システム要件
環境
RealTime Optimization Packは、次のMicrosoft Skype for Business構成をサポートします:
-
サーバー(バックエンド)
- Microsoft Skype for Business Server 2019
- Microsoft Skype for Business Server 2015
- Microsoft Skype for Business Online(Microsoft Office 365でホストされるSkype for Business Server)
- Microsoft Lync 2013サーバー - 少なくとも2015年2月のCumulative Updateの適用が必要です。CitrixおよびMicrosoftでは、最新のCumulative Updateに更新することをお勧めします。
-
クライアント(Citrix Virtual Apps and DesktopsサーバーにインストールされたSkype for Businessアプリケーション)。最新の修正プログラムおよびセキュリティの更新プログラムを活用するには、Skype for Businessクライアントの最新バージョンをインストールすることをお勧めします。
- Microsoft Skype for Business for Office 365
- Microsoft Skype for Business 2019
- Microsoft Skype for Business 2016 Click-to-Runのバージョン1611ビルド7571.2072以降(英語版のみ)。
- Microsoft Skype for Business 2016 MSIのバージョン16.0.4483.1000以降。
- Microsoft Skype for Business 2015スタンドアロンインストーラーのバージョン15.0.4875.1001以降(Microsoft Office 2016にインストール可能)。
Skype for Business 2015クライアントをネイティブUIモードで構成する方法について詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/lyncserver/configure-the-skype-for-business-client-in-lync-server-2013?redirectedfrom=MSDNを参照してください。
Optimization Packは、現在サポートされているすべてのCitrix Virtual Apps and Desktopsのバージョンと互換性があります。Citrix Virtual Apps and Desktopsのライフサイクルについては、Citrix製品マトリックスを参照してください。
Skype for Business最適化機能が搭載されたCitrix Virtual Apps and Desktopsのエディションについて詳しくは、「Citrix Virtual Apps and Desktopsの機能」を参照してください。
Optimization Packは、現在サポートされているWindows向け、Mac向け、Linux向けCitrix Workspaceアプリのすべてのバージョンと互換性があります。Citrix Workspaceアプリのライフサイクルについては、「Citrix Workspaceアプリのライフサイクルマイルストーン」を参照してください。
注:
Windows向けWorkspaceアプリ2402以降を使用している場合は、HDX RealTime Optimization Pack 2.9 CU7を使用する必要があります。
FIPS準拠のSkype for Business環境をサポートするには、HDX RealTime Optimization Pack 2.9 CU4以降を使用します。ただし、HDX RealTime Optimization PackはFIPS認定済みではないことに注意してください。
RealTime Connector
Citrix Virtual Desktops仮想デスクトップまたはCitrix Virtual AppsサーバーサイトにRealTime Connectorをインストールします。
- 以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- デスクトップ:
- Microsoft Windows 11
- Microsoft Windows 10
- サーバー:
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012
- デスクトップ:
- メモリ:1GBのRAM(フォールバックモードでの最大値)、120MBのページングファイル
- 空きディスク容量:100MB以上
- ネットワークインターフェイス:全二重イーサネットのTCP/IPローカルネットワーク接続
- ソフトウェア:
- DirectX 9(またはこれ以降のバージョン)
- Microsoft .NET 4.0 SP1
- Microsoft Skype for Business 2015クライアント - 製品アップデート15.0.4833.1001(32または64ビット)以降
- Microsoft Skype for Business 2016クライアント - 製品アップデート16.0.7341.2032(32または64ビット)以降(英語版のみ)
インストールの前提条件
- デスクトップまたは[スタート]メニューの[Microsoft Skype for Business]ショートカットを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [プロパティ]ダイアログボックスで [互換性] タブを選択します。
- [互換性]タブで [管理者としてこのプログラムを実行する] チェックボックスがオフになっていることを確認します。
RealTime Media Engine
RealTime Media Engineはクライアントデバイスにインストールします。
