構成
App Protection
免責事項
App Protectionポリシーはオペレーティングシステムの必要な機能へのアクセスをフィルタリングすることで有効になります(画面のキャプチャまたはキーボードの操作が必要な特定のAPI呼び出し)。つまり、このApp Protectionポリシーは、カスタムの目的別に構築されたハッカーツールに対しても保護を提供できます。ただし、オペレーティングシステムの進化によって、画面のキャプチャやキーのログ記録には新しい方法が出てきます。引き続きこうした方法に対応していきますが、特定の構成や展開では完全な保護を保証することはできません。
App Protectionは、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS(Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスの新名称)の使用時にセキュリティを強化する機能です。この機能により、キーロガーや画面キャプチャマルウェアによりクライアントが侵害される可能性が制限されます。App Protectionでは、画面に表示されるユーザーの資格情報や個人情報などの機密情報の流出を防ぎます。この機能を使うと、ユーザーおよび攻撃者がスクリーンショットを撮る、またはキーロガーを使用することにより機密情報を収集、悪用することを防ぐことができます。
App Protectionでは、ライセンスサーバーにアドオンライセンスをインストールする必要があります。Citrix Virtual Desktopsライセンスも必要です。ライセンスについて詳しくは、App Protectionのドキュメントの「構成」セクションを参照してください。
要件:
- Citrix Virtual Apps and Desktopsバージョン1912以降。
- StoreFrontバージョン1912。
- Citrix Workspaceアプリバージョン1912以降。
必須要件:
- ControllerでApp Protection機能を有効にする必要があります。詳しくは、「App Protection」のドキュメントを参照してください。
以下のいずれかの方法で、Citrix WorkspaceアプリにApp Protectionコンポーネントを追加できます:
- Citrix Workspaceアプリインストール中にコマンドラインインターフェイスまたはグラフィカルユーザーインターフェイスを使用する。または
- アプリの起動中(オンデマンドインストール)。
注:
- この機能は、Windows 10、Windows 8.1、およびWindows 7などのMicrosoft Windowsデスクトップオペレーティングシステムでのみサポートされます。
- この機能は、リモートデスクトッププロトコル(RDP)ではサポートされません。
オンプレミスのHDXセッション保護:
2つのポリシーがセッションでのキーロガー対策および画面キャプチャ対策機能を提供します。これらのポリシーは、PowerShellを使用して構成する必要があります。グラフィカルユーザーインターフェイスをこの目的に利用することはできません。
注:
Citrix DaaSでは、App Protection機能はサポートされません。
Citrix Virtual Apps and DesktopsでのApp Protectionの構成については、App Protectionのドキュメントを参照してください。
App Protection - Citrix Workspaceアプリの構成
注:
- 管理者から指示があった場合にのみ、Citrix WorkspaceアプリにApp Protectionコンポーネントを含めます。
- App Protectionコンポーネントによって、デバイスの画面キャプチャ機能が影響を受ける場合があります。
Citrix Workspaceアプリのインストール中に、次のいずれかの方法でApp Protectionを追加できます:
- グラフィカルユーザーインターフェイス
- コマンドラインインターフェイス
グラフィカルユーザーインターフェイス
Citrix Workspaceアプリのインストール中に、次のダイアログボックスを使用してApp Protectionコンポーネントを追加します。[App Protectionを有効にする]を選択し、[インストール]をクリックしてインストールを続行します。
注:
インストール中にアプリの保護を有効にしないと、保護されたアプリを起動するときにプロンプトが表示されます。その場合、プロンプトに従ってApp Protectionコンポーネントをインストールします。
コマンドラインインターフェイス
Citrix Workspaceアプリのインストール中にコマンドラインスイッチ/includeappprotection
を使用して、App Protectionコンポーネントを追加します。
次の表に、展開に応じて保護される画面に関する情報を示します:
App Protectionの展開 | 保護される画面 | 保護されない画面 |
---|---|---|
Citrix Workspaceアプリに含まれる | Self-service Plug-inとAuth Manager/[ユーザー認証情報]ダイアログボックス | コネクションセンター、デバイス、Citrix Workspaceアプリのエラーメッセージ、クライアントの自動再接続、アカウントの追加 |
Controllerで構成 | ICAセッション画面(アプリとデスクトップの両方) | コネクションセンター、デバイス、Citrix Workspaceアプリのエラーメッセージ、クライアントの自動再接続、アカウントの追加 |
想定される動作:
想定される動作は、保護されたリソースが含まれるStoreFrontストアにアクセスする方法によって異なります。
注:
- 保護されたセッションの起動には、ネイティブのCitrix Workspaceアプリのみを使用することをお勧めします。
-
Web向けWorkspaceでの動作:
App Protectionコンポーネントは、Web向けWorkspaceの構成ではサポートされません。App Protectionポリシーで保護されているアプリケーションは列挙されません。割り当てられるリソースについて詳しくは、システム管理者にお問い合わせください。
-
App ProtectionをサポートしないCitrix Workspaceアプリバージョンでの動作:
Citrix Workspaceアプリのバージョン1911以前では、App Protectionポリシーで保護されているアプリケーションはStoreFrontで列挙されません。
-
ControllerにApp Protection機能が構成されているアプリの動作:
ControllerにApp Protection機能が構成されている場合に、保護されているアプリケーションを起動しようとすると、App Protectionはオンデマンドでインストールされます。次のダイアログボックスが開きます:
[はい] をクリックすると、App Protectionコンポーネントがインストールされ、ユーザーは保護されたアプリを起動できるようになります。
-
リモートデスクトッププロトコル(RDP)で保護されたセッションの動作
- リモートデスクトッププロトコル(RDP)セッションを起動すると、アクティブな保護されたセッションが切断されます。
- リモートデスクトッププロトコル(RDP)セッションでは、保護されたセッションを起動できません。
App Protectionのエラーログ:
App Protectionコンポーネントのログはデバッグ出力に登録されます。これらのログを収集するには、次の手順を実行します:
- MicrosoftのWebサイトからDebugViewアプリをダウンロードしてインストールします。
-
コマンドプロンプトを起動して、次のコマンドを実行します:
Dbgview.exe /t /k /v /l C:\logs.txt
上記の例から、log.txtファイル内のログを表示することができます。
このコマンドでは以下が表示されます:
-
/t
— DebugViewアプリが、システムトレイで最小化されて開始されます。 -
/k
— カーネルキャプチャを有効にします。 -
/v
— 詳細カーネルキャプチャを有効にします。 -
/l
— 出力を特定のファイルに記録します。
App Protectionコンポーネントのアンインストール:
App Protectionコンポーネントをアンインストールするには、システムからCitrix Workspaceアプリをアンインストールする必要があります。変更を保存するには、システムを再起動します。
注:
App Protectionは、バージョン1912以降のアップグレードでのみサポートされます。
既知の問題または制限事項:
- この機能は、Windows Server 2012 R2やWindows Server 2016などのMicrosoftサーバーのオペレーティングシステムではサポートされません。
- ローカルデバイスのスクリーンショットを取得するには、Citrix Workspaceアプリ関連のウィンドウを最小化する必要があります。そうしないと、ローカルデバイスのスクリーンショットを取得できません。
- ダブルホップシナリオでは、この機能はサポートされません。
- この機能を適切に機能させるには、VDAでクライアントクリップボードリダイレクトポリシーを無効にします。
Microsoft Teamsでのエンドポイントエンコーダーのパフォーマンス見積もりツール
HdxTeams.exeプロセス(Microsoft Teamsのリダイレクトを処理するCitrix Workspaceアプリに組み込まれたWebRTCメディアエンジン)を開始すると、エンドポイントのCPUが過負荷状態になることなく維持できる最適なエンコーディングの解像度を見積もります。使用できる値は、240p、360p、720p、1080pです。
HdxTeams.exeが初期化されると、パフォーマンスの見積プロセス(webrtcapi.EndpointPerformance
とも呼ばれます)が実行されます。マクロブロックコードは、特定のエンドポイントで達成できる最適な解像度を決定します。ピア間、またはピアと会議サーバー間のコーデックネゴシエーション中に、可能な限り高い解像度が使用されます。
エンドポイントには次の4つのパフォーマンスカテゴリがあり、それぞれ使用可能な最大解像度が指定されています:
エンドポイントのパフォーマンス | 最大解像度 | レジストリキー値 |
---|---|---|
fast | 1080p | 3 |
medium | 720p | 2 |
slow | 360p | 1 |
very slow | 240p | 0 |
VP9またはH264コーデックを無効にする構成フラグがあります。 H264はCPU上で使用するCPUは比較的少ない量ですが、より多くの帯域幅を消費します。逆に、VP9はより多くのCPUリソースを消費しますが、消費する帯域幅は少なくなります。
Citrix Workspaceアプリのレジストリパス:
レジストリパスHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\HDXMediaStreamに移動し、次のキーを作成します:\
名前 | 種類 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
DisableVP9 | DWORD | 1; 0 | 1 - VP9コーデックを無効にする。0 - 有効にする |
DisableH264 | DWORD | 1;0 | 1 - H.264コーデックを無効にする。0 - 有効にする |
OverridePerformance | DWORD | 0;1;2;3 | 目的のパフォーマンスを適用する。値は0~3の範囲にする必要があります。0は非常に遅く、3は非常に高速であることを示します。 |
Microsoft Teamsの最適化について詳しくは、「Microsoft Teamsの最適化」を参照してください。
アダプティブトランスポート
アダプティブトランスポートは、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSのデータ転送メカニズムです。高速で拡張性が高く、アプリケーションの対話機能が向上し、厳しい長距離のWANとインターネット接続でのインタラクティブ性を高めます。アダプティブトランスポートでは、サーバーの高スケーラビリティと帯域幅の使用効率が維持されます。アダプティブトランスポートを使用すると、ICA仮想チャネルはネットワーク状況の変化に自動的に対応します。Enlightened Data Transport(EDT)と呼ばれるCitrixプロトコルとTCPとの間で、基になるプロトコルをインテリジェントに切り替えて、最適なパフォーマンスを実現します。これにより、Thinwireディスプレイリモート、ファイル転送(クライアントドライブマッピング)、印刷、マルチメディアリダイレクトなど、すべてのICA仮想チャネルのデータスループットが向上します。同じ設定をLANとWANの両方の条件に適用できます。
以前のリリースでは、HDXoverUDPを [優先する]に設定すると、可能な場合、EDT上のデータ転送が使用され、TCPにフォールバックします。
セッション画面の保持を有効にすると、セッション画面の保持による再接続、自動クライアント再接続中にEDTとTCPが同時に試行されます。この機能強化により、EDTが優先される状態で必要なベースのUDPトランスポートが利用できず、TCPを使用する必要がある場合、接続時間が短縮されます。
デフォルトでは、TCPにフォールバックした後、アダプティブトランスポートは5分ごとにEDTを検索し続けます。
要件:
- Citrix Virtual Apps and Desktops 7.12以降。
- StoreFront 3.8。
- IPv4 VDAのみ。IPv6およびIPv6とIPv4の混在構成はサポートされません。
- VDAのUDPポート1494および2598での受信トラフィックを許可するファイアウォール規則を追加します。
注:
TCPポート1494および2598は必須で、VDAをインストールするときに自動的に開かれます。ただし、UDPポート1494および2598は自動的に開かれません。これらを有効に設定します。
Citrix Workspaceアプリでは、デフォルトでアダプティブトランスポートが許可されます。また、同じくデフォルトで、クライアントがアダプティブトランスポートの使用を試みるのは、Delivery ControllerでVDAが [優先する]に構成され、そのVDAに設定が適用されている場合だけです。
HDXアダプティブトランスポートポリシー設定を使用してアダプティブトランスポートを有効化できます。可能な場合、アダプティブトランスポートを使用し、TCPにフォールバックするには、新しいポリシーを [優先する]に設定します。
グループポリシーオブジェクト(GPO)管理テンプレートを使用して、クライアントでアダプティブトランスポートを無効にします。
Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレートを使用してアダプティブトランスポートを構成するには
以下に、環境をカスタマイズするオプションの構成手順を示します。たとえば、セキュリティ上の理由で特定のクライアントに対して機能を無効にすることを選択する場合があります。
注:
デフォルトでは、アダプティブトランスポートは無効([オフ])になっており、常にTCPが使用されます。
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成] ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrix Workspace]>[ネットワークルーティング] の順に移動します。
- [Citrix Workspaceのトランスポートプロトコル]ポリシーを [有効]に設定します。
-
必要な場合は、Citrix Workspaceの通信プロトコルを選択します。
- [オフ] - データ転送にTCPを使用することを示します。
- [優先] - クライアントが最初にUDPを使用してサーバーに接続しようとすることを示します。UDPが使用できない場合、接続はフォールバックしてTCPに切り替わります。
- [オン] - Windows向けCitrix Workspaceアプリが、UDPのみを使用してサーバーに接続することを示します。このオプションでは、TCPにフォールバックしません。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- コマンドラインから
gpupdate /force
コマンドを実行します。
また、アダプティブトランスポート構成を使用するには、Citrix Workspaceアプリテンプレートファイルをポリシー定義フォルダーに追加します。テンプレートファイルをローカルGPOに追加する方法については、「グループポリシーオブジェクトテンプレート」セクションを参照してください。
ポリシー設定の有効化を確認するには:
HKEY\_LOCAL\_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Lockdown\Network\UDT
に移動してHDXOverUDPキーがあるかを確認します。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブトランスポート」を参照してください。
高度な設定シート
システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンの右クリックメニューにある [高度な設定] シートの使用およびシートの内容をカスタマイズできます。これによって、ユーザーはシステムで管理者が指定した設定のみを適用できるようになります。具体的には、次の操作が可能になります。
- [高度な設定]シートをすべて非表示にする
- シートから以下の特定の設定を非表示にする
- データ収集
- コネクションセンター
- 構成チェッカー
- キーボードと言語バー
- 高DPI
- サポート情報
- ショートカットと再接続
- Citrix Casting
右クリックメニューの[高度な設定]オプションを非表示にする
Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレートを使用して、[高度な設定]シートを非表示にすることができます:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート] > [Citrix Workspace] > [Self Service] > [高度な設定]オプションの順に移動します。
- [高度な設定を無効にする]ポリシーを選択します。
- システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックし [有効]を選択して、[高度な設定]オプションを非表示にします。
注:
デフォルトでは、[未構成]オプションが選択されています。
グループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレートを使用して、[高度な設定]シートから特定の設定を非表示にする
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート] > [Citrix Workspace] > [Self Service] > [高度な設定]オプションの順に移動します。
- 非表示にする設定のポリシーを選択します。
以下の表は、選択できるオプションとそれぞれの効果です。
オプション | アクション |
---|---|
未構成 | 設定を表示します |
有効 | 設定を非表示にします |
無効 | 設定を表示します |
