Profile Managementのポリシー
この記事では、.admおよび.admxファイルのポリシーに関する重要な点について説明します。
Profile Managementの変数
このバージョンのProfile Managementでは、グループポリシーとINIファイルの両方で次の変数を使用できます。
ファイルおよびレジストリエントリを定義するポリシーについて、以下のように変数を展開します。
変数 |
Version 1プロファイルに対する展開 |
Version 2プロファイルに対する展開 |
!ctx_localsettings! |
ローカル設定\アプリケーションデータ |
AppData\Local |
!ctx_roamingappdata! |
アプリケーションデータ |
AppData\Roaming |
!ctx_startmenu! |
[スタート]メニュー |
AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu |
!ctx_internetcache! |
ローカル設定\インターネット一時ファイル |
AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files |
!ctx_localappdata! |
ローカル設定\アプリケーションデータ |
AppData\Local |
パスの構築に使用されるポリシーの場合、\!ctx\_osbitness\!
変数はオペレーティングシステムに応じてx86またはx64に展開されます。次の変数も展開されます:
- !ctx_osname!は、オペレーティングシステムごとに次のように短い名前で展開されます。
- !ctx_profilever!は、オペレーティングシステムごとに次のようにプロファイルバージョンで展開されます。
Profile Managementサービスが開始されると、ログファイルには長い名前が書き込まれます。
長い名前 |
短い名前 |
プロファイルバージョン |
Windows 10 Redstone 6 |
Win10RS6 |
v6 |
Windows 10 Redstone 5 |
Win10RS5 |
v6 |
Windows 10 Redstone 4 |
Win10RS4 |
v6 |
Windows 10 Redstone 3 |
Win10RS3 |
v6 |
Windows 10 Redstone 2 |
Win10RS2 |
v6 |
Windows 10 Redstone 1 |
Win10RS1 |
v6 |
Windows 10 |
Win10 |
v5 |
Windows 8.1 |
Win8.1 |
v4またはv2 |
Windows 8 |
Win8 |
v3またはv2 |
Windows 7 |
Win7 |
v2 |
Windows Server 2019 |
Win2019 |
v6 |
Windows Server 2016 |
Win2016 |
v6 |
Windows Server 2012 R2 |
Win2012R2 |
v4またはv2 |
Windows Server 2012 |
Win2012 |
v3またはv2 |
Windows Server 2008 R2 |
Win2008 |
v1 |
Windows Server 2008 |
Win2008 |
v1 |
注:
Windows 8、Windows 8.1、Windowsサーバー 2012、Windowsサーバー2012R2では、実際のプロファイルバージョンが異なる場合があります。HLKM\System\CurrentControlset\Services\ProfSvc\Parameters
のUseProfilePathExtensionVersion
レジストリキーが1に設定されていると、プロファイルバージョンはオペレーティングシステムに応じてv3またはv4になります。設定されていない場合または0に設定されている場合、プロファイルバージョンはv2です。
バージョン別のポリシー
移行を目的として、次の表には異なるバージョンのProfile Managementで使用できるポリシー、ADM(またはADMX)ファイルおよびINIファイルでの各ポリシーの場所、および各ポリシーで実行できる機能(またはこれがすべての展開の基本構成の一部かどうか)が示されています。
ADMまたはADMXファイルの場所はCitrix > Profile Management
からの相対パスです。
バージョン1909から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
MigrateUserStore |
\ |
MigrateUserStore |
ユーザーストアの移行 |
OutlookEdbBackupEnabled |
\AdvancedSettings |
OutlookEdbBackupEnabled |
Outlook検索インデックスデータベース - バックアップと復元 |
ApplicationProfilesAutoMigration |
\AdvancedSettings |
ApplicationProfilesAutoMigration |
既存のアプリケーションプロファイルの自動移行 |
バージョン1903から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
ProfileContainer |
バージョン2009より前: \FileSystemSettings\FSSynchronization バージョン2009以降: \ProfileContainer |
ProfileContainer |
プロファイルコンテナ |
バージョン7.18から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
OutlookSearchRoamingEnabled |
\AdvancedSettings |
OutlookSearchRoamingEnabled |
Outlook検索移動 |
バージョン7.16から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
XenAppOptimizationSettings |
\XenAppOptimizationSettings |
