Profile Managementのインストール
Profile Managementは、VDAインストーラーのオプションコンポーネントです。VDAと一緒に、または個別にインストールできます。この記事では、独自のインストーラーを使用してProfile Managementをインストールする方法について説明します。
Profile ManagementをVDAとともにインストールする方法について詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「VDAのインストール」を参照してください。
概要
管理するユーザープロファイルがある各コンピューターにProfile Managementをインストールする必要があります。通常は配信ツール、イメージ作成ソリューション、またはストリーム配信テクノロジを使用して、コンピューター上でMSIインストーラーを実行します。任意のコンピューターに直接インストールすることもできます。無人インストールがサポートされています。
一般的なインストール手順は次のとおりです:
-
グループポリシーを使用してProfile Managementを構成するには、ADMXテンプレートファイルをグループポリシーに追加します。
注:
すべてのユーザーコンピューターに同じバージョンのProfile Managementをインストールすることをお勧めします。また、同じバージョンのADMXテンプレートファイルをグループポリシーに追加します。この方法により、(異なるバージョンによる)異なるユーザーストア構造が存在する場合に発生する可能性があるプロファイルデータの破損を防ぐことができます。
MSIインストーラーの実行
この手順では、単一のコンピューターにProfile Managementをインストールします:
- コンピューターに管理者としてログオンします。
- インストールパッケージのルートフォルダーで、MSIインストーラーを実行します。インストールウィザードが開きます。
- 画面の指示に従って、インストールを完了します。
- コンピューターを再起動します。
DLLなどのファイルに加えて、インストーラーによりこれらのファイルがインストールの場所(デフォルトでは、C:\Program Files\Citrix\User Profile Manager)に作成されます。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
UPMPolicyDefaults_all.ini | Profile ManagementのINIファイル |
UserProfileManager.exe | Profile Managementにより管理されるコンピューター上で機能を実行するWindowsサービス |
コマンドラインからのMSIインストーラーの実行
コマンドラインからMSIインストーラーを実行すると、ユーザーの操作なしでインストールを完了できます。
コマンドラインインストールでは、次のインストールオプションも提供されます:
-
/norestart
オプションにより、再起動しなくなります。オペレーティングシステムによっては、コンピューターを再起動するまでProfile Managementが機能しない場合があります。たとえば、Windows 7ワークステーションを再起動する必要はありません。
-
必要に応じて
INSTALLDIR
を指定してください。 -
INSTALLPOLICYINIFILES
をno
に設定することにより、Profile ManagementのINIファイルがインストールされなくなります。以前のバージョンのProfile ManagementでINIファイルを使用しており、以前の設定をこのバージョンでも使用する場合は、インストール後にそれぞれの設定を、グループポリシーエディターのProfile Managementポリシーに手作業で転送します。
-
OVERWRITEINIFILES=yes
オプションにより、アップグレードします。詳しくは、「Profile Managementのアップグレード」を参照してください。
次の例では、ユーザーインターフェイスの表示と再起動なしに、Profile Managementをインストールします。UACが有効になっている場合は、昇格された特権でmsiexec
コマンドを実行します。たとえば、管理者特権のコマンドプロンプトから実行します。
pre codeblock
msiexec /i <path to the MSI file> /quiet [/norestart] [INSTALLDIR=<installation directory>] [OVERWRITEINIFILES=yes] [INSTALLPOLICYINIFILES=no]
<!--NeedCopy-->
Profile Managementのアンインストール
この手順では、単一のコンピューターからProfile Managementをアンインストールします。開始する前に、自分がそのコンピューターの管理者であることを確認してください。
- データの消失を防ぐには、すべてのユーザーをログオフさせてください。
- [プログラムと機能]に表示されるインストール済みプログラムの一覧で [Profile Management] を選択し、[アンインストール] をクリックします。
- [はい] をクリックします。
- コンピューターを再起動します。
また無人モードでProfile Managementをアンインストールすることもできます。
ADMXテンプレートファイルをグループポリシーに追加する
グループポリシーを使用してどのようにProfile Managementを構成するかに応じて、ADMXテンプレートファイルをドメインコントローラーまたはコンピューターに追加します。
- OU(組織単位)内のコンピューターのProfile Managementを一元的に構成するには、ADMXテンプレートファイルをすべてのドメインコントローラーに追加します。
- コンピューターごとに個別にProfile Managementを構成するには、ADMXテンプレートファイルをコンピューターに追加します。
インストールパッケージから次のファイルをコピーし、ドメインコントローラーまたはコンピューター上の場所に貼り付けます。手順について詳しくは、次の表を参照してください。
ファイル名 | コピー元(インストールパッケージ) | コピー先(ドメインコントローラーまたはコンピューター) |
---|---|---|
CitrixBase.adml | \Group Policy Templates\CitrixBase |
C:\Windows\PolicyDefinitions\<language> (例:C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US ) |
CitrixBase.admx | \Group Policy Templates\CitrixBase |
C:\Windows\PolicyDefinitions |
ctxprofile.adml |
\Group Policy Templates\<language> (例:\Group Policy Templates\en ) |
C:\Windows\PolicyDefinitions\<language> (例:C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US ) |
ctxprofile.admx |
\Group Policy Templates\<language> (例:\Group Policy Templates\en ) |
C:\Windows\PolicyDefinitions |
ADMXテンプレートファイルについて詳しくは、こちらのMicrosoft社の記事を参照してください。
GPOを使用してProfile Managementポリシーを構成する
ドメインコントローラーにADMXファイルを追加したら、次の手順に従って、Profile Managementポリシーを表示および構成します:
- ドメインコントローラーで、[Active Directoryユーザーとコンピューター] を開きます。Profile Managementがインストールされているコンピューターを含んでいるOUを識別します。
-
[グループポリシー管理] を開き、OUを右クリックして、[このドメインにGPOを作成し、ここにリンクする] を選択して、GPOを作成します。
注:
GPOにセキュリティフィルターを適用する場合、Authenticated Usersグループまたはコンピューターグループのいずれかを使用します。個々のユーザーのみを含むセキュリティグループを使用しないでください。
- [グループポリシーオブジェクト] で、新しく作成したGPOを右クリックし、[編集] を選択します。[グループポリシー管理エディター]ウィンドウが表示されます。
- [コンピューターの構成]>[管理用テンプレート…]>[Citrixコンポーネント]>[Profile Management] の順に選択します。すべてのProfile Managementポリシーを表示できます。
- 必要に応じて、Profile Managementを構成します。