[高度な設定]シートでは、以下の設定を非表示にできます。
- 構成チェッカー
- コネクションセンター
- 高DPI
- データ収集
- 保存したパスワードの削除
- キーボードと言語バー
- ショートカットと再接続
- サポート情報
- Citrix Casting
レジストリエディターを使用して[高度な設定]シートから[Workspaceをリセット]オプションを非表示にする
レジストリエディターを使用して[高度な設定]シートから [Workspaceをリセット]オプションを非表示にすることができます。
- レジストリエディターを起動します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\Dazzle
にアクセスします。 - 文字列値キーEnableFactoryResetを作成し、次のいずれかのオプションに設定します。
- True - [高度な設定]シートで[Workspaceをリセット]オプションが表示されます
- False - [高度な設定]シートで[Workspaceをリセット]オプションが非表示になります
[高度な設定]シートから[Citrix Workspace更新プログラム]オプションを非表示にする
注:
[Citrix Workspace更新プログラム]オプションのポリシーパスは、[高度な設定]シートにある他のオプションのポリシーパスとは異なります。
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[Citrix Workspaceの更新]の順に移動します。
- [Citrix Workspaceの更新]ポリシーを選択します。
- [高度な設定] シートで[Workspaceの更新]設定を非表示にするには、[無効]を選択します。
アプリケーションの配信
Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSを使用してアプリケーションを配信する場合は、次のオプションを検討してユーザーエクスペリエンスを強化してください:
- Webアクセスモード - いずれの構成も行わない場合、Citrix Workspaceアプリではアプリケーションおよびデスクトップへのブラウザーベースのアクセスが提供されます。Web向けWorkspaceまたはWeb Interfaceサイトで、使用するアプリケーションを選択して実行できます。このモードでは、ユーザーのデスクトップにショートカットは置かれません。
- セルフサービスモード - StoreFrontアカウントをCitrix Workspaceアプリに追加するか、StoreFrontサイトをポイントするようにCitrix Workspaceアプリを構成して、「セルフサービスモード」を構成できます。このモードでは、Citrix Workspaceアプリのユーザーインターフェイスを介してアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリキーワード設定を構成できます。
注:
Citrix Workspaceアプリのデフォルトでは、[スタート]メニューに表示するアプリケーションを選択できます。
- アプリケーションショートカットのみのモード - Citrix Workspaceアプリを構成してアプリケーションおよびデスクトップショートカットを[スタート]メニュー内に直接またはデスクトップ上に自動的に配置できます。新しい 「ショートカットのみ」 のモードにより、使い慣れたWindowsのナビゲーションスキーマ内で公開アプリケーションを見つけることができます。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「デリバリーグループの作成」セクションを参照してください。
セルフサービスモードの構成
StoreFrontアカウントをCitrix Workspaceアプリに追加するか、StoreFrontサイトを参照してセルフサービスモードを使用するようCitrix Workspaceアプリを構成します。セルフサービスによって、ユーザーがCitrix Workspaceのユーザーインターフェイスからアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。
注:
Citrix Workspaceアプリのデフォルトでは、ユーザーは[スタート]メニューに表示するアプリケーションを選択できます。
セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリキーワード設定を構成できます。
デリバリーグループアプリケーションの説明に、適切なキーワードを追加します:
- 個々のアプリを必須にしてCitrix Workspaceアプリから削除できないようにするには、アプリケーションの説明に「KEYWORDS: Mandatory」という文字列を追加します。ユーザーが必須アプリをサブスクリプション解除するための削除オプションはありません。
- アプリケーションがストアのユーザー全員に自動的にサブスクライブされるようにするには、説明に「KEYWORDS: Auto」という文字列を追加します。ユーザーがストアにログオンすると、そのアプリケーションを手動でサブスクライブしなくても自動的にプロビジョニングされます。
- 説明に「KEYWORDS: Featured」という文字列を追加すると、そのアプリケーションがCitrix Workspaceの[おすすめ]一覧に表示され、ユーザーがそのアプリケーションを見つけやすくなります。
グループポリシーオブジェクトテンプレートを使用したアプリショートカットの場所のカスタマイズ
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成] ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[Self Service] の順に移動します。
-
[SelfServiceModeを管理します]ポリシーを選択します。
- Self Serviceユーザーインターフェイスを表示するには、[有効]を選択します。
- アプリを手動でサブスクライブするには、[無効]を選択します。このオプションは、Self Serviceユーザーインターフェイスを非表示にします。
- [アプリのショートカットを管理します]ポリシーを選択します。
- 必要に応じてオプションを選択します。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
アプリショートカットをカスタマイズするためのStoreFrontアカウント設定の使用
[スタート]メニュー内およびデスクトップ上のショートカットをStoreFrontサイトからセットアップできます。C:\inetpub\wwwroot\Citrix\Roaming
にあるweb.configファイルの<annotatedServices>セクションに次の設定を追加できます:
- デスクトップ上にショートカットを置くには、PutShortcutsOnDesktopを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
- [スタート]メニュー内にショートカットを置くには、PutShortcutsInStartMenuを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
- [スタート]メニュー内のカテゴリパスを使用するには、UseCategoryAsStartMenuPathを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
注:
Windows 8、Windows 8.1、Windows 10では、[スタート]メニュー内には階層分けされたフォルダーを作成できません。アプリケーションは個々に、またはCitrix Virtual Apps and Desktopsで定義されたカテゴリサブフォルダー内ではないルートフォルダーの下に表示されます。
- [スタート]メニュー内のすべてのショートカットを単一のフォルダー内に置くには、StartMenuDirを使用します。設定:文字列値、ショートカットが書き込まれるフォルダーの名前になります。
- 管理者により変更されたアプリが再インストールされるようにする(変更アプリの自動再インストール機能)には、AutoReinstallModifiedAppsを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
- デスクトップ上のすべてのショートカットを単一のフォルダー内に置くには、DesktopDirを使用します。設定:文字列値、ショートカットが書き込まれるフォルダーの名前になります。
- クライアントの’add/remove programs’でエントリを作成しないようにするには、DontCreateAddRemoveEntryを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
- 以前にはストアから実行できたけど今はもう実行できないアプリケーションのショートカットやCitrix Workspaceアイコンを削除するには、SilentlyUninstallRemovedResourcesを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
web.configファイルで、アカウントのXMLセクションに変更を追加します。次の開始タグを検索し、このセクションに移動します。
<account id=... name="Store"
このセクションは、</account>タグで終わります。
このタグ内にある、次のような最初のプロパティセクションに移動します。
<properties> <clear> <properties>
このセクションの<clear />タグの後ろにプロパティを追加できます。1行ごとに名前と値を記述します。例:
<property name="PutShortcutsOnDesktop" value="True"/>
注:
<clear />タグの前に追加されたプロパティの要素により、それが無効になることがあります。プロパティ名と値の追加が任意の場合は、<clear />タグを削除します。
プロパティの追加例:
<properties <property name="PutShortcutsOnDesktop" value="True" <property name="DesktopDir" value="Citrix Applications">
重要
複数サーバーによる展開環境では、複数のサーバー上で同時にサーバーグループの構成を変更しないでください。展開内のほかのサーバー上でCitrix StoreFront管理コンソールを同時に実行していないことを確認してください。変更が完了したら、構成の変更をサーバーグループに反映させて、展開内のほかのサーバーを更新します。詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。
Citrix Virtual Apps and Desktops 7.xのアプリごとの設定を使ったアプリショートカットの場所のカスタマイズ
アプリケーションおよびデスクトップショートカットを[スタート]メニュー内に直接またはデスクトップ上に自動的に配置するよう、Citrix Workspaceアプリを構成できます。この機能は、以前にリリースされたバージョンのWindows向けWorkspaceの機能と似ていますが、バージョン4.2.100ではCitrix Virtual Appsを使ってアプリケーション設定ごとにアプリケーションショートカットの配置を制御できる機能が導入されています。この機能は、終始一貫した場所に表示する必要がある一部のアプリケーションが存在する環境で有用です。
ショートカットの場所を指定して、すべてのユーザーが同じ場所でそれにアクセスできるようにするには、Citrix Virtual Appsのアプリケーションごとの設定を使用します。
セルフサービスモードか、または[スタート]メニューモードかには関係なく、アプリごとの設定によりアプリケーションを配置する場所を決定する場合は。 | Windows向けCitrix WorkspaceアプリでPutShortcutsInStartMenu=falseを構成して、アプリケーションごとの設定を有効にします。注:この設定は、Web Interfaceサイトにのみ適用されます。 |
注:
PutShortcutsInStartMenu=false設定は、XenApp 6.5とXenDesktop 7.xの両方に適用されます。
XenApp 6.5でのアプリケーションごとの設定の構成
XenApp 6.5でアプリケーションごとの公開ショートカットを構成するには
- XenAppの [アプリケーションのプロパティ] 画面で、[基本設定] プロパティを展開します。
- [ショートカットの表示]オプションを選択します。
- [ショートカットの表示] 画面の[アプリケーションのショートカットの追加先]で、[クライアントのスタートメニューに追加する] チェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンにした後、ショートカットを置くフォルダーの名前を入力します。フォルダー名を指定しない場合は、XenAppにより[スタート]メニューにフォルダーに入っていないショートカットが置かれます。
- [ショートカットをクライアントのデスクトップに追加するかどうかを示します]を選択して、クライアントマシンのデスクトップにショートカットを含めます。
- [適用] をクリックします。
-
[OK] をクリックします。
XenApp 7.6のアプリごとの設定を使った、アプリショートカットの場所のカスタマイズ
XenApp 7.6でアプリごとの公開ショートカットを構成するには
- Citrix Studioで、[アプリケーション設定] 画面を開きます。
- [アプリケーション設定] 画面で [配信]を選択します。この画面を使って、アプリケーションがユーザーにどのように配信されるかを指定できます。
- アプリケーションの適切なアイコンを選択します。[変更]をクリックして、必要なアイコンの場所を参照します。
- [アプリケーションカテゴリ]に、アプリケーションが表示されるCitrix Workspaceアプリのカテゴリを指定します。たとえば、ショートカットをMicrosoft Officeアプリケーションに追加している場合は、「Microsoft Office」と入力します。
- [ユーザーのデスクトップにショートカットを追加する]チェックボックスをオンにします。
-
[OK]をクリックします。
列挙遅延またはアプリケーションスタブデジタル署名の削減
ユーザーのログオン時にアプリケーションの列挙に遅延が生じる場合、またはアプリケーションスタブにデジタル署名が必要な場合、ネットワーク共有から.EXEスタブをコピーする機能がCitrix Workspaceアプリにより提供されます。
この機能を実行するには、次の複数の手順を実行します:
- クライアントマシンにアプリケーションスタブを作成します。
- アプリケーションスタブをネットワーク共有からアクセスできる場所にコピーします。
- 必要な場合は、ホワイトリストを作成します(または、エンタープライズ証明書でスタブに署名します)。
- レジストリキーを追加し、ネットワーク共有からスタブをコピーしてWindows向けWorkspaceがスタブを作成できるようにします。
RemoveappsOnLogoffおよびRemoveAppsonExitが有効で、ユーザーのログオン時にアプリ列挙に遅延が生じる場合、次の解決策により遅延を削減させます。
- Regeditを使って、HKEY_CURRENT_USER\Software\Citrix\Dazzle /v ReuseStubs /t REG_SZ /d “true”を追加します。
- Regeditを使って、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Dazzle /v ReuseStubs /t REG_SZ /d “true”を追加します。HKEY_CURRENT_USERは、HKEY_LOCAL_MACHINEよりも優先されます。
注意
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
ネットワーク共有に格納されている事前作成のスタブ実行可能ファイルをマシンが使用できるようにします:
- クライアントマシン上で、すべてのアプリケーションに対するスタブ実行可能ファイルを作成します。これを実行するには、Citrix Workspaceアプリを使ってすべてのアプリケーションをマシンに追加します。Citrix Workspaceアプリは実行可能ファイルを生成します。
- %APPDATA%\Citrix\SelfServiceからスタブ実行可能ファイルを取得します。必要なのは.exeファイルだけです。
- 実行可能ファイルをネットワーク共有にコピーします。
- ロックダウンされる各クライアントマシンに対して次のレジストリキーを設定します。
- Reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Dazzle /v CommonStubDirectory /t REG_SZ /d “\\ShareOne\WorkspaceStubs”
- Reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Dazzle /v
- CopyStubsFromCommonStubDirectory /t REG_SZ /d “true”。また、必要な場合はHKEY_CURRENT_USERでこれらの設定を構成することもできます。HKEY_CURRENT_USERは、HKEY_LOCAL_MACHINEよりも優先されます。
- Citrix Workspaceアプリを終了して再起動し、設定をテストします。
ユースケースの例:
このトピックでは、アプリショートカットのユースケースについて紹介します。
[スタート]メニューに何を置くか、ユーザーが選べるようにする(Self-servic)
数十(または数百の)アプリがある場合は、ユーザーがお気に入りのアプリケーションを選択して、[スタート]メニューに追加できるようにするのが最も便利です:
[スタート]メニューに置くアプリケーションをユーザーが選べるようにするには、 | Citrix Workspaceアプリをセルフサービスモードに構成します。このモードでは、「自動プロビジョニング」 設定および 「必須」 アプリキーワード設定も構成できます。 |
ユーザーが[スタート]メニューに置くアプリケーションを選べるようにして、また特定のアプリケーションショートカットをデスクトップに置くには、 | Citrix Workspaceアプリをオプション設定なしで構成して、デスクトップに置くアプリについてアプリごとの設定を使用します。必要に応じて、「自動プロビジョニング」 および 「必須」 アプリを使用します。 |
[スタート]メニュー内にアプリショートカットなし
コンピューターを家族で共有して使用していて、アプリショートカットを一切置きたくないとします。このような場合、最も簡単なのはブラウザーアクセスです。いずれの構成も行わずにCitrix Workspaceアプリをインストールし、Web向けWorkspaceおよびWeb interfaceをブラウズします。また、ショートカットをどこにも配置しないでセルフサービスアクセス用にCitrix Workspaceアプリを構成することもできます。
Citrix Workspaceアプリが[スタート]メニューに自動的にアプリショートカットを配置しないようにするには。 | Citrix WorkspaceアプリでPutShortcutsInStartMenu=Falseと構成します。アプリケーションごとの設定を使ってショートカットを置かない限り、セルフサービスモードであってもCitrix Workspaceアプリにより[スタート]メニュー内にアプリケーションは配置されません。 |
