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ネイティブOutlookの検索エクスペリエンスを有効にする
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ネイティブOutlookの検索エクスペリエンスを有効にする
[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] 機能でOutlookの検索エクスペリエンスが有効になります。この機能を使用すると、ユーザー固有のMicrosoft Outlookのオフラインフォルダーファイル(.ost
)と検索データベースがユーザープロファイルとともに移動されます。
Microsoft Windows Searchサービスを有効にした後、[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] を使用できます。デフォルトでは、Microsoft Windows SearchサービスはWindowsデスクトップで有効になっています。Windows Server上で有効にするには、次の手順を実行します:
- [スタート] メニューの [サーバーマネージャー] を開きます。
- インターフェイスの右上隅にある [管理] で [役割と機能の追加] を選択します。
- 役割と機能の追加ウィザードの [開始する前に] ページがデフォルトで開きます。[次へ] をクリックします。
- [インストールの種類] ページで、[役割ベースまたは機能ベースのインストール] を選択して、[次へ] をクリックします。
- [サーバーの選択] ページで、Microsoft Windows Searchサービスをインストールするサーバーを選択し、[次へ] をクリックします。サーバーが1つしかない場合は、そのサーバーが自動的に選択されます。
- [サーバーの役割] ページで、[次へ] をクリックします。
- [機能] ページで [Windows Searchサービス] を選択して、[次へ] をクリックします。
- [確認] ページで、[インストール] をクリックします。Windows Searchサービスのインストールには数分かかる場合があります。
- インストールが完了したら、[結果] ページで [閉じる] をクリックします。
- [スタート] メニューの検索ボックスで「サービス」と入力して、キーボードのEnterキーを押します。
- [サービス] ウィンドウで、[Windows Search] をダブルクリックし、スタートアップの種類を [自動] に設定して [適用]、[OK] の順にクリックします。
- [サービス] ウィンドウと [サーバーマネージャー] ウィンドウを閉じます。
Microsoft Windows Searchサービスを有効にした後、次の手順どおりにグループポリシーオブジェクトで [Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] を構成します。
- グループポリシー管理エディターを開きます。
- [ポリシー]>[管理用テンプレート:ポリシー定義(ADMXファイル)]>[Citrixコンポーネント]>[Profile Management]>[上級設定] で、[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] ポリシーをダブルクリックします。
- [有効] をクリックします。[OK] をクリックします。
グループポリシーオブジェクトで検索インデックスの移動を構成しない場合、INIファイルの値が適用されます。検索インデックスの移動がどこにも構成されていない場合、デフォルトでは無効になっています。
変更を適用するには、コマンドプロンプトからgpupdate /force
コマンドを実行し、すべてのセッションをログオフし、再度ログオンします。詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/administration/windows-commands/gpupdateを参照してください。
注:
Microsoft Windows 10 1809以降およびWindows Server 2019以降で検索インデックスの移動機能を有効にするには、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Search
にDWORD値「EnablePerUserCatalog = 0
」を追加する必要があります。VDAを再起動して、レジストリ設定を有効にします。
VHDXファイル
VHDX(仮想ハードディスク)は、仮想ディスクおよび論理ディスクの記憶域を仮想マシンにプロビジョニングする場合に使用されるディスクファイル形式です。[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする]機能は、VHDXファイルに依存します。VHDXファイルは、この機能を使用するユーザーごとに作成され、ユーザー固有のプロファイルを、個別の専用の仮想ディスクに保存します。Profile Managementは、ログオン時にVHDXファイルをマウントし、ログオフ時にマウント解除します。次の2つのVHDXファイルがあります:
- OutlookOST.vhdxファイル。Microsoft Outlookオフラインフォルダーファイル(
.ost
)が含まれます。 - OutlookSearchIndex.vhdxファイル。OutlookOST.vhdxファイルに保存されたオフラインフォルダーファイル用の検索インデックスデータベースが含まれます。
注:
Profile Managementは、ユーザーがログオンした時にのみVHDXファイルをマウントします。ログオン後は、VHDXファイルがマウント解除された場合でも、VHDXファイルを再マウントすることはありません。 Profile Managementでは、VHDX容量はデフォルトで50GBです。これに応じてストレージのクォータを計画します。VHDXの実際の使用量が以前に構成したクォータを超える場合、VHDXファイルはマウント解除されます。
VHDXファイルの迅速な作成
[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] 機能の拡張によって、Profile Managementはより迅速にユーザー固有のVHDXファイルを作成できます。これは、テンプレートVHDXファイル(UpmParentVhd.vhdx)のコピーとしてユーザー固有のVHDXファイルが生成されることで行われます。テンプレートVHDXファイルは、最初のユーザーがログオンしたときに自動的に作成されます。
たとえば、[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする] 機能が有効な場合、ログオン時に次のVHDXフォルダーが利用できます:
- ユーザーストア内の
UpmVhd
フォルダー。このフォルダーは、ユーザーストアのルートフォルダーにあります。ユーザーストアが\\Fileshare\UpmStore$\%USERNAME%.%USERDOMAIN%\!CTX_OSNAME!_!CTX_OSBITNESS!
として構成されている場合、UpmVhd folder
は\\Fileshare\UpmStore$\
に作成されます。 -
UpmVhd
フォルダー内のファイルUpmParentVhd.vhdx
。
他のユーザーがログオンすると、Profile ManagementはテンプレートVHDXファイルをコピーして、このユーザーのプロファイル固有のVHDXファイルを生成します。
Outlook検索インデックスデータベースの自動バックアップと復元
Profile Managementは、検索インデックスデータベースの最新の既知の正常なコピーのバックアップを自動的に保存し、破損した場合にこのコピーに戻すことができます。この機能を使用するには、Outlook検索インデックスの移動を有効にしてから、[Outlook検索インデックスデータベース-バックアップおよび復元]ポリシーを有効にします。詳しくは、「Outlook検索インデックスデータベースの自動バックアップと復元」を参照してください。
前提条件
ソフトウェア要件:
- Microsoft Windows 10 1709 以降
- Windows Server 2016 以降
- Microsoft Outlook 2016 (32ビット版または64ビット版)またはMicrosoft Office 365
次のバージョンのMicrosoft Windows Searchサービス(SearchIndexer.exe)がテスト済みで、サポートされています:
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7.0.17134.376
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7.0.17134.285
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7.0.17134.228
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7.0.17134.1
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7.0.16299.402
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7.0.16299.248
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7.0.16299.15
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7.0.15063.413
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7.0.14393.2457
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7.0.14393.2430
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7.0.14393.2368
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7.0.14393.2312
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7.0.14393.2273
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7.0.14393.2248
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7.0.14393.1884
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7.0.10240.17443
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7.0.9600.18722
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7.0.1493.1593
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7.0.1393.2125
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7.0.1393.1884
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7.0.1393.1770
注:
- 複数マシンでの同時セッションはサポートされていません。
- この機能は、Microsoft Windows Searchサービスの今後のバージョンでサポートされる予定です。今後のMicrosoft Windows Searchサービスのバージョンでこの機能がサポートされない場合、Citrixテクニカルサポートにお問い合わせください。
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