Profile Management

フォルダーのリダイレクトの構成

Microsoft Windowsにより提供されるフォルダーのリダイレクト機能をProfile Managementで使用することができます。ローカルフォルダーのパスをユーザーの新しい場所にリダイレクトできます。以下のフォルダーをリダイレクトできます:

  • AppData(Roaming)
  • デスクトップ
  • [スタート]メニュー
  • ドキュメント
  • ピクチャ
  • ミュージック
  • ビデオ
  • お気に入り
  • 連絡先
  • ダウンロード
  • リンク
  • 検索
  • 保存したゲーム

重要:

フォルダーのリダイレクトは、Microsoft Active Directory(AD)GPOまたはCitrixポリシーのいずれかの方法だけを使って構成します。フォルダーのリダイレクトの構成に複数の方式を使用すると、予期できない結果となることがあります。

フォルダーのリダイレクトを構成するには、次の手順を実行します:

  1. 該当するユーザーをProfile Managementが管理するOUに移動します。

  2. GPOを作成して、編集用に開きます。

  3. [ユーザーの構成]>[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Profile Management]>[フォルダーのリダイレクト] に移動し、リダイレクトするフォルダーを選択します。

  4. Redirect the <folder name> folderポリシー(たとえば、Redirect the Desktop folderポリシー)を開き、 [有効] を選択して、リダイレクト先のパスを入力します。

  • リダイレクト先パスを除外として追加しないでください。
  • このパスにユーザー名やフォルダー名を含めないでください。たとえば、Desktopフォルダーのパスを「\\server\share\」と設定すると、ユーザー環境のフォルダーは\\server\share\<user name>\Desktopとしてリダイレクトされます。
  1. 変更を適用するには、コマンドプロンプトからgpupdate /forceコマンドを実行します。詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/administration/windows-commands/gpupdateを参照してください。

注:

  • ドキュメントフォルダー。ユーザーのホームディレクトリにリダイレクトできます。
  • ミュージックピクチャビデオ フォルダー。ドキュメントフォルダーに関連したフォルダーにリダイレクトできます。
  • フォルダーのリダイレクト先パスを変更するには、上記と同様の手順を実行します。デフォルトでは、ポリシーが有効になると、Profile Managementは以前の場所から新しい場所にコンテンツを転送します。この転送を回避するには、[コンテンツの新しい場所への移動を無効にする] を選択します。
  • フォルダーのリダイレクトを無効にするには、対応するポリシーを [無効] に設定します。または、ポリシーを [有効] のままにして、[ローカルのユーザープロファイルの場所にリダイレクトする] を選択することもできます。

フォルダーのリダイレクトが機能することを確認する

フォルダーのリダイレクトを検証するには、次の手順を実行します:

  1. セッションで対象のフォルダーに移動し、フォルダーを右クリックして [プロパティ] を選択します。

  2. [プロパティ]ウィンドウの [ショートカット] タブで [ターゲット] フィールドを確認します。フィールドにリダイレクトされたパスが表示されている場合、フォルダーのリダイレクトは機能します。表示されていない場合、フォルダーのリダイレクトは機能しません。

フォルダーのリダイレクトログ

注:

Profile Managementは、フォルダーのリダイレクトが失敗した場合にのみ、Windowsイベントログに情報を書き込みます。

Windowsイベントログに情報が書き込まれます。イベントは、Windowsイベントビューアーの [アプリケーション] ペインで表示できます。この情報は、フォルダーのリダイレクト機能の使用時に発生する問題のトラブルシューティングに役立ちます。

フォルダーのリダイレクトの構成