[スタート]メニュー内、またはデスクトップ上にすべてにアプリショートカットを置く
ユーザーが所有するアプリケーションが少ない場合は、そのすべてを[スタート]メニュー内やデスクトップ上に、あるいはデスクトップ上のフォルダー内に置くことができます。
Citrix Workspaceアプリによって[スタート]メニューにすべてのアプリケーションショートカットを自動的に配置するには | Citrix WorkspaceアプリでSelfServiceMode =Falseと構成します。使用可能なすべてのアプリが[スタート]メニュー内に表示されます。 |
すべてのアプリケーションショートカットをデスクトップ上に置く場合は、 | Citrix WorkspaceアプリでPutShortcutsOnDesktop = trueと構成します。使用可能なすべてのアプリがデスクトップに表示されます。 |
すべてのショートカットをデスクトップ上のフォルダー内に置く場合は、 | Citrix WorkspaceアプリでDesktopDir=Nameアプリケーションショートカットを置くデスクトップフォルダーの名前と構成します。 |
XenApp 6.5または7.xでのアプリごとの設定
ショートカットの場所を指定して、すべてのユーザーが同じ場所でそれにアクセスできるようにするには、XenAppのアプリごとの設定を使用します:
セルフサービスモードか、または[スタート]メニューモードかには関係なく、アプリケーションごとの設定によりアプリケーションを配置する場所を決定する場合は、 | Citrix WorkspaceアプリでPutShortcutsInStartMenu=falseと構成して、アプリごとの設定を有効にします。 |
カテゴリフォルダーまたは特定のフォルダーのアプリ
特定のフォルダー内にアプリケーションを表示する場合は、次のオプションを使用します。
Citrix Workspaceアプリにより[スタート]メニューに置かれたアプリケーションショートカットを関連カテゴリ(フォルダー)内に表示するには | Citrix WorkspaceアプリでUseCategoryAsStartMenuPath=Trueと構成します。 |
Citrix Workspaceアプリにより[スタート]メニューに置かれたアプリケーションを特定のフォルダー内に配置するには | Citrix WorkspaceアプリでStartMenuDir=[スタート]メニューフォルダーの名前と構成します。 |
ログオフまたは終了時にアプリを削除
エンドポイントをほかのユーザーと共有していて、自分のアプリケーションがそのユーザーには表示されないようにしたい場合は、ログオフまた終了時にアプリケーションが削除されるようにすることができます。
ログオフ時にCitrix Workspaceアプリによりすべてのアプリケーションが削除されるようにするには | Citrix WorkspaceアプリでRemoveAppsOnLogoff=Trueと構成します。 |
終了時にCitrix Workspaceアプリによりアプリが削除されるようにするには | Citrix WorkspaceアプリでRemoveAppsOnExit=Trueと構成します。 |
ローカルアプリアクセスのアプリケーションの構成
ローカルアプリアクセスのアプリケーションを構成する場合は次のようにします。
-
説明に「KEYWORDS:prefer=”<pattern>”」という文字列を追加すると、Citrix Workspaceアプリでアクセスされるアプリケーションの代わりにローカルのアプリケーションが使用されるようになります。この機能は、「ローカルアプリアクセス」と呼ばれます。
Citrix Workspaceアプリは、ユーザーのコンピューターにアプリケーションをインストールする前にpatternで指定されたパターンを検索し、そのアプリケーションがローカルにインストールされているかどうかをチェックします。アプリケーションがローカルにインストールされている場合、Citrix Workspaceアプリはそのアプリケーションをサブスクライブして、ショートカットは作成しません。ユーザーがCitrix Workspaceアプリからそのアプリケーションを起動すると、ローカルにインストールされたアプリケーション(ここでは「優先アプリケーション」と呼びます)が起動します。
ユーザーがCitrix Workspaceアプリを使用せずに優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Workspaceアプリの次回更新時にそのアプリケーションのサブスクリプションが解除されます。ユーザーがCitrix Workspaceアプリを使用して優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Workspaceアプリはそのアプリケーションのサブスクリプションを解除しますが、アンインストールはしません。
注:
Citrix Workspaceアプリでアプリケーションをサブスクライブすると、キーワードpreferが適用されます。アプリケーションをサブスクライブした後でこの文字列を追加しても、そのアプリケーションには適用されません。
同じアプリケーションに対して複数回preferキーワードを指定できます。この場合、指定したパターンの1つが一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。以下のパターンを任意に組み合わせて指定できます:
-
説明に「KEYWORDS:prefer=”<pattern>”」という文字列を追加すると、Citrix Workspaceアプリでアクセスされるアプリケーションの代わりにローカルのアプリケーションが使用されるようになります。この機能は、「ローカルアプリアクセス」と呼ばれます。
Citrix Workspaceアプリは、ユーザーのコンピューターにアプリケーションをインストールする前にpatternで指定されたパターンを検索し、そのアプリケーションがローカルにインストールされているかどうかをチェックします。アプリケーションがローカルにインストールされている場合、Citrix Workspaceアプリはそのアプリケーションをサブスクライブして、ショートカットは作成しません。ユーザーがCitrix Workspaceアプリからそのアプリケーションを起動すると、ローカルにインストールされたアプリケーション(ここでは「優先アプリケーション」と呼びます)が起動します。
ユーザーがCitrix Workspaceアプリを使用せずに優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Workspaceアプリの次回更新時にそのアプリケーションのサブスクリプションが解除されます。ユーザーがCitrix Workspaceアプリを使用して優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Workspaceアプリはそのアプリケーションのサブスクリプションを解除しますが、アンインストールはしません。
1912以降、Citrix Workspaceアプリで、レジストリエディターを使用して自動更新動作を構成できるようになりました。
以前のリリースでは、Citrix Workspaceアプリを再起動すると、キャッシュデータが利用可能な場合も自動更新が発生していました。
注:
このオプションは、X1ストア以外のアカウントでは構成できません。
レジストリエディターを使用して自動更新を構成するには、次の手順を実行します:
- レジストリエディターを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\Dazzleパスに移動します。
-
次の文字列値キーを作成します:
レジストリキー 値 InitialRefreshMinMs 10000(10秒) InitialRefreshMaxMs 15000(15秒) SuppressRefreshMs 1000(1秒) - エディターを保存して閉じます。
注:
Citrix Workspaceアプリでアプリケーションをサブスクライブすると、キーワードpreferが適用されます。アプリケーションをサブスクライブした後でこの文字列を追加しても、そのアプリケーションには適用されません。
同じアプリケーションに対して複数回preferキーワードを指定できます。この場合、指定したパターンの1つが一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。以下のパターンを任意に組み合わせて指定できます:
-
prefer=”<ApplicationName>”
ショートカットファイルに指定されているアプリケーション名にマッチします。単語または語句を指定できますが、語句の場合は引用句を使用する必要があります。単語やファイルパスの一部がマッチしても無視され、大文字/小文字も区別されません。アプリケーション名によるマッチは、管理者が手作業で設定する場合に便利です。
KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
Word | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
Microsoft Word | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
Console | McAfee\VirusScan Console | はい |
Virus | McAfee\VirusScan Console | いいえ |
Console | McAfee\VirusScan Console | はい |
-
prefer=”\\Folder1\Folder2\…\ApplicationName”
[スタート] メニューのショートカットファイルの絶対パスおよびアプリケーション名にマッチします。Programsフォルダーは、[スタート] メニューディレクトリのサブフォルダーであるため、フォルダーのアプリケーションを対象にするには絶対パスにProgramsフォルダーを含む必要があります。パスにスペースが含まれている場合は、引用符を使用する必要があります。また、大文字と小文字は区別されます。絶対パスによるマッチは、Citrix Virtual Apps and Desktopsでプログラム的に優先アプリケーションを設定する場合に便利です。
KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
\Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
\Microsoft Office | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
\Microsoft Word 2010 | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
\Programs\Microsoft Word 2010 | \Programs\Microsoft Word 2010 | はい |
-
prefer=”\Folder1\Folder2\…\ApplicationName”
[スタート] メニューのショートカットファイルの相対パスにマッチします。相対パスにはアプリケーション名を含める必要があり、そのショートカットの親フォルダー名を含めることもできます。ショートカットのファイルパスの末尾が、指定したパターンに一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。パスにスペースが含まれている場合は、引用符を使用する必要があります。また、大文字と小文字は区別されます。相対パスによるマッチは、プログラム的に優先アプリケーションを設定する場合に便利です。
KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
\Microsoft Office | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
\Microsoft Word 2010 | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
\Microsoft Word | \Microsoft Word 2010 | いいえ |
ほかのキーワードについては、StoreFrontのドキュメントの「ユーザーエクスペリエンスの最適化」セクションを参照してください。
アプリケーションの起動時間
セッションの事前起動機能を使用すると、通常時および高トラフィック負荷時のアプリケーションの起動時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが向上します。事前起動機能により、ユーザーがCitrix Workspaceアプリにログオンするとき、またはログオン済みの場合は予定された時間に事前起動セッションを作成できます。
この事前起動セッションにより、最初のアプリケーションの起動時間が短縮されます。ユーザーがWindows向けCitrix Workspaceアプリで新しいアカウント接続を追加した後、次回のセッションまで事前起動セッションは適用されません。このセッションでは、デフォルトのアプリケーションctxprelaunch.exeが実行されます。ただし、このアプリケーションはユーザーには表示されません。
セッションの事前起動機能は、StoreFront展開でサポートされます。Web Interface環境では、ログオン用の画面が表示されるのを防ぐため、Web Interfaceの [パスワードを保存]オプションを有効にする必要があります。セッションの事前起動機能は、Citrix Virtual Apps and Desktops環境ではサポートされません。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「デリバリーグループのセッションの事前起動およびセッション残留」を参照してください。
セッションの事前起動機能はデフォルトでは無効になっています。この機能を有効にするには、WorkspaceのコマンドラインでENABLEPRELAUNCH=true
パラメーターを指定するか、レジストリキーEnablePreLaunch
にtrueを設定します。デフォルト値(null)は、事前起動が無効であることを示します。
注:
ドメインパススルー(SSON)認証をサポートするようにクライアントマシンが構成されている場合、事前起動機能が自動的に有効になります。事前起動なしでドメインパススルー(SSON)を使用する場合は、EnablePreLaunchレジストリキーの値を falseに設定します。
レジストリの場所は以下のとおりです。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\[Wow6432Node\]Citrix\Dazzle
-
HKEY_CURRENT_USER\Software\Citrix\Dazzle
事前起動には2つの種類があります。
- 即時事前起動-トラフィック量にかかわらず、ユーザーの資格情報が認証されるとすぐに事前起動が開始されます。この設定は、通常のトラフィック負荷時に使用します。ユーザーは、Citrix Workspaceアプリを再起動することで事前起動セッションを起動できます。
- 予定事前起動-予定した時間に事前起動が開始されます。予定事前起動は、ユーザーデバイスが実行中で認証済みの場合にのみ開始されます。これら2つの条件が満たされない場合は、予定された事前起動時間になってもセッションが起動しません。ネットワークとサーバーの負荷を分散するため、セッションは予定された時刻を含む一定期間内に起動します。たとえば、事前起動を午後1時45分に設定すると、午後1時15分から午後1時45分の間にセッションが起動されます。この設定は、高トラフィック負荷時に使用します。
Citrix Virtual Appsサーバーでの事前起動の構成には、事前起動アプリケーションの作成、変更、または削除と、事前起動アプリケーションを制御するユーザーポリシー設定の更新が含まれます。
receiver.admxファイルで事前起動機能をカスタマイズすることはできません。ただし、Windows向けCitrix Workspaceアプリのインストール時またはインストール後にレジストリ値を変更することで、事前起動構成を変更することができます。
- HKEY_LOCAL_MACHINE値は、Workspaceのインストール時に追加されます。
- HKEY_CURRENT_USER値では、同一マシン上の特定ユーザーに異なる値を設定できます。ユーザーは、管理者権限がなくてもHKEY_CURRENT_USER値を変更できます。管理者は、この機能を設定するためのスクリプトをユーザーに提供できます。
HKEY_LOCAL_MACHINEレジストリ値:
Windowsオペレーティングシステム(64ビット)の場合: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Prelaunch
Windowsオペレーティングシステム(32ビット)の場合:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Prelaunch
値の名前:UserOverride
値:
0 - HKEY_CURRENT_USERの値が存在しても、HKEY_LOCAL_MACHINEの値を使用します。
1 - 存在する場合はHKEY_CURRENT_USERの値を使用します。そうでない場合は、HKEY_LOCAL_MACHINEの値を使用します。
値の名前:State
値:
0 - 事前起動を無効にします。
1 - 即時事前起動を有効にします(ユーザーの資格情報が認証されると事前起動が開始されます)。
2 - 予定事前起動を有効にします(Schedule値に指定した時刻に事前起動が開始されます)。
値の名前:Schedule
値:
予定事前起動を開始する、24時間形式の時刻と曜日です。入力形式は次のとおりです:
HH:MM|M:T:W:TH:F:S:SU - ここで、 HH とMM は時間と分、M:T:W:TH:F:S:SU は曜日です。月曜日、水曜日、および金曜日の午後1時45分に予定事前起動を有効にするには、Schedule=13:45と設定します。 |
1:0:1:0:1:0:0。セッションが起動するのは午後1時15分から午後1時45分の間です。 |
HKEY_CURRENT_USERレジストリ値:
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Prelaunch
値については、HKEY_LOCAL_MACHINEと同じStateおよびSchedule値を使用します。
コンテンツの双方向リダイレクト
双方向のコンテンツリダイレクトポリシーによって、クライアントからホスト(およびホストからクライアント)へのURLリダイレクトを有効にするか無効にできます。サーバーポリシーはCitrix Studioで設定し、クライアントポリシーは、Citrix Workspaceアプリのグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートで設定します。
URLリダイレクトに関しては、Citrixではホストからクライアントへのリダイレクトおよびクライアント用のローカルアプリケーションアクセスが利用可能ですが、ドメインに参加しているWindowsクライアントに関しては、双方向のコンテンツリダイレクトを使用することをお勧めします。
次のいずれかの方法を使用して、コンテンツの双方向リダイレクトを有効にできます:
- グループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレート
- レジストリエディター
注:
- ローカルアプリアクセスが有効であるセッション上では、コンテンツの双方向リダイレクトは機能しません。
- コンテンツの双方向リダイレクトは、サーバーとクライアントの両方で有効である必要があります。サーバーとクライアントのいずれかで無効になると、機能が無効になります。
- URLが複数ある場合、URLを1つずつ指定することもできますが、セミコロンで区切ったURLの一覧で指定しても構いません。ワイルドカード文字としてアスタリスク(*)を使用できます。
GPO管理用テンプレートを使用してコンテンツの双方向リダイレクトを有効化するには:
Windows向けCitrix Workspaceアプリを初めてインストールした場合のみ、グループポリシーオブジェクト管理用テンプレート構成を使用します。
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [ユーザー構成] ノードで、[管理用テンプレート]>[従来の管理用テンプレート(ADM)]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[ユーザーエクスペリエンス] の順に移動します。
- [コンテンツの双方向リダイレクト]ポリシーを選択します。
-
[公開アプリケーション名/デスクトップ名]フィールドに、リダイレクトされたURLの起動に使用するリソースの名前を入力します。
注:
URLが複数ある場合、URLを1つずつ指定するか、セミコロンで区切ったURLの一覧で指定します。ワイルドカード文字としてアスタリスク(*)を使用できます。
- [上記の名前の種類]で、必要に応じてリソースの[アプリケーション] または [デスクトップ]を選択します。
- [VDAへのリダイレクトを許可するURL]フィールドに、リダイレクトする必要があるURLを入力します。一覧はセミコロンで区切ります。
- [URL固有の公開アプリケーションまたはデスクトップの上書きを有効にしますか?]オプションを選択してURLを上書きします。
-
[表示]をクリックして、[VDAへのリダイレクトを許可するURL]フィールドのいずれかと一致する必要がある値の名前の一覧を表示します。値は公開アプリケーション名と一致する必要があります。
-
[クライアントへのリダイレクトを許可するURL:]フィールドに、サーバーからクライアントにリダイレクトする必要があるURLを入力します。一覧はセミコロンで区切ります。
注:
URLが複数ある場合、URLを1つずつ指定するか、セミコロンで区切ったURLの一覧で指定します。ワイルドカード文字としてアスタリスク(*)を使用できます。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- コマンドラインから
gpupdate /force
コマンドを実行します。
レジストリを使用してコンテンツの双方向リダイレクトを有効化するには:
コンテンツの双方向リダイレクトを有効化するには、Citrix Workspaceアプリインストールフォルダー(C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client)
)から、redirector.exe /RegIE
コマンドを実行します。
重要:
- リダイレクト規則がループした構成になっていないことを確認してください。VDA規則が、たとえば1つのURL、
https://www.my\_company.com
がクライアントにリダイレクトされるように構成され、同じURLがVDAにリダイレクトされるように構成されている場合、ループ構成になります。- 明示的なURLリダイレクトのみがサポートされます。つまり、Webブラウザーのアドレスバーに表示されるURLや、ブラウザー内ナビゲーションによるURLだけが正しくリダイレクトされます。
- 同じ表示名を持つ2つのアプリケーションが複数のStoreFrontアカウントを使用するように構成されている場合、プライマリStoreFrontアカウントの表示名を使用して、アプリケーションまたはデスクトップのセッションが起動されます。
- 新しいブラウザーウィンドウが開くのは、URLがクライアントにリダイレクトされた場合だけです。URLがVDAにリダイレクトされたときにブラウザーが既に開いていた場合、リダイレクトされたURLは新しいタブで開かれます。
- ドキュメント、メール、PDFなどの、ファイルに埋め込まれたリンクがサポートされます。
- 同じマシンで、サーバーファイルタイプの関連付けとホストコンテンツのリダイレクトポリシーのいずれか1つだけが[有効]に設定されていることを確認します。URLリダイレクトが正しく機能するように、Citrixではサーバーファイルタイプの関連付け機能またはホストコンテンツ(URL)リダイレクト機能を無効にすることをお勧めします。
制限事項:
セッションの起動に関する問題のため、リダイレクトが失敗してもフォールバックメカニズムは存在しません。
Bloombergキーボード
Citrix Workspaceアプリは、仮想アプリと仮想デスクトップのセッションでBloombergキーボードの使用をサポートします。必要なコンポーネントはプラグインとともにインストールされます。Bloombergキーボード機能は、Windows向けCitrix Workspaceアプリのインストール時またはレジストリエディターで有効にできます。
複数のセッションでBloombergキーボードを使用しないでください。このキーボードはシングルセッション環境でのみ動作します。
Bloombergキーボードの構成:
注意
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
-
レジストリで次のキーを検索します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\GenericUSB
-
次のいずれかを行います:
- この機能を有効にするには、種類がDWORDで名前がEnableBloombergHIDの値のデータを1に設定します。
- この機能を無効にするには、値のデータを0に設定します。
Bloombergキーボードの構成について詳しくは、Knowledge CenterでCTX122615を参照してください。
非アクティブなDesktop Viewerウィンドウの減光を無効にするには:
Desktop Viewerの複数のウィンドウを使用する場合、デフォルトではアクティブでないウィンドウが減光されます。この機能により、複数のデスクトップを同時に表示する必要がある場合は、非アクティブなデスクトップ上の情報が読みづらくなる可能性があります。レジストリエディターを編集してデフォルトの設定を無効にし、Desktop Viewerウィンドウの減光を防ぐことができます。
注意
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
-
ユーザーデバイスで、デバイスの現在のユーザーまたはデバイス自体で減光を防止するかどうかによって、DisableDimmingというREG_DWORDエントリを次のいずれかのキーで作成します。デバイスでDesktop Viewerを使用したことがある場合は、エントリが既に存在します:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Citrix\XenDesktop\DesktopViewer
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\XenDesktop\DesktopViewer
または、減光を制御する代わりに、同じREG_WORDエントリを次のキーのどちらかに作成することによって、ローカルポリシーを定義できます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Citrix\XenDesktop\DesktopViewer
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Citrix\XenDesktop\DesktopViewer
これらのキーを使用する前に、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSの管理者がこの機能のポリシーを設定しているかどうか確認してください。
エントリを1またはtrueのような0以外の値に設定します。
エントリが未指定、または0に設定されている場合は、Desktop Viewerウィンドウが減光します。複数のエントリが指定されている場合、次の方法が使用されます。次の一覧の上位のエントリの値によって、ウィンドウを減光するかどうかが決まります。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Citrix\…
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Citrix\…
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Citrix\…
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\…
Citrix Casting
Citrix Readyワークスペースハブは、デジタル環境と物理環境を組み合わせて、セキュアなスマートスペース内にアプリやデータを配信します。このシステム全体が、モバイルアプリやセンサーなどのデバイス(「モノ」)を接続して、インテリジェントで応答性の高い環境を作ります。
Citrix ReadyワークスペースハブはRaspberry Pi 3プラットフォーム上に構築されます。Citrix Workspaceアプリを実行しているデバイスはCitrix Readyワークスペースハブに接続し、デスクトップまたはアプリをより大きなディスプレイにキャストします。Citrix Castingは、Microsoft Windows 10バージョン1607以降、またはWindows Server 2016でのみサポートされます。
Citrix Castingは、モバイルデバイスから簡単かつセキュアに任意のアプリにアクセスして、大きな画面に表示できるようにする機能です。
注:
- Citrix Casting for Windowsは、Citrix Readyワークスペースハブバージョン2.40.3839以降をサポートしています。以前のバージョンのワークスペースハブが検出されないか、キャストエラーが発生することがあります。
- Citrix Casting機能は、Windows(ストア)向けCitrix Workspaceアプリではサポートされていません。
必須要件:
- ハブ検出のためにデバイス上でBluetoothが有効になっている。
- Citrix ReadyワークスペースハブとCitrix Workspaceアプリが、同じネットワーク上に存在する。
- Citrix Workspaceアプリが実行されているデバイスとCitrix Readyワークスペースハブとの間でポート55555をブロックしないでください。
- Citrix Castingの場合、ポート1494をブロックしないでください。
- ポート55556は、モバイルデバイスとCitrix Readyワークスぺースハブの間のSSL接続のデフォルトポートです。Raspberry Piの設定ページで別のSSLポートを構成できます。SSLポートがブロックされている場合、ユーザーはワークスペースハブへのSSL接続を確立できません。
- Citrix Castingは、Microsoft Windows 10バージョン1607以降、またはWindows Server 2016でのみサポートされます。
Citrix Castingの起動の構成
注:
システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンから表示できる[高度な設定]シートの一部または全部を非表示にすることができます。詳しくは、「高度な設定シート」を参照してください。
-
通知領域でCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックし、[高度な設定]をクリックします。
[高度な設定] ダイアログボックスが開きます。
-
[Citrix Casting]を選択します。
[Citrix Casting]ダイアログボックスが表示されます。
- 次のいずれかのオプションを選択します:
- はい – Citrix Workspaceアプリの起動時にCitrix Castingが起動されます。
- いいえ。スタートアップ時にCitrix Castingを起動しません – Citrix Workspaceアプリの起動時にCitrix Castingは起動されません。
注:
いいえを選択しても、現在の画面キャストのセッションは終了しません。この設定は、次回のCitrix Workspaceアプリの起動時にのみ適用されます。
- [保存]をクリックして変更を適用します。
Citrix WorkspaceアプリでCitrix Castingを使用する方法
-
Citrix Workspaceアプリにログオンし、デバイス上でBluetoothを有効にします。
使用可能なハブの一覧が表示されます。一覧は、Citrix ReadyワークスペースハブビーコンパッケージのRSSI値を基準として並べ替えられます。
-
画面をキャストするワークスペースハブを選択し、次のいずれかを選択します。
- ミラーリング:プライマリ画面を複製し、接続されたワークスペースハブデバイスに表示をキャストします。
- 拡張:ワークスペースハブデバイス画面をセカンダリ画面として使用します。
注:
Citrix Workspaceアプリを終了しても、Citrix Castingは終了しません。
[Citrix Castingの通知]ダイアログボックスには、次のオプションがあります:
- 現在の画面キャストのセッションが上部に表示されます。
- アイコンを [更新] します。
- [切断]を選択して、現在の画面キャストのセッションを停止します。
- 星アイコンをクリックして、ワークスペースハブを [お気に入り]に追加します。
- システムトレイのワークスペースハブアイコンを右クリックし、終了を選択して画面キャストのセッションを切断し、Citrix Readyワークスペースハブを終了します。
セルフチェック一覧
Citrix Workspaceアプリが範囲内の使用可能なワークスペースハブを検出して通信することができない場合は、セルフチェックの一環として以下を確認してください:
- Citrix WorkspaceアプリとCitrix Readyワークスペースハブが同じネットワークに接続している。
- Citrix Workspaceアプリが起動されたデバイスでBluetoothが有効になり、正常に動作している。
- Citrix Workspaceアプリが起動されたデバイスが、Citrix Readyワークスペースハブの範囲内(10メートル未満。壁などの障害物がない)にある。
- Citrix Workspaceアプリでブラウザーを起動して、
http://<hub_ip>:55555/device-details.xml
を入力し、ワークスぺースハブデバイスの詳細が表示されるかを確認します。 - Citrix Readyワークスペースハブで 更新 をクリックして、ワークスペースハブへの再接続を試みる。
既知の問題と制限事項
- デバイスがCitrix Readyワークスペースハブと同じネットワークに接続されていないと、Citrix Castingは機能しません。
- ネットワークに問題がある場合、ワークスペースハブデバイスでの表示に時間差が発生する可能性があります。
- [拡張]を選択すると、Citrix Ready Workspaceアプリが起動されるプライマリ画面が数回点滅します。
- [拡張]モードでは、セカンダリディスプレイをプライマリディスプレイとして設定することはできません。
- デバイスのディスプレイ設定が変更された場合、画面キャストのセッションは自動的に切断されます。たとえば、画面の解像度を変更されたり、画面の方向が変更されたりした場合などです。
- 画面キャストのセッション中に、Citrix Workspaceアプリを実行しているデバイスがロック、スリープまたは休止状態になると、ログイン時にエラーが表示されます。
- 複数の画面キャストのセッションはサポートされていません。
- Citrix Castingでサポートされている画面の最大解像度は1920 x 1440です。
- Citrix Castingは、Citrix Readyワークスペースハブバージョン2.40.3839以降をサポートしています。以前のバージョンのワークスペースハブが検出されないか、キャストエラーが発生することがあります。
- この機能は、Windows(ストア)向けCitrix Workspaceアプリではサポートされていません。
- Windows 10ビルド1607では、[拡張]モードのCitrix Castingが正しく配置されないことがあります。
複合USBデバイスリダイレクト
複合USBリダイレクトの構成:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成] ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[クライアントデバイスをリモート処理します]>[一般的なUSBのリモート処理] の順に移動します。
- SplitDevicesポリシーを選択します。
- [Enabled] をクリックします。
- [適用] および [OK]をクリックしてポリシーを保存します。
インターフェイスを許可または拒否するには:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [ユーザー構成]ノード配下で、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[クライアントデバイスをリモート処理します]>[一般的なUSBのリモート処理]の順に移動します。
- USBデバイス規則ポリシーを選択します。
- [Enabled] をクリックします。
-
[USBデバイス規則] テキストボックスで、許可または拒否するUSBデバイスを追加します。
例:
ALLOW: vid=047F pid= C039 split=01 intf=00,03
- 00および03インターフェイスを許可して、それ以外を禁止します。 - [適用]、[OK] の順にクリックします。
デスクトップセッションでは、分割されたUSBデバイスは [デバイス] のDesktop Viewerで表示されます。また、[基本設定] > [デバイス] から分割されたUSBデバイスを表示できます。
注:
汎用USBリダイレクト用にコンポジットUSBデバイスを分割する場合、デバイスをリダイレクトするには、Desktop Viewerまたはコネクションセンターからデバイスを選択する必要があります。
アプリケーションセッションでは、分割デバイスはコネクションセンターで表示されます。
以下の表は、USBインターフェイスが許可または禁止される場合の動作に関する詳細です。
インターフェイスを許可する場合:
Split | インターフェイス | アクション |
---|---|---|
TRUE | 有効な数字 0 -n | 指定のインターフェイスを許可する |
TRUE | 無効な数 | すべてのインターフェイスを許可する |
FALSE | 任意の値 | 親デバイスの汎用USBを許可する |
指定なし | 任意の値 | 親デバイスの汎用USBを許可する |
たとえば、SplitDevices- trueは、すべてのデバイスが分割されることを示します。
インターフェイスを拒否する場合:
Split | インターフェイス | アクション |
---|---|---|