Optimization Packに対して検証されたHDX Premiumクライアントデバイスについては、citrixready.citrix.comを参照してください。
H.264ハードウェアアクセラレーションが使用できない場合のハードウェアガイドライン。
CPU:
結果は、プロセッサのアーキテクチャによって異なります。
- CIF(標準)ビデオの場合、1.4GHz
- VGAの場合、2GHz以上。
- 720p HD(高品位)ビデオの場合、2.8GHzデュアルコア
- SSE3命令セットのサポート
ディスク容量とメモリ:
- 50MBのディスクスペース
- 合計1GBのRAM
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
RealTime Media Engineは、以下のオペレーティングシステムを実行するデバイスにインストールできます:
- Microsoft Windowsデスクトップ:
- Microsoft Windows 11
- Microsoft Windows 10
- Microsoft Windows 10 IoT Enterprise
- Microsoft Windows 8.1
- Linux 32ビット
- Ubuntu 16.04
- Red Hat 7
- CentOS 7
- HP ThinPro 7.x以降
- Linux 64ビット
- Ubuntu 18.04、16.04
- Red Hat 7
- CentOS 7
- HP ThinPro 7.x以降
- IGEL
注:
GNU BinultilsはLinuxエンドポイントにインストールする必要があります。これは、
sudo apt-get install binutils
を実行して行います。詳しくは、GNUのドキュメントを参照してください。
- macOS 13.x、12.x、11.x
注:
macOS 11.x(Big Sur)のサポートには、RTOP 2.9 CU3以降が必要です。 macOS 12.x(Monterey)のサポートには、RTOP 2.9 CU4以降が必要です。 macOS 13.x(Ventura)には、RTOP 2.9 CU5以降が必要です。 Apple Siliconプラットフォームは、Rosetta 2を使用している場合のみ、macOS Big Sur、Monterey、およびVenturaでサポートされます。
- Unicon:RealTime Media Engineで使用するための推奨eLuxバージョンについては、Unicon社に確認してください。
重要:
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
2016年8月にリリースされたMicrosoft Windows 10 Anniversary Updateでは、Windowsカメラフレームサーバーという新しい機能が導入されました。この機能によって、Webカメラのハードウェアエンコーディングが無効化されるなどの問題が発生することがあります。
このような問題を回避するには、Windows 10でRealTime Media EngineのMicrosoftの更新プログラムKB3176938(Windows 10 CU、2016年8月31日)およびKB3194496(Windows 10 CU、2016年9月29日)をインストールします。更新プログラムのインストール後も問題が解決されない場合は、レジストリに次の変更を加えます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Media Foundation\Platform EnableFrameServerMode=dword:00000000
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows Media Foundation\Platform EnableFrameServerMode=dword:00000000
オーディオおよびビデオ通話の要件
- RealTime Media EngineではHD(High Definition:高品位)ビデオ通話がサポートされます。カメラ、ホストデバイス、帯域幅設定、リモートエンドポイントでHD仕様がサポートされる場合、RealTime Media Engineはユーザーデバイスの速度を計測してから、HDビデオをエンコードします。
- カメラ:
- ほとんどのUSB Webカメラがサポートされます。
- 最小解像度:320 x 240
- 色空間:1420またはYUY2
- フレームレート:最小で10fps、HDビデオには24fps
- Windows UVCドライバー
- オーディオの入出力は、DirectSound互換で、サンプリング周波数が16,000、32,000、または44,100の16ビットモノラルまたはステレオサウンドをサポートする必要があります。USBヘッドセットをお勧めします。
Skype for Business互換オーディオデバイスの要件:
RealTime Connectorは、Skype for Business互換のUSBヘッドセット、スピーカーフォン、およびスマートフォンをサポートします。サポートされるデバイスについて詳しくは、USB audio and video devicesを参照してください。
サードパーティ製ビデオドライバーとOptimization Pack
WebカメラのWindows USBビデオクラス(UVC)ドライバーは、長年にわたってMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに搭載されています。シンクライアント端末によっては、Microsoft Windowsオペレーティングシステムにこうしたドライバーが搭載されていないことがあります。その場合、Webカメラをインストールする時に、必要なファイルがないというメッセージが表示されることがあります。
標準的なWindowsデバイスドライバーをWebカメラで使用することをお勧めします。一部のプラットフォーム(特に64ビットのWindows)では、ベンダー提供のドライバーが原因でクラッシュやブルースクリーンイベントが発生することがあります。