればすべて含む]チェックボックスをオンにして [次へ] をクリックし、パスワードを作成して [次へ] をクリックします。
- [参照] をクリックしてC:\ls_certに移動して「server.PFX」と入力して、ウィザードの指示に従って完了します。
手順1:方法2 - 証明機関(CA)への要求によるPFXファイルの入手
以下の手順は、使用する証明機関により異なる場合があります。
- ライセンスサーバーにログオンしてMMCを開き、次の手順に従います:
- [ファイル] > [スナップインの追加と削除] > [証明書] > [コンピューターアカウント] > [ローカルコンピューター] の順に選択して、証明書スナップインを追加します。
- 左ペインの [証明書] の下の [個人] を右クリックし、[すべてのタスク] > [詳細設定操作] > [カスタム要求の作成] の順に選択して [次へ] をクリックします。
- 証明書の登録ポリシーウィザードの [カスタム要求] 配下で [登録ポリシーなしで続行する] を選択して [次へ] をクリックします。
- [カスタム要求] ページでメニューから [(テンプレートなし)CNGキー] を選択し、要求の形式として [PKCS #10] を選択して [次へ] をクリックします。
- [証明書情報] ページで [詳細] のドロップダウンメニューを開き、[プロパティ] をクリックします。
- [全般] タブにフレンドリ名と説明を入力します。
- [サブジェクト] タブの[サブジェクト名]の下で[共通名]を選択して、ボックスに値を入力します。
- [拡張機能] タブでメニューから [キー使用法] を選択し、[デジタル署名] および [キーの暗号化] を追加します。
- [拡張機能] タブでメニューから [拡張キー使用法] を選択し、[サーバー認証] および [クライアント認証] を追加します。
- [秘密キー] タブの [Cryptographic Service Provider] で [RSA, Microsoft Software Key Storage Provider](デフォルト)を選択します。[キー] のオプションボックスの一覧で[キーのサイズ]が2048になっていることを確認したら、[秘密キーをエクスポート可能にする] チェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。
- 要求を
.req
ファイル(*.req)として保存して、その.req
ファイルを証明機関(CA)に送信し、CERファイルを保存します。
- MMCの [証明書] で[個人]を右クリックして、[すべてのタスク]>[インポート] の順に選択します。インポートウィザードでCERファイルを選択します。
- エクスポートしたPFXファイルを格納するためのc:\ls_certディレクトリを作成します。
- [証明書] コンソールで、[個人] > [証明書] の順に選択して、インポートした証明書をクリックします。[すべてのタスク] > [エクスポート] > [次へ] を選択して、[はい、秘密キーをエクスポートします] をオンにして、[次へ] をクリックします。
- [Personal Information Exchange – PKCS #12(.PFX)] の下の[証明のパスにある証明書を可能であればすべて含む]チェックボックスをオンにして [次へ] をクリックし、パスワードを作成して [次へ] をクリックします。
- [参照] をクリックしてC:\ls_certに移動して 「server.PFX」 と入力して、ウィザードの指示に従って完了します。
手順2 - 証明書および秘密キーの抽出
この手順を行うには、OpenSSLなど、PFXファイルから証明書や秘密キーを抽出するためのツールが必要です。
重要:
ライセンスサーバーに付属のバージョンのOpenSSLでは、証明書や秘密キーを抽出できません。OpenSSLのダウンロードについては、www.openssl.orgを参照してください。CitrixではダウンロードしたOpenSSLをほかのワークステーション上にインストールして以下の手順を行うことをお勧めします:
-
<openssl directory>\bin
フォルダーに移動します。 -
openssl pkcs12 -in C:\ls_cert\server.pfx -out server.crt -nokeys
を実行します。注: ライセンスサーバーで使用できる証明書の形式は、CRTのみです。
- エクスポート処理で作成したパスワードを入力します。
-
openssl pkcs12 -in C:\ls_cert\server.pfx -out server.key -nocerts -nodes
を実行します - エクスポート処理で作成したパスワードを入力します。
手順3 - ライセンスサーバーへのCRTファイルとKEYファイルのインストール
Windows - Web Services for Licensing:
- 上記の手順で作成したserver.crtとserver.keyを
cd \program files (x86)\citrix\licensing\WebServicesForLicensing\Apache\conf\
にコピーします。 - Citrix Web Services for Licensingサービスを再開します。
Windows - ライセンス管理コンソール:
- 上記の手順で作成したserver.crtとserver.keyを
c:\Program Files (x86)\Citrix\Licensing\LS\conf
にコピーします。 - Citrix Licensingサービスを再起動します。
Citrix Licensing Manager、Customer Experience Improvement Program(CEIP)、およびCall Homeのプロキシサーバーの構成
Citrix Licensing Manager、CEIP、およびCall Homeでプロキシを使用できます。プロキシサーバーを構成する場合、ライセンスをダウンロードしてCall Homeデータをプロキシサーバーを介して送信する必要があります。
重要
外部向けのWeb通信が必要なCitrixライセンスコンポーネントは、Windows自動プロキシ検出を使用してネットワークプロキシ設定を継承できます。認証されたプロキシはサポートされていません。Windows自動プロキシ検出について詳しくは、「WinHTTP AutoProxy Functions」を参照してください。
プロキシサーバーを手動で構成する:
-
<Citrix Licensing>\WebServicesForLicensing
ディレクトリのSimpleLicenseServiceConfig.xml
ファイルを編集します。 -
xmlの行を次の形式でファイルに追加します:
<Proxy>proxy server name:port number</Proxy>
重要: .xmlタグは大文字と小文字を区別します。
<Configurations>
<EncoreConfiguration>
<SamplingPeriod>15</SamplingPeriod>
<RetentionTime>180</RetentionTime>
<Enabled>true</Enabled>
</EncoreConfiguration>
<Proxy>10.211.55.5:808</Proxy>
</Configurations>
<!--NeedCopy-->
この記事の概要
- 最新のライセンスサーバーの使用
- セキュリティに関する注意事項
- ファイアウォールについての考慮事項
- インストールの考慮事項
- ライセンスコンポーネントのインストール
- グラフィカルインターフェイスを使ったライセンスサーバーと管理コンソールのインストール
- Windowsコマンドラインの使用方法
- ライセンス管理コンソールを使用したライセンスファイルの入手
- Citrix Licensing ManagerおよびWeb Services for Licensingにより使用される証明書の手動インストール
- 手順1:方法1 - ドメイン証明書によるPFXファイルの入手
- 手順1:方法2 - 証明機関(CA)への要求によるPFXファイルの入手
- 手順2 - 証明書および秘密キーの抽出
- 手順3 - ライセンスサーバーへのCRTファイルとKEYファイルのインストール
- Citrix Licensing Manager、Customer Experience Improvement Program(CEIP)、およびCall Homeのプロキシサーバーの構成