TRUE | 有効な数字 0 -n | 指定のインターフェイスを拒否する |
TRUE | 無効な数 | すべてのインターフェイスを拒否する |
FALSE | 任意の値 | 親デバイスの汎用USBを拒否する |
指定なし | 任意の値 | 親デバイスの汎用USBを拒否する |
たとえば、SplitDevices- falseは、デバイスが指定されたインターフェイス番号で分割されないことを示します。
例:MyPlantronics headset
インターフェイス番号:
- オーディオインターフェイスクラス -0
- HIDインターフェイスクラス -3
MyPlantronics headsetで使用される規則例:
- 許可:
vid=047F pid= C039 split=01 intf=00,03 /Allowed 00 and 03 interface, restrict others
- 拒否:
vid=047F pid= C039 split=01 intf=00,03 / deny 00 and 03
制限事項:
CitrixではWebカメラのインターフェイスは分割しないことをお勧めします。代わりに、汎用USBリダイレクトを使用してデバイスを単一のデバイスにリダイレクトします。パフォーマンスを向上させるには、最適化された仮想チャネルを使用してください。
DPIスケール機能
Windows向けCitrix Workspaceアプリでは、オペレーティングシステムがセッションの解像度を制御できます。
セッションに高DPIを適用できますが、この機能はデフォルトでは無効になっています。つまり、セッションの表示サイズはオペレーティングシステムの解像度に従います。
次のオプションを使用して、DPIスケールを構成できます。
- グループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレート(マシンごと)
- 高度な設定(ユーザーごと)
制限事項:
- この機能を有効にしても、Desktop Viewerの表示がわずかにぼやけます。
- セッションで、DPI設定を変更して再起動すると、適切なセッションウィンドウのサイズにならないことがあります。この問題を解決するには、セッションウィンドウのサイズを変更します。
GPO管理用テンプレートを使用してDPIスケールを構成するには:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[DPI]の順に移動します。
-
高DPIポリシーを選択します。
-
次のいずれかのオプションを選択します:
- はい - セッションに高DPIが適用されます。
- いいえ、ネイティブ解像度を使用します - オペレーティングシステムによって設定されている解像度を使用します。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- コマンドラインから
gpupdate /force
コマンドを実行して変更を適用します。
グラフィカルユーザーインターフェイスを使用したDPIスケールの構成:
注:
システムトレイのWindows向けCitrix Workspaceアプリアイコンで[高度な設定]シートの一部または全部を非表示にすることができます。詳しくは、「高度な設定シート」を参照してください。
- システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックします。
-
[高度な設定]を選択して [DPI設定]をクリックします。
DPI設定ダイアログボックスが開きます。
-
次のいずれかのオプションを選択します:
- はい - セッションに高DPIが適用されます。
- いいえ、ネイティブ解像度を使用します - Citrix Workspaceアプリは、VDAのDPIを検出して適用します。
- オペレーティングシステムの解像度スケールを適用します - デフォルトではこのオプションが選択されています。これにより、WindowsはDPIスケールを処理できます。また、高DPIポリシーは無効に設定されます。
- [保存] をクリックします。
- Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
DPIスケールオプション
Citrix WorkspaceアプリのDPIスケールでは3種類の設定が可能です:Scaled、Unscaled、Operating system scaling。以下は、それぞれの使用例です。
Scaled:
Scaled設定は、Operating system scalingと同様にVDAで解像度を変更しますが、異なるDPIが混在するシナリオもサポートします。これは、UI設定の[はい]、またはGPOポリシーで高DPIポリシーを[有効]に設定した場合に相当します。 この設定は、最新のVDAに接続するときの異なるDPIが混在するシナリオに適しています。シームレスセッションをスケール設定する唯一の方法です。スケールによって、特にテキスト画面の場合、画像がぼやける可能性があります。古いVDA(6.5、または従来のグラフィック用に構成)に接続すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。ローカルアプリアクセス、RTOP、画面の位置APIを使用するその他のプラグインはスケールで機能しません。設計上、シームレスアプリはこのモードでモニター間を移動して、正しいスケール設定を維持します。 この設定は、最新のVDAに接続しているWindows 10のユーザーにお勧めします。サーバーのリソースに影響を与えることなく、異なるDPIの混在をサポートします。
Unscaled:
Unscaled設定は、セッション内のすべてのモニターの高解像度を送信します。これらの解像度はスケールが解除されているため、アプリとデスクトップで小さなテキストやアイコンが表示されることがあります。これは、UI設定の[いいえ]、または、GPOポリシーで高DPIポリシーを[有効]に設定した場合に相当します。この設定ではスケールによって画面がぼやけることはありませんが、テキストやアイコンは小さくなることがあります。デスクトップセッションに接続するときは、DPIをVDA内で設定して、目的のスケール設定を行うことができます。これは、RDSデスクトップやシームレスアプリケーションでは機能しません。この設定を有効にすると、セッションの解像度が高くなり、サーバーのパフォーマンスとスケーラビリティに影響を与えることがあります。 この設定は、追加のサーバーリソースが使用できる場合の、最高画質を必要とするデスクトップセッションにお勧めします。小さなテキストやアイコンがユーザーにとって問題にならない場合にも使用できます。
Operating system scaling:
Operating system scalingはデフォルトの設定であり、UI設定の[オペレーティングシステムの解像度スケールを適用します]に相当します。このシナリオでは、高DPIポリシーが[無効]に設定されています。これにより、WindowsオペレーティングシステムはセッションのDPIスケールを処理します。 VDAの解像度は、DPIを基にしてスケール設定され、クライアントデバイスより小さな解像度になります。これは、単一のモニターセッションで適切に動作し、6.5 VDAまたは従来のグラフィック用に構成されたVDAに接続するときに最適です。この方法では、異なるDPIの混在はサポートされません。すべてのモニターが同じDPIではない場合、セッションが機能しません。スケールによって、特にテキスト画面の場合、画像がぼやける可能性があります。Windows 10オペレーティングシステムでカーソルサイズに問題が発生することもあります。 この設定は、最新のVDAに接続しているWindows 7エンドポイントのユーザー、または従来のVDAへの接続時にお勧めします。異なるDPIが混在していない場合、Windows 10でも使用できます。
仮想ディスプレイレイアウト
この機能では、リモートデスクトップに適用する仮想モニターレイアウトを定義し、1つのクライアントモニターをリモートデスクトップ上の最大8つのモニターに仮想分割できます。仮想モニターは、Desktop Viewerの [モニターレイアウト]タブで設定できます。ここでは、垂直または水平の線で画面を仮想モニターに分けることができます。画面は、クライアントのモニター解像度で指定されたパーセンテージに従って分割されます。
DPIスケーリングまたはDPIマッチングに使用される仮想モニター用DPIを設定できます。仮想モニターレイアウトを適用した後、セッションのサイズを変更するか、再接続します。
この構成は、全画面セッション、単一モニターのデスクトップセッションにのみ適用され、公開アプリケーションには影響しません。この構成は、以降のこのクライアントからのすべての接続に適用されます。
汎用クライアント入力システム(IME)
コマンドラインインターフェイスを使用した汎用クライアントIMEの構成:
-
汎用クライアントIMEを有効にするには、Citrix Workspaceアプリインストールフォルダー(
C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client
)からwfica32.exe /localime:on
コマンドを実行します。 -
汎用クライアントIMEを無効にするには、Citrix Workspaceアプリインストールフォルダー(
C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client
)からwfica32.exe /localime:off
コマンドを実行します。
注:
コマンドラインスイッチ
wfica32.exe /localime:on
を使用して、汎用クライアントIMEとキーボードレイアウトの同期の両方を有効にすることができます。
-
汎用クライアントIMEを無効にするには、Citrix Workspaceアプリインストールフォルダー(
C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client
)からwfica32.exe /localgenericime:off
コマンドを実行します。このコマンドは、キーボードレイアウトの同期設定に影響を及ぼしません。
コマンドラインインターフェイスを使用して汎用クライアントIMEを無効にした場合、wfica32.exe /localgenericime:on
コマンドを実行することによって、再び機能を有効化できます。
トグル:
Citrix Workspaceアプリは、この機能に対するトグルスイッチ機能をサポートしています。wfica32.exe /localgenericime:on
コマンドを実行して、機能を有効/無効にできます。ただし、キーボードレイアウトの同期設定は、トグルスイッチより優先されます。キーボードレイアウトの同期がオフに設定されている場合、トグルしても汎用クライアントIMEは有効になりません。
グラフィカルユーザーインターフェイスを使用した汎用クライアントIMEの構成:
汎用クライアントIMEにはVDA Version 7.13以降が必要です。
キーボードレイアウトの同期を有効化することにより、汎用クライアントIME機能を有効化できます。詳しくは、「キーボードレイアウトの同期」を参照してください。
Citrix Workspaceアプリを使用すると、汎用クライアントIMEを使用するためのさまざまなオプションを構成できます。要件および使用状況に基づいて、これらのオプションのいずれかから選択できます。
- アクティブなアプリケーションセッションで、システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックして、[コネクションセンター]を選択します。
-
[基本設定]、[ローカルIME]を選択します。
さまざまなIMEモードをサポートするために以下のオプションを利用できます。
- サーバーIMEを有効にする - ローカルIMEを無効にするため、サーバーの言語セットのみが利用できます。
- ローカルIMEを高パフォーマンスモードに設定する - ローカルIMEを限られた帯域幅で使用できます。このオプションは、候補ウィンドウの機能を制限します。
- ローカルIMEを最適なエクスペリエンスモードに設定する - ローカルIMEを最適なユーザーエクスペリエンスで使用できます。このオプションは、高帯域を消費します。デフォルトで、汎用クライアントIMEが有効の場合、このオプションが選択されます。
設定変更は、現在のセッションにのみ適用されます。
レジストリエディターを使用したホットキー構成の有効化:
汎用クライアントIMEが有効の場合、異なるIMEモードを選択するには、Shift+F4ホットキーを使用できます。IMEモードのさまざまなオプションがセッションの右上隅に表示されます。
デフォルトで、汎用クライアントIMEのホットキーは無効です。
レジストリエディターで、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Lockdown\Client Engine\Hot Keys
に移動します。
AllowHotKeyを選択して、デフォルト値を1に変更します。
制限事項:
- 汎用クライアントIMEは、Search UIなどのUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリや、Windows 10オペレーティングシステムのEdgeブラウザーをサポートしません。回避策として、代わりにサーバーIMEを使用します。
- 汎用クライアントIMEは、保護モードのInternet Explorerバージョン11ではサポートされません。回避策として、インターネットオプションを使用して保護モードを無効にできます。そうする場合は、[セキュリティ]をクリックして、[保護モードを有効にする]をオフにします。
H.265ビデオエンコーディング
Citrix Workspaceアプリは、リモートグラフィックやビデオのハードウェアアクセラレーションでH.265ビデオコーデックの使用をサポートしています。この機能を活用するには、VDAおよびCitrix Workspaceアプリの両方でサポートされ、有効にする必要があります。エンドポイントのGPUがDXVAインターフェイスを使用するH.265デコードをサポートしていない場合、グラフィックポリシー設定のH.265デコードは無視され、セッションはH.264ビデオコーデックの使用に戻ります。
必須要件:
- VDA 7.16以降。
- VDAで3D画像ワークロードの最適化ポリシーが有効になっている。
- VDAでビデオコーデックにハードウェアエンコーディングを使用しますポリシーが有効になっている。
注:
H.265エンコーディングは、NVIDIA社のGPUでのみサポートされます。
Windows向けCitrix Workspaceアプリでは、この機能がデフォルトで無効になっています。
グループポリシーオブジェクト(GPO)の管理用テンプレートを使用してCitrix WorkspaceアプリでH.265ビデオエンコーディングを構成する:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]、[Citrix Workspace]、[ユーザーエクスペリエンス]の順に移動します。
- グラフィックのH.265デコードポリシーを選択します。
- [Enabled] をクリックします。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
レジストリエディターを使用してH.265ビデオエンコーディングを構成する:
32ビットオペレーティングシステムのドメイン不参加のネットワークでH.265ビデオエンコーディングを有効にする:
- [ファイル名を指定して実行]コマンドでregeditを使用してレジストリエディターを起動します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Citrix\ICA Client\Graphics Engine
にアクセスします。 - EnableH265という名前でDWORDキーを作成し、キーの値を1に設定します。
64ビットオペレーティングシステムのドメイン不参加のネットワークでH.265ビデオエンコーディングを有効にする:
- [ファイル名を指定して実行]コマンドでregeditを使用してレジストリエディターを起動します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Policies\Citrix\ICA Client\Graphics Engine
にアクセスします。 - EnableH265という名前でDWORDキーを作成し、キーの値を1に設定します。
変更を保存するには、セッションを再起動します。
注:
- Windows向けCitrix Workspaceアプリのグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートで [グラフィックのハードウェアアクセラレーション]ポリシーが無効になっている場合、[グラフィックのH.265デコード]ポリシー設定は無視され、この機能は動作しません。
- HDX Monitor 3.xツールを実行して、セッション内でH.265ビデオエンコーダーが有効になっているかを確認します。HDX Monitor 3.xツールについて詳しくは、Knowledge CenterのCTX135817を参照してください。
キーボードレイアウトと言語バー
キーボードレイアウト
注:
システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンから表示できる[高度な設定]シートの一部または全部を非表示にすることができます。詳しくは、「高度な設定シート」を参照してください。
キーボードレイアウトの同期によって、クライアントデバイスの優先キーボードレイアウトを切り替えることができます。この機能はデフォルトでは無効になっています。
キーボードレイアウトの同期を有効にするには:
-
システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンから [高度な設定]>[キーボードと言語バー]の順に選択します。
キーボードと言語バーのダイアログが開きます。
-
次のいずれかのオプションを選択します:
- はい - セッションでローカルのキーボードレイアウトが使用されます。
- いいえ、サーバーのキーボードレイアウトを使用します - VDAで使用されているキーボードレイアウトがセッションに適用されます。このオプションでは、ローカルキーボードレイアウト機能は無効に設定されます。
-
[保存] をクリックします。
Windowsインストールフォルダー(C:\Program files (x86)\Citrix\ICA Client
)のCitrix Workspaceアプリからコマンドラインを使用してwfica32:exe /localime:on
またはwfica32:exe /localime:off
を実行することで、キーボードレイアウトの同期を有効または無効にすることもできます。
ローカルキーボードレイアウトオプションで、クライアントIME(Input Method Editor)をアクティブにします。日本語、中国語、または韓国語を使用しているユーザーがサーバーIMEを使用する場合、[いいえ]を選択するか、wfica32:exe /localime:off
を実行してローカルキーボードレイアウトオプションを無効にする必要があります。次のセッションに接続すると、セッションは、リモートサーバーで指定されたキーボードレイアウトに戻します。
クライアントのキーボードレイアウトの切り替えがアクティブなセッションで有効にならないことがあります。この問題を解決するには、いったんCitrix Workspaceアプリからログオフしてから、再度ログインしてください。
キーボードレイアウトの切り替え通知ダイアログを非表示にする:
キーボードレイアウトの変更通知ダイアログでは、VDAセッションがキーボードレイアウトを切り替えるときに通知します。キーボードレイアウトの切り替えには、約2秒かかります。通知ダイアログを非表示にする場合、間違った文字入力を避けるために、しばらく待ってから入力を開始してください。
警告
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
レジストリエディターを使用してキーボードレイアウトの切り替え通知ダイアログを非表示にする:
- レジストリエディターを起動して、
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\IcaIme
に移動します。 - HideNotificationWindowという名前で文字列値キーを作成します。
- DWORD値を1に設定します。
- [OK] をクリックします。
- 変更を保存するには、セッションを再起動します。
制限事項:
- 管理者権限で実行しているリモートアプリケーション(例:アプリケーションアイコンを右クリックして、[管理者として実行])は、クライアントのキーボードレイアウトと同期することはできません。この問題を解決するには、サーバー側(VDA)で手動でキーボードレイアウトを変更するか、UACを無効にします。
- ユーザーがクライアントのキーボードレイアウトをサーバーでサポートされていないレイアウトに変更すると、キーボードレイアウトの同期機能は、セキュリティ上の理由で無効になります。認識されないキーボードレイアウトは、潜在的なセキュリティ上の脅威として扱われるためです。キーボードレイアウト同期機能を復元するには、ログオフしてセッションに再ログインします。
- RDPセッションでは、Alt+Shiftのショートカットキーでキーボードレイアウトを変更することはできません。この問題を回避するには、RDPセッションの言語バーを使用してキーボードレイアウトを切り替えます。
- この機能は、パフォーマンス上のリスクの可能性があるサードパーティ製品の問題によって、Windows Server 2016で無効になっています。これは、VDAのレジストリ設定で有効にできます:
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\ICA\IcaIme
で、DisableKeyboardSyncという名称の新しいキーを追加し、値を0に設定します。
言語バー
言語バーには、セッションで優先される入力言語が表示されます。以前のリリースでは、VDAのレジストリキーを使用することによってのみ、この設定を変更できました。Citrix Receiver for Windowsバージョン4.11以降では、[高度な設定]ダイアログを使用して変更できます。言語バーは、デフォルトでセッションに表示されます。
注:
この機能は、VDA 7.17以降で動作するセッションで使用できます。
リモート言語バーの表示または非表示を構成する:
- 通知領域でCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックし、[高度な設定]をクリックします。
- [キーボードと言語バー]を選択します。
- [言語バー]タブを選択します。
- 次のいずれかのオプションを選択します:
- はい - セッションで言語バーが表示されます。
- いいえ。言語バーを非表示にします - セッションで言語バーが非表示になります。
-
[保存] をクリックします。
設定の変更は直ちに有効になります。
注:
- アクティブなセッションの設定を変更できます。
- 入力言語が1つだけの場合、リモート言語バーはセッションに表示されません。
高度な設定シートで言語バータブを非表示にする:
レジストリを使用して、[高度な設定] シートから言語バータブを非表示にすることができます。
- レジストリエディターを起動します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\LocalIME
にアクセスします。 - DWORD値キーToggleOffLanguageBarFeatureを作成し、1に設定すると、[高度な設定]シートで言語バーオプションが非表示になります。
USBサポート
USBサポート機能により、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS上で作業しているときにさまざまな種類のUSBデバイスを使用できるようになります。コンピューターにUSBデバイスを接続すると、仮想デスクトップ内でそのデバイスを操作できるようになります。この機能では、フラッシュドライブ、スマートフォン、PDA、プリンター、スキャナー、MP3プレーヤー、セキュリティデバイス、およびタブレットなどのUSBデバイスがサポートされます。Desktop Viewerのユーザーは、ツールバーの基本設定を使用して、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSでUSBデバイスを使用できるようにするかどうかを制御できます。
Webカメラ、マイク、スピーカー、ヘッドセットなどのUSBデバイスのアイソクロナス機能は、一般的な低遅延/高速LAN環境でサポートされます。これにより、Microsoft Office CommunicatorやSkypeなどのパッケージでこれらのデバイスを使用できるようになります。
以下の種類のデバイスは直接サポートされるため、仮想アプリと仮想デスクトップのセッションでUSBサポート機能は使用されません。
- キーボード
- マウス
- スマートカード
特殊用途のUSBデバイス(Bloombergキーボードや3Dマウスなど)では、USBサポート機能が使用されるように構成できます。Bloombergキーボードの構成について詳しくは、「 Bloombergキーボードの構成」を参照してください。
そのほかの特殊用途のUSBデバイスのポリシー規則の構成について詳しくは、Knowledge Centerの CTX122615を参照してください。
デフォルトでは、特定の種類のUSBデバイスがCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSで動作しないように設定されています。たとえば、内部USBでシステムボードに装着されたネットワークインターフェイスカードの場合、このデバイスのリモート操作は適しません。次の種類のUSBデバイスは、仮想アプリと仮想デスクトップのセッションでの使用をデフォルトでサポートされていません。
- Bluetoothドングル
- 統合ネットワークインターフェイスカード
- USBハブ
- USBグラフィックアダプター
USBハブに接続されたデバイスは仮想デスクトップで使用できますが、USBハブ自体はリモート処理できません。
次の種類のUSBデバイスは、Citrix Virtual Appsセッションでの使用をデフォルトでサポートしていません。
- Bluetoothドングル
- 統合ネットワークインターフェイスカード
- USBハブ
- USBグラフィックアダプター
- オーディオデバイス
- 大容量記憶装置デバイス
USBサポートのしくみ:
ユーザーがエンドポイントにUSBデバイスを接続すると、USBポリシーが照合され、許可されているデバイスであることが認識されると、仮想デスクトップ上で使用可能になります。USBポリシーで拒否されるデバイスは、ローカルのデスクトップ上でのみ使用可能になります。
USBデバイスを接続すると、新しいデバイスについて知らせる通知が表示されます。ユーザーは、USBデバイスを接続するたびに、そのデバイスを仮想デスクトップで使用するかどうかを選択できます。ユーザーは、仮想デスクトップセッションの開始前、またはセッション実行中に接続したUSBデバイスが、フォーカスのある仮想デスクトップで自動的に使用可能になるように設定することもできます。
大容量記憶装置デバイス
マスストレージデバイス(大容量記憶装置)の場合は、USBサポートに加え、クライアント側ドライブのマッピング機能によるリモートアクセスも可能で、これはWindows向けCitrix Workspaceアプリポリシーの [クライアントデバイスをリモート処理します]>[クライアントドライブマッピング]で設定します。このポリシーを適用すると、ユーザーのログオン時にユーザーデバイス上のドライブが自動的に仮想デスクトップ上のドライブ文字にマップされます。これらのドライブは、マップされたドライブ文字を持つ共有フォルダーとして表示されます。
クライアント側リムーバブルドライブマッピングとUSBサポートの2つの設定の主な違いは以下のとおりです。
機能 | クライアントドライブマッピング | USBサポート |
---|---|---|
デフォルトで有効 | はい | いいえ |
読み取り専用アクセスの構成が可能 | はい | いいえ |
セッション中にデバイスを安全に取り外せる | いいえ | はい(ユーザーがシステムトレイの[ハードウェアの安全な取り外し]をクリックする場合) |
[汎用USB]と[クライアントドライブマッピング]の両方のポリシーが有効で、マスストレージデバイスがセッションの開始前に装着された場合は、USBサポート機能によるリダイレクトの前にクライアント側ドライブのマッピングによるリダイレクトが実行されます。マスストレージデバイスがセッションの開始後に装着された場合は、クライアントドライブマッピングの前にUSBサポートによるリダイレクトが実行されます。
デフォルトで許可されるUSBデバイスのクラス:
以下のクラスのUSBデバイスは、デフォルトのUSBポリシー規則により仮想デスクトップでの使用が許可されます。
この一覧に記載されていても、一部のクラスは構成を追加しなければ仮想アプリと仮想デスクトップのセッションでリモート処理ができません。それらのクラスについては以下に記述します。
- オーディオ(クラス01)- このクラスのデバイスとして、オーディオ入力デバイス(マイク)、オーディオ出力デバイス、およびMIDIコントローラーがあります。最近のオーディオデバイスでは一般的にアイソクロナス転送が使用されますが、この機能はXenDesktop 4以降でサポートされます。USBサポートを使用するCitrix Virtual Appsでオーディオデバイスをリモート操作できないため、オーディオ(クラス01)はCitrix Virtual Appsに適用できません。
注:
VoIP電話などの一部の特殊デバイスには追加の構成が必要です。詳しくは、Knowledge CenterのCTX123015を参照してください。
-
物理インターフェイスデバイス(クラス05)- このデバイスはヒューマンインターフェイスデバイス(HID)と似ていますが、一般的に「リアルタイム」の入力またはフィードバックを提供し、フォースフィードバックジョイスティック、モーションプラットフォーム、およびフォースフィードバックエクソスケルトンなどがあります。
-
静止画(クラス06)- このクラスのデバイスとして、デジタルカメラおよびスキャナーがあります。ほとんどのデジタルカメラは、画像転送プロトコル(PTP)またはメディア転送プロトコル(MTP)を使ってコンピューターやほかの周辺機器にイメージを転送する静止画クラスをサポートします。また、デジタルカメラはマスストレージデバイスとして機能する場合もあり、カメラ自体のメニューを使っていずれかのクラスを使用するように構成できます。
注:
カメラがマスストレージデバイスとして機能する場合はクライアントドライブマッピングが使用され、USBサポートは必要ありません。
-
プリンター(クラス07)- 一部のプリンターではベンダー固有のプロトコル(クラスff)が使用されますが、一般的にはこのクラスにほとんどのプリンターが含まれます。マルチ機能プリンターの場合は、USBハブが内蔵されていたり、混合デバイスであったりする場合があります。いずれの場合も、印刷機能では一般的にプリンタークラスが使用され、スキャナーやFAX機能では静止画などの別のクラスが使用されます。
プリンターは通常、USBサポートなしで適切に動作します。
注
このクラスのデバイス(特にスキャナー機能を持つプリンター)には追加の構成が必要です。構成手順については、Knowledge CenterのCTX123015を参照してください。
-
マスストレージデバイス(クラス08)- 最も一般的なマスストレージデバイス(大容量記憶装置)として、USBフラッシュドライブがあります。そのほかには、USB接続のハードドライブ、CD/DVDドライブ、およびSD/MMCカードリーダーがあります。また、内部ストレージを持つさまざまなデバイスがあり、これらもこのクラスのインターフェイスを提供します。たとえば、メディアプレーヤー、デジタルカメラ、携帯電話などがあります。USBサポートを使用するCitrix Virtual Appsでマスストレージデバイスをリモート操作できないため、マスストレージ(クラス08)はCitrix Virtual Appsに適用できません。既知のサブクラスには次のものが含まれます:
- 01 制限付きフラッシュデバイス
- 02 一般的なCD/DVDデバイス(ATAPI/MMC-2)
- 03 一般的なテープデバイス(QIC-157)
- 04 一般的なフロッピーディスクドライブ(UFI)
- 05 一般的なフロッピーディスクドライブ(SFF-8070i)
- 06 ほとんどの大容量記憶装置デバイスはこのSCSIのバリアントを使用します
マスストレージデバイスには、クライアントドライブマッピングを介して頻繁にアクセスすることができ、USBサポートは必要ありません。
-
コンテンツセキュリティ(クラス0d)- 通常、ライセンスまたはデジタル権利の管理のためのコンテンツ保護を実行します。このクラスのデバイスとして、ドングルがあります。
-
ビデオ(クラス0e)- このクラスのデバイスとして、ビデオ、Webカメラ、デジタルカムコーダー、アナログビデオ変換機、一部のテレビチューナー、およびビデオストリーミングをサポートする一部のデジタルカメラなど、ビデオ関連の機器があります。
重要
ほとんどのビデオストリーミングデバイスではアイソクロナス転送が使用されますが、この機能はXenDesktop 4以降でサポートされます。動作検知機能付きのWebカメラなど、一部のビデオデバイスには追加の構成が必要です。構成手順については、Knowledge CenterのCTX123015を参照してください。
-
パーソナルヘルスケア(クラス0f)- このデバイスには、血圧センサー、心拍数モニター、万歩計、薬剤モニター、肺活量計などの個人用健康器具があります。
-
アプリケーションおよびベンダー固有(クラスfeおよびff)- 多くのデバイスがベンダー独自のプロトコルまたはUSBコンソーシアムで標準化されていないプロトコルを使用しており、これらは通常はベンダー固有(クラスff)として分類されます。
デフォルトで拒否されるUSBデバイスのクラス
次のUSBデバイスの異なるクラスは、デフォルトのUSBポリシー規則により拒否されます。
-
通信およびCDCコントロール(クラス02および0a)。仮想デスクトップ自体への接続にこれらのデバイスのいずれかが使用される場合があるため、デフォルトのUSBポリシーではこれらのデバイスのリモートでの実行は許可されていません。
-
ヒューマンインターフェイスデバイス(クラス03)。さまざまな種類の入出力デバイスを含みます。一般的なヒューマンインターフェイスデバイス(HID)として、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、グラフィックタブレット、センサー、およびゲームのコントローラー、ボタン、およびコントロール機能などがあります。
サブクラス01は「起動インターフェイス」クラスとして知られ、キーボードおよびマウスで使用されます。
デフォルトのUSBポリシーはUSBキーボード(クラス03、サブクラス01、プロトコル1)またはUSBマウス(クラス03、サブクラス01、プロトコル2)を許可しません。これは、ほとんどのキーボードおよびマウスはUSBサポートなしでも適切に処理され、一般に仮想デスクトップ内だけでなくローカルでも使用されるためです。
-
USBハブ(クラス09)。USBハブを使用すると、より多くのデバイスをローカルのコンピューターに接続できます。これらのデバイスにリモートでアクセスする必要はありません。
-
スマートカード(クラス0b)。スマートカードリーダーには、非接触型および接触型のスマートカードリーダーと、スマートカードと同等のチップを埋め込んだUSBトークンがあります。
スマートカードリーダーは、スマートカードサポート機能によりアクセスできるため、USBサポートは必要ありません。
-
ワイヤレスコントローラー(クラスe0)。これらのデバイスの中には、重要なネットワークアクセスを提供していたり、Bluetoothキーボードやマウスなどの基幹周辺装置を接続していたりするものがある場合があります。
デフォルトのUSBポリシーはこれらのデバイスを許可していません。ただし、USBサポートを使ったアクセスに適したデバイスもあります。
-
その他のネットワークデバイス(クラスef、サブクラス04)- これらのデバイスの一部は、重要なネットワークアクセスを提供している可能性があります。デフォルトのUSBポリシーはこれらのデバイスを許可していません。ただし、USBサポートを使ったアクセスに適したデバイスもあります。
仮想デスクトップで使用できるUSBデバイスの一覧の変更
Windows向けCitrix Workspaceのテンプレートファイルを編集して、仮想デスクトップセッション内で使用できるUSBデバイスの範囲を更新できます。これにより、グループポリシーを使用してWindows向けCitrix Workspaceに変更を加えることができます。このファイルは、次のインストールフォルダーにあります:
\C:\Program Files\Citrix\ICA Client\Configuration\en
。
または、各ユーザーデバイスのレジストリに次のレジストリキーを追加できます:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Citrix\ICA Client\GenericUSB Type=String Name="DeviceRules" Value=
重要
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
製品のデフォルトの規則は、次の場所に保存されています:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\GenericUSB 種類=MultiSz 名前=”DeviceRules” 値=
これらのデフォルトの規則は変更しないでください。
USBデバイスのポリシー設定について詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「USBデバイスのポリシー設定」を参照してください。
USBオーディオの構成
注:
- Windows向けCitrix Workspaceアプリを初めてアップグレードまたはインストールする場合、最新のテンプレートファイルをローカルGPOに追加します。テンプレートファイルをローカルGPOに追加する方法について詳しくは、「グループポリシーオブジェクト管理用テンプレート」を参照してください。アップグレードの場合、最新のファイルをインポートするときに既存の設定が保持されます。
- この機能は、Citrix Virtual Appsサーバーでのみ使用できます。
USBオーディオデバイスを構成するには:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成] ノードで、[管理用テンプレート]>[従来の管理用テンプレート(ADM)]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[ユーザーエクスペリエンス] の順に移動し、[一般的なUSBリダイレクトによるオーディオ] をクリックします。
- 設定を編集します。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- コマンドプロンプトを管理者モードで開きます。
- 次のコマンドを実行します。
gpupdate /force
vPrefer起動
以前のリリースでは、Citrix StudioのKEYWORDS:prefer=”application”属性を設定することで、VDAにインストールされたアプリケーションのインスタンス(このドキュメントではローカルインスタンスと呼びます)を公開アプリケーションよりも優先して起動するよう指定できました。
バージョン4.11から、ダブルホップシナリオ(セッションをホストしているVDAでCitrix Workspaceアプリが実行されている)では、VDAにインストールされたアプリケーションのローカルインスタンス(ローカルアプリとして使用できる場合)を、Citrix Workspaceアプリがアプリケーションのホストされたインスタンスよりも優先して起動するかを制御できるようになりました。
vPreferは、StoreFrontバージョン3.14およびCitrix Virtual Desktops 7.17以降で使用できます。
アプリケーションを起動すると、Citrix WorkspaceアプリはStoreFrontサーバー上のリソースデータを読み取り、列挙時にvpreferフラグに基づいてこの設定を適用します。Citrix Workspaceアプリは、VDAのWindowsレジストリでアプリケーションのインストールパスを検索し、存在する場合はアプリケーションのローカルインスタンスを起動します。それ以外の場合は、アプリケーションのホストされたインスタンスを起動します。 VDAにインストールされていないアプリケーションを起動すると、ホストされているアプリケーションが起動します。StoreFrontでローカル起動を処理する方法について詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「公開デスクトップ上のアプリケーションのローカル起動を制御する」を参照してください。
アプリケーションのローカルインスタンスをVDAで起動しない場合は、Delivery ControllerでPowerShellを使用してLocalLaunchDisabledをTrueに設定します。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsのドキュメントを参照してください。
この機能によって、アプリケーションをよりすばやく起動できるため、より良いユーザーエクスペリエンスを実現できます。この機能は、グループポリシーオブジェクト(GPO)管理用テンプレートで構成できます。デフォルトでは、vPreferはダブルホップシナリオでのみ有効です。
注:
Citrix Workspaceアプリを初めてアップグレードまたはインストールする場合、最新のテンプレートファイルをローカルGPOに追加します。テンプレートファイルをローカルGPOに追加する方法について詳しくは、「グループポリシーオブジェクト管理用テンプレート」を参照してください。アップグレードの場合、最新のファイルをインポートするときに既存の設定が保持されます。
- gpedit.mscを実行して、Citrix WorkspaceアプリのGPO管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[SelfService]の順に移動します。
- vPreferポリシーを選択します。
-
[有効]を選択し、[アプリを許可] ドロップダウンリストの次のオプションから選択します。
- [すべてのアプリを許可]:このオプションは、VDA上のすべてのアプリのローカルインスタンスを起動します。Citrix Workspaceアプリは、インストールされているアプリケーション(メモ帳、電卓、ワードパッド、コマンドプロンプトなどのネイティブWindowsアプリを含む)を検索し、ホストされているアプリの代わりにVDAで起動します。
- インストール済みアプリを許可:このオプションは、VDA上のインストール済みアプリのローカルインスタンスを起動します。アプリがVDAにインストールされていない場合は、ホストされているアプリを起動します。vPreferポリシーが [有効]に設定されている場合、デフォルトで [インストール済みアプリを許可]が選択されます。このオプションは、メモ帳、電卓などのネイティブWindowsオペレーティングシステムアプリケーションを除外します。
- ネットワークアプリを許可:このオプションは、共有ネットワークに公開されているアプリのインスタンスを起動します。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
- 変更を保存するには、セッションを再起動します。
制限事項:
- Web向けWorkspaceはこの機能をサポートしていません。
ワークスペース構成
Windows向けCitrix Workspaceアプリでは、Citrix Cloudから提供されている1つまたは複数のサービスを使用している利用者のためのワークスペースを構成できるようになりました。
Citrix Workspaceアプリには、ユーザーが権限を持つ特定のワークスペースリソースのみがインテリジェントに表示されます。Citrix Workspaceアプリで使用可能なデジタルワークスペースリソースの提供はすべて、Citrix Cloudのワークスペース環境サービスが行います。
ワークスペースはデジタルワークスペースソリューションの一部で、これによってIT部門は、任意のデバイスからアプリへの安全なアクセスを提供できます。 このスクリーンショットは、利用者に表示されるワークスペースの例です。インターフェイスは進化しているため、現在利用者に表示される内容とは異なる場合があります。たとえば、ページ上部に「Workspace」ではなく、「StoreFront」と表示されるようになっています。
SaaSアプリ
SaaSアプリへのセキュリティ保護されたアクセス機能によって、統合されたユーザーエクスペリエンスで公開SaaSアプリをユーザーに提供できます。SaaSアプリはシングルサインオンで利用できます。管理者は、特定のWebサイトやWebサイトカテゴリへのアクセスをフィルター処理することで、マルウェアやデータ漏えいから組織のネットワークやエンドユーザーデバイスを保護できるようになりました。
Windows向けCitrix Workspaceアプリは、アクセス制御サービスを使用したSaaSアプリの使用をサポートします。このサービスにより、管理者は一貫したエクスペリエンスを提供し、シングルサインオンを統合し、コンテンツ検査を利用することができます。
SaaSアプリをクラウドで提供する利点は次のとおりです:
- シンプルな構成 - 操作、更新、使用が簡単です。
- シングルサインオン - シングルサインオンで簡単にログオンできます。
- さまざまなアプリの標準テンプレート - 一般的なアプリをテンプレートを使用して構成できます。
必須要件:
- シングルサインオン機能を適用するには、SaaSアプリがSAML 2.0認証をサポートしている必要があります。
- Citrix Enterprise Browser(旧称Citrix Workspace Browser)がSaaSアプリケーションのレンダリングで使用されるように、アクセス制御サービスで [セキュリティ強化を有効にする]オプションを有効にする必要があります。このオプションが有効になっていない場合、SaaSアプリはクライアントに設定されたデフォルトのブラウザーを使用して起動されます。
注:
Citrix Workspaceアプリは、オンプレミス環境とクラウド環境の両方から公開されたアプリおよびデスクトップを集約して、ユーザーエクスペリエンスを統合します。
Citrix Workspaceアプリには、SaaSアプリを起動するためのCitrix Secure Browserが組み込まれています。Citrix Secure Browserが組み込まれたChromium埋め込みフレームワークはバージョン70です。これによって、セキュアなSaaSアプリにアクセスするときに、より快適なユーザーエクスペリエンスを実現できます。
注:
- Web向けWorkspaceの場合、SaaSアプリは、Citrix Secure Browserではなく、クライアントで設定されたデフォルトのブラウザーでのみ起動されます。
- ICAセッションアプリとセキュリティ保護されたSaaSアプリのユーザーエクスペリエンスが異なる場合があります。
Citrix Secure Browserではツールバー、クリップボード、印刷、ダウンロード、透かしなどの操作を使用できます。これらの操作は、アクセス制御サービスのポリシー構成で定義されているCitrix Workspaceアプリに適用されます。
Citrix Secure Browserを使用して実行できる操作:
ツールバー - アプリでツールバーオプションを有効にすると、起動したアプリで「戻る」、「進む」、「更新」オプションを表示できます。ツールバーには、クリップボード操作を含む省略記号も表示されます。
クリップボード - アプリでクリップボードアクセスを有効にすると、起動したアプリのツールバーに表示される切り取り、コピー、貼り付けのオプションを使用できます。このオプションを無効にすると、カット、コピー、貼り付けのオプションが灰色表示になります。
印刷 - 起動したアプリで印刷オプションを有効にすると、印刷コマンドを実行できます。無効にすると、起動したアプリに印刷オプションは表示されません。
ナビゲーション - ナビゲーションオプションを有効にすると、起動されたアプリのツールバーに「次へ」および「戻る」アイコンが表示されます。
ダウンロード - ダウンロードオプションを有効にすると、起動したアプリからファイルをダウンロードできます。起動したアプリを右クリックし、[名前を付けて保存]を選択します。保存先を選択して、[ダウンロード]をクリックします。
注:
ファイルをダウンロードすると、ダウンロード状況を示す進行状況バーは表示されませんが、ダウンロードは正常に完了します。
透かし - 透かしオプションを有効にすると、起動したアプリに、クライアントマシンのユーザー名とIPアドレスを含む透かしが表示されます。透かしは半透明で、他の情報を表示するために編集することはできません。
GPOを使用したキャッシュの構成:
複数のユーザーが同じデバイスを使用してセキュアなSaaSアプリにログインすると、1ユーザーのキャッシュが次のユーザーに適用され、ユーザー間で閲覧情報を共有することになります。
この問題を回避するため、Citrix Workspaceアプリに新しいグループポリシーオブジェクト(GPO)管理ポリシーが導入されました。このポリシーを使用すると、ローカルデバイスにブラウザーのキャッシュを保存することはできません。
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrix Workspace]>[Citrix Secure Browser]の順に移動します。
- [キャッシュ]ポリシーを選択します。 注:デフォルトでは、このポリシーは [有効]に設定されています。
- 無効にするには、[無効]を選択して [適用]、[OK]をクリックします。
- Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
制限事項:
- 印刷オプションを有効にしてダウンロードを無効にした公開アプリを起動し、起動したアプリで印刷コマンドを発行すると、ダウンロード機能が制限されている場合でもPDFを保存できることがあります。ダウンロード機能を厳密に無効にするには、印刷オプションを無効にします。
- アプリに埋め込まれた動画が機能しないことがあります。
ワークスペース構成について詳しくは、Citrix Cloudの「ワークスペース構成」を参照してください。
PDF印刷
必須要件:
- Citrix Workspaceアプリバージョン1808以降。
- Citrix Virtual Apps and Desktopsバージョン7 1808以降。
- 少なくとも1つのPDFビューアがコンピューターにインストールされている。
PDF印刷を有効にするには:
- Delivery ControllerでCitrix Studioを使用して、左ペインの [ポリシー]ノードを選択します。ポリシーを作成するか、既存のポリシーを編集することができます。
- [PDFユニバーサルプリンターの自動作成] ポリシーを [有効] にします。
Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
制限事項:
- PDFの表示と印刷は、Microsoft Edgeブラウザーではサポートされていません。
Windows Continuumを使用してWindows 10のタブレットモードを拡張
Windows Continuumは、クライアントデバイスの使用方法に対応するWindows 10の機能です。Windows向けCitrix Workspaceアプリバージョン4.10以降では、モードの動的変更を含むWindows Continuumがサポートされています。
タッチ操作可能なデバイスの場合、キーボードまたはマウスが接続されていないと、Windows 10 VDAはタブレットモードで起動します。キーボード、マウス、またはその両方が接続されている場合は、デスクトップモードで起動します。Surface Proのような2 in 1デバイスの画面やクライアントデバイスでキーボードを接続したり、接続解除したりすると、タブレットモードとデスクトップモードが切り替わります。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「タッチスクリーンデバイス用タブレットモード」を参照してください。
Windows 10 VDAは、セッションに接続または再接続されると、タッチ操作可能なクライアントデバイス上でキーボードまたはマウスを検出します。また、セッション中にキーボードやマウスの接続や接続解除も検出します。この機能はVDAでデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、Citrix Studioを使用して [タブレットモードの切り替え]ポリシーを変更します。
タブレットモードでは、タッチスクリーンにより適した以下のユーザーインターフェイスが提供されます。
- やや大きめのボタン
- スタート画面や開始したすべてのアプリケーションを全画面で開く
- タスクバーに[戻る]ボタンを表示
- タスクバーからアイコンを削除
デスクトップモードでは、PCでキーボードとマウスを使用するのと同じように操作できる従来のユーザーインターフェイスが提供されます。
注:
Web向けWorkspaceはWindows Continuumの機能をサポートしていません。
相対マウス
相対マウスのサポートでは、マウスの絶対位置ではなく相対位置を読み取るオプションを提供します。この機能は、マウスの絶対位置ではなく相対位置の入力を必要とするアプリケーションに必要です。
注
この機能を適用できるのは、公開デスクトップセッションのみです。
レジストリエディターまたはdefault.icaファイルを使用してこの機能を構成すると、セッションが終了した後も設定は保持されます。
以下のように、レジストリを使用してユーザー単位およびマシン単位でこの機能の可用性を制御できます:
レジストリエディターを使用した相対マウスの構成
この機能を構成するには、次のレジストリキーが適用されるよう設定し、セッションを再起動して変更を有効にします:
この機能をセッション単位で使用できるようにする場合:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Lockdown\Virtual Channels\RelativeMouse
この機能をユーザー単位で使用できるようにする場合:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Lockdown\Virtual Channels\RelativeMouse
- Name: Mouse
- Type: REG_SZ
- Value: True
注:
- レジストリエディターで設定した値は、ICAファイルの設定よりも優先されます。
- HKEY_LOCAL_MACHINEとHKEY_CURRENT_USERは同じ値を設定する必要があります。これらの値が異なると、競合が発生する可能性があります。
デフォルトの.icaファイルを使用した相対マウスの構成
- default.icaファイルを開きます。このファイルは通常
C:\inetpub\wwwroot\Citrix\<site name>\conf\default.ica
にあります。ここで、sitenameはストアの作成時に指定した名前です。StoreFrontユーザーの場合、default.icaファイルは通常、C:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Storename>\App_Data\default.ica
にあります。ここで、storenameはストアの作成時に指定した名前です。 - WFClientセクションに「RelativeMouse」という名前で新しいキーを追加し、そのデータ値をJSONオブジェクトとして同じ構成に設定します。
- 必要に応じて値を設定します。
- true – 相対マウスを有効にする
- false – 相対マウスを無効にする
- 変更を保存するには、セッションを再起動します。
注:
レジストリエディターで設定した値は、ICAファイルの設定よりも優先されます。
Desktop Viewerから相対マウスを有効にする
- Citrix Workspaceアプリにログオンします。
- 公開デスクトップセッションを開始します。
-
Desktop Viewerのツールバーで [基本設定]をクリックします。
[Citrix Workspace - 基本設定]ウィンドウが開きます。
- [接続]をクリックします。
- [相対マウスの設定]で [相対マウスを使用する]をオンにします。
- [適用]、[OK] の順にクリックします。
注:
Desktop Viewerから相対マウスを構成すると、セッション単位のみで適用されます。
ハードウェアのデコード
Citrix Workspaceアプリ(HDX Engine 14.4を含む)を使用する場合、クライアントで利用できる場合にはいつでもH.264デコードにGPUを使用できます。GPUデコードで使用されるAPIレイヤーはDirectX Video Accelerationです。
Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを使用してハードウェアのデコードを有効にするには:
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]、[Citrix Workspace]、[ユーザーエクスペリエンス]の順に移動します。
- [グラフィックのハードウェアアクセラレーション]を選択します。
- [有効]を選択して、[適用] および [OK]をクリックします。
ポリシーが適用され、ハードウェアアクセラレーションがアクティブなICAセッションで使用されているかを確認するには、次のレジストリキーを確認します。
レジストリのパス:HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\CEIP\Data\GfxRender
ヒント
Graphics_GfxRender_DecoderおよびGraphics_GfxRender_Rendererは2である必要があります。値が1の場合、CPUベースのデコードが使用されています。
ハードウェアデコード機能が使用されている場合、次の制限事項を考慮してください。
- クライアントにGPUが2つあり、モニターの1つが2つ目のGPUでアクティブな場合、CPUデコードが使用されます。
- Windows Server 2008 R2が動作するCitrix Virtual Apps 7.xサーバーに接続する場合、ユーザーのWindowsデバイスではハードウェアデコードを使用しないことをお勧めします。これが有効な場合、文字列を強調表示する場合のパフォーマンスの低下やちらつきの問題が発生します。
マイク入力
Citrix Workspaceアプリは、クライアント側の複数のマイク入力をサポートします。ユーザーは、ローカルのマイクを使用して以下の操作を実行できます。
- ソフトフォンでの通話やWeb会議などのリアルタイムのアクティビティ。
- ホストされている録音アプリケーション(ディクテーションプログラムなど)の使用。
- 録画と録音。
Citrix Workspaceアプリのユーザーは、コネクションセンターを使用して、デバイスに付属しているマイクを使用するかどうか選択することができます。Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSユーザーも、ビューアの[基本設定]ダイアログボックスを使用してマイクおよびWebカメラを無効にできます。
マルチモニターサポート
Windows向けCitrix Workspaceアプリで最大8台のモニターを使用できます。
マルチモニター環境では、各モニターの製造元により解像度が異なる場合があります。また、セッション中にモニターの解像度や向きが変更されることもあります。
セッションを複数のモニター上に表示する場合、以下の2つのモードがあります。
-
全画面モード。セッションはマルチモニター全体に表示されます。ローカルでの場合と同様に、アプリケーションウィンドウが表示領域全体に最大化されます。
Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS: Desktop Viewerウィンドウをマルチモニターのいずれかの矩形表示領域内に表示するには、隣接するモニターにかかるようにウィンドウのサイズを変更して [最大化] をクリックします。
-
ウィンドウモード。単一のモニターがセッション用に使用されます。アプリケーションウィンドウは個々のモニター上に最大表示されません。
Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS: 同じ割り当て(デスクトップグループ)に含まれるデスクトップを続けて起動すると、ウィンドウ設定が保持され、デスクトップが同じモニターに表示されます。矩形配置構成のマルチモニター環境では、複数の仮想デスクトップを1つのデバイス上で表示できます。デバイスのプライマリモニターを仮想アプリと仮想デスクトップのセッションで使用する場合は、セッションでもそのモニターがプライマリモニターになります。そうでない場合は、セッション内の最も小さい番号のモニターがプライマリモニターになります。
マルチモニター環境をサポートするには、次の条件を満たしている必要があります。
- ユーザーデバイスの構成でマルチモニターがサポートされている。
- オペレーティングシステムが各モニターを検出できる。Windowsプラットフォームでモニターを検出できるかどうかは、[設定] > [システム]に移動し、[ディスプレイ]をクリックして、各モニターが別々に表示されていることを確認します。
- モニターが検出された後は、次の作業を行います。
- Citrix Virtual Desktops: Citrixマシンポリシーの[表示メモリの制限]設定を使用して、グラフィックメモリの制限を構成します。
-
Citrix Virtual Apps: インストールしたCitrix Virtual Appsサーバーのバージョンに応じて、以下の操作を行います:
- Citrixポリシーの[表示メモリの制限]設定を使用して、グラフィックメモリの制限を構成します。
- Citrix Virtual Appsサーバー用Citrix管理コンソールの左ペインでサーバーファームを選択し、タスクペインで [サーバーファームのプロパティの変更]、[すべてのプロパティの変更]、[サーバーのデフォルト設定]、[HDX Broadcast]、[表示設定]の順に選択します(または[サーバーファームのプロパティの変更]、[すべてのプロパティの変更]、[サーバーのデフォルト設定]、[ICA]、[表示設定]の順に選択します)。そして、[各セッションのグラフィックで使用する最大メモリ]を設定します。
この値を、グラフィックメモリを提供するのに十分なサイズに設定します(単位はキロバイト)。このボックスの値が必要なサイズに満たないと、公開リソースが一部のモニター上でしか表示されません。
Citrix Virtual Desktopsをデュアルモニターで使用する:
- Desktop Viewerを選択し、下向き矢印をクリックします。
- [ウィンドウ] を選択します。
- Citrix Virtual Desktopsの画面を2つのモニターの間にドラッグします。各モニターに画面の約半分が表示されていることを確認してください。
-
Citrix Virtual Desktopsのツールバーで、[フルスクリーン] を選択します。
画面が両方のモニターに拡張されます。
Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSのセッションのグラフィックメモリ要件の計算については、Knowledge CenterのCTX115637を参照してください。
プリンター
ユーザーがプリンター設定を上書きするには
- ユーザーデバイス上で、アプリケーションの [印刷]ダイアログボックスを開き、[プロパティ]をクリックします。
- [クライアント設定]タブで [高度な最適化]をクリックし、[イメージ圧縮]および[イメージおよびフォントキャッシュ]オプションの設定を変更します。
スクリーンキーボードの制御
Windowsタブレットから仮想アプリケーションおよびデスクトップへのタッチ操作によるアクセスを有効にするため、テキスト入力フィールドがアクティブになったり、デバイスがテントまたはタブレットモードになったりすると、Citrix Workspaceアプリによって自動的にスクリーンキーボードが表示されます。
一部のデバイスおよび一部の環境下では、Citrix Workspaceアプリがデバイスのモードを正確に検出できず、必要時にスクリーンキーボードが表示されないことがあります。
コンバーチブルデバイスを使用しているときにスクリーンキーボードが表示されないようにするには、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\MobileReceiver
でREG_DWORDの値DisableKeyboardPopup
を作成し、値を1に設定します。
注:
x64マシンで、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\MobileReceiver
に値を作成します。
キーは以下のような異なる3種のモードに設定できます。
- 自動:AlwaysKeyboardPopup = 0; DisableKeyboardPopup = 0
- 常にポップアップ(スクリーンキーボード):AlwaysKeyboardPopup = 1; DisableKeyboardPopup = 0
- ポップアップしない(スクリーンキーボード):AlwaysKeyboardPopup = 0; DisableKeyboardPopup = 1
キーボードショートカット
Citrix Workspaceアプリで特定の機能を実行するキーの組み合わせを構成できます。キーボードショートカットのポリシーが有効な場合、Citrixショートカットキーのマッピング、Windowsショートカットキーの動作、およびセッションでのキーボードの種類を指定できます。
- gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- [コンピューターの構成] ノードで、[管理用テンプレート] > [Citrixコンポーネント] > [Citrix Workspace] > [ユーザーエクスペリエンス] の順に移動します。
- キーボードショートカットポリシーを選択します。
- [有効] と目的のオプションを選択します。
- Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
32ビットカラーアイコンのサポート:
Citrix Workspaceアプリでは32ビットHigh Colorアイコンがサポートされ、Citrixコネクションセンターに表示されるアプリケーションのアイコンに適した色数が自動的に選択されます。シームレスアプリケーションを実行しているときに[スタート]メニューとタスクバーに表示されるアプリケーションのアイコンも、同様に処理されます。
注意
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
優先する深さを設定するには、TWIDesiredIconColor
という文字列レジストリキーをHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Preferences
に追加して、必要な値に設定します。定義できるアイコンの色数は、4、8、16、24、および32ビット/ピクセルです。ネットワーク接続が低速な場合は、ユーザーはより少ない色数を選択できます。
Desktop Viewer
企業組織にはそれぞれ異なるニーズがあります。ユーザーが仮想デスクトップにアクセスする方法の要件は、ユーザーによって、そして企業ニーズが展開するにつれて変化する可能性があります。ユーザーが仮想デスクトップに接続したり接続を構成したりするときの手順は、管理者によるWindows向けCitrix Workspaceアプリのセットアップ方法によって異なります。
ユーザーが仮想デスクトップを操作する必要がある場合は、Desktop Viewerを使用します。ユーザーの仮想デスクトップには公開仮想デスクトップを使用でき、共有または専用デスクトップのいずれでも可能です。このアクセスシナリオでは、Desktop Viewerツールバー機能により、ユーザーが仮想デスクトップをローカルデスクトップ上のウィンドウ内に開いて、必要に応じて仮想デスクトップの表示領域や表示サイズを変更できます。ユーザーは必要に応じて設定を変更でき、同じユーザーデバイス上で複数のCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS接続を使用して複数の仮想デスクトップを実行できます。
注:
仮想デスクトップの解像度を変更する場合は、Citrix Workspaceアプリを使用します。Windowsコントロールパネルで解像度を変更することはできません。
Desktop Viewerでのキーボード入力
Desktop Viewerセッションでは、Windowsロゴ + Lキーはローカルコンピューターに送信されます。
Ctrl+Alt+Delキーは、ローカルコンピューターに送信されます。
通常、Microsoft社のユーザー補助機能である固定キー、フィルターキー、および切り替えキー機能を有効にするキーはローカルコンピューターに送信されます。
Desktop Viewerのユーザー補助機能として、Ctrl + Alt + Breakキーを押すと、ポップアップウィンドウでDesktop Viewerツールバーが開きます。
Ctrl + Escキーは、リモートの仮想デスクトップに送信されます。
注:
デフォルトでは、Desktop Viewerを最大化した場合はAlt + Tabキーを押すとセッション内のウィンドウ間でフォーカスが切り替わります。Desktop Viewerをウィンドウ内に表示している場合は、Alt + Tabキーを押すとセッション外のウィンドウ間でフォーカスが切り替わります。
ホットキーシーケンスは、Citrixにより設計されたキーの組み合わせです。たとえば、Ctrl + F1シーケンスはCtrl + Alt + Delキーを再現し、Shift + F2はアプリケーションの全画面モードとウィンドウモードを切り替えます。Desktop Viewerで表示されている仮想デスクトップ(つまり、仮想アプリと仮想デスクトップのセッション)ではホットキーシーケンスを使用できませんが、公開アプリケーション(つまり、Citrix Virtual Appsセッション)ではこれを使用できます。
仮想デスクトップ
仮想デスクトップセッション内から同じ仮想デスクトップに接続することはできません。これを行うと、既存のデスクトップセッションが切断されます。そのため、Citrixでは次のことをお勧めします:
- 管理者は、仮想デスクトップ上のクライアントが、同じデスクトップを公開しているサイトに接続するように構成しない。
- ユーザーは、同じデスクトップをホストしているサイトを参照しない(自動的に既存のセッションに再接続するようサイトが構成されている場合)。
- ユーザーは、同じデスクトップをホストしているサイトを参照したりそのデスクトップを起動したりしない。
仮想デスクトップとして動作するコンピューターにローカルでログオンするユーザーは、そのデスクトップへの接続がブロックされます。
ユーザーが仮想デスクトップ内から(Citrix Virtual Appsで公開された)仮想アプリケーションに接続し、別の管理者がCitrix Virtual Appsを管理している環境では、ローカルのデバイスが仮想デスクトップセッションおよび公開アプリケーションセッションで同様にマップされるように、Citrix Virtual Apps管理者と共同してデバイスマッピングを定義することをお勧めします。仮想デスクトップセッションではローカルドライブがネットワークドライブとして表示されるため、Citrix Virtual Apps管理者がドライブマッピングポリシーでネットワークドライブ(リモートドライブ)のマッピングを許可する必要があります。
状態インジケーターのタイムアウト
ユーザーがセッションを起動しているときに状態インジケーターが表示される時間を変更できます。タイムアウト期間を変更するには、REG_DWORD値のSI INACTIVE MSをHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA CLIENT\Engine\で作成します。状態インジケーターをすぐに非表示したい場合は、REG_DWORD値を4に設定します。
カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
収集データ | 説明 | データの利用目的 |
---|---|---|
構成および使用状況データ | Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、Windows向けCitrix Workspaceアプリの構成および使用に関するデータが収集され、そのデータがCitrixとGoogle Analyticsに自動的に送信されます。 | このデータは、Citrix Workspaceアプリの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的で使用させていただきます。 |
追加情報
Citrixは、お客様のデータをCitrixとの契約条件に従って取り扱い、Citrix Trust Centerで利用できるCitrix Services Security Exhibitにおいて指定されているとおりにお客様のデータを保護します。
また、CEIPの一環として、Google Analyticsを使用してCitrix Workspaceアプリから特定のデータを収集します。Google Analyticsのために収集されたデータのGoogleでの取り扱い方法について確認してください。
次の方法で、CitrixおよびGoogle AnalyticsへのCEIPデータの送信をオフにすることができます(ただし、以下の2番目の表で*が付けられた2つデータ要素は除きます):
- システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックします。
- [高度な設定]を選択します。 [高度な設定] ダイアログボックスが開きます。
- [データ収集]を選択します。
- [いいえ]を選択してCEIPを無効にするか、参加を見送ります。
- [保存] をクリックします。
または、次のレジストリエントリに移動し、推奨されている値を設定します:
パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\Citrix\ICA Client\CEIP
キー: Enable_CEIP
値: False
注:
データ収集ダイアログで [No Thanks] を選択するか、
Enable_CEIP
キーをFalse
に設定したあと、Google Analyticsによって収集された最後の2つのCEIPデータ要素(オペレーティングシステムのバージョンとCitrix Workspaceアプリのバージョン)の送信を無効にする場合は、 次のレジストリエントリに移動し、推奨されている値を設定します:
パス:HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\Citrix\ICA Client\CEIP
キー:DisableHeartbeat
値:True
Citrixが収集する特定のCEIPデータ要素は次のとおりです:
オペレーティングシステムバージョン | Citrix Workspaceアプリのバージョン | 接続されている外部デバイス | 画面解像度 |
Flashのバージョン | Desktop Lock構成 | タッチ対応 | 認証構成 |
セッションの起動方法 | グラフィック構成 | Desktop Viewer構成 | 印刷 |
接続エラー | 起動時間 | Citrix Workspaceアプリの言語 | VDA情報 |
SSONの状態 | インストーラーの状態 | インストール時間 | 接続プロトコル |
Internet Explorerバージョン |
Google Analyticsが収集する特定のCEIPデータ要素は次のとおりです:
オペレーティングシステムバージョン* | Citrix Workspaceアプリのバージョン* | 認証構成 | Citrix Workspaceアプリの言語 |
セッションの起動方法 | 接続エラー | 接続プロトコル | VDA情報 |
インストーラー構成 | インストーラーの状態 | クライアントのキーボードレイアウト | ストア構成 |
自動更新の設定 | コネクションセンターの使用状況 | App Protection構成 |
この記事の概要
- App Protection
- Microsoft Teamsでのエンドポイントエンコーダーのパフォーマンス見積もりツール
- アダプティブトランスポート
- 高度な設定シート
- アプリケーションの配信
- アプリケーションの起動時間
- コンテンツの双方向リダイレクト
- Bloombergキーボード
- Citrix Casting
- 複合USBデバイスリダイレクト
- DPIスケール機能
- 汎用クライアント入力システム(IME)
- H.265ビデオエンコーディング
- キーボードレイアウトと言語バー
- USBサポート
- デフォルトで拒否されるUSBデバイスのクラス
- vPrefer起動
- ワークスペース構成
- SaaSアプリ
- PDF印刷
- 相対マウス
- ハードウェアのデコード
- マイク入力
- マルチモニターサポート
- プリンター
- キーボードショートカット
- Desktop Viewer
- 仮想デスクトップ
- カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)