XenAppOptimizationSettings |
CVADアプリケーションの最適化 |
XenAppOptimizationDefinitionPath |
\XenAppOptimizationSettings |
XenAppOptimizationDefinitionPath |
CVADアプリケーションの最適化 |
LargeFileHandlingList |
\FileSystemSettings |
LargeFileHandlingList |
大きなファイルの処理 |
バージョン7.15から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
LogonExclusionCheck |
\FileSystemSettings |
LogonExclusionCheck |
ログオン時の除外チェック |
バージョン5.8から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
StreamingExclusionList |
\PsSettings |
StreamingExclusionList |
プロファイルストリーミングの除外の一覧 |
バージョン5.6から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
CEIPEnabled |
\AdvancedSettings |
CEIPEnabled |
CEIP |
PSMidSessionWriteBackReg |
\ |
PSMidSessionWriteBackReg |
アクティブライトバックレジストリ |
バージョン5.5から利用可能なポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
デフォルトの除外の一覧 |
\レジストリ |
DefaultExclusionListRegistry |
基本 |
NTUSER.DAT |
\レジストリ |
LastKnownGoodRegistry |
NTUSER.DATのバックアップ |
デフォルトの除外の一覧 - ディレクトリ |
\ファイルシステム |
DefaultSyncExclusionListDir |
基本 |
Version 5.0から5.4で使用できるポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
除外グループ |
\ |
ExcludedGroups |
除外グループ |
自動構成を無効にする |
\上級設定 |
DisableDynamicConfig |
自動構成 |
AppData(Roaming)フォルダーをリダイレクト、デスクトップフォルダーをリダイレクト |
\フォルダーのリダイレクト([ユーザーの構成]内) |
注:該当なし |
XenDesktopとの統合 |
キャッシュしたプロファイルを削除する前の待ち時間 |
\プロファイル制御 |
ProfileDeleteDelay |
基本 |
バージョン4.xから使用できるポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
クロスプラットフォーム設定ユーザーグループ |
\クロスプラットフォーム設定 |
CPUserGroupList |
クロスプラットフォーム設定 |
クロスプラットフォーム設定の有効化 |
\クロスプラットフォーム設定 |
CPEnabled |
クロスプラットフォーム設定 |
クロスプラットフォーム設定を作成するためのソース |
\クロスプラットフォーム設定 |
CPMigrationFromBaseProfileToCPStore |
クロスプラットフォーム設定 |
クロスプラットフォーム定義へのパス |
\クロスプラットフォーム設定 |
CPSchemaPath |
クロスプラットフォーム設定 |
クロスプラットフォーム設定ストアへのパス |
\クロスプラットフォーム設定 |
CPPath |
クロスプラットフォーム設定 |
オフライン プロファイル サポート |
\クロスプラットフォーム設定 |
OfflineSupport |
オフラインプロファイル |
問題が発生する場合にユーザーをログオフ |
\上級設定 |
LogoffRatherThanTempProfile |
改善されたトラブルシューティング |
バージョン3.xから使用できるポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
アクティブライトバック |
\ |
PSMidSessionWriteBack |
アクティブプロファイルライトバック(バージョン4.0からアクティブライトバックと改称) |
ミラーリングするフォルダー(バージョン3.1から有効) |
\ファイルシステム\同期 |
MirrorFoldersList |
フォルダーのミラーリング |
ログオフ時にインターネットCookieファイルを処理(バージョン3.1から有効) |
\上級設定 |
ProcessCookieFiles |
フォルダーのミラーリング |
リダイレクトするフォルダーを削除(バージョン3.2、3.2.2、および4.0で有効) |
\上級設定 |
DeleteRedirectedFolders |
フォルダーのリダイレクトのサポート |
常時キャッシュ |
\ストリーム配信ユーザープロファイル |
PSAlwaysCache |
ストリーム配信ユーザープロファイル |
プロファイルストリーム配信 |
\ストリーム配信ユーザープロファイル |
PSEnabled |
ストリーム配信ユーザープロファイル |
待機領域のロックファイルのタイムアウト |
\ストリーム配信ユーザープロファイル |
PSPendingLockTimeout |
ストリーム配信ユーザープロファイル |
ストリーム配信ユーザープロファイルグループ |
\ストリーム配信ユーザープロファイル |
PSUserGroupsList |
ストリーム配信ユーザープロファイル |
バージョン2.xから使用できるポリシー
.admまたは.admxファイルのポリシー |
.admまたは.admxファイルでの場所 |
.iniファイルのポリシー |
機能 |
ユーザーストアへのパス |
\ |
PathToUserStore |
基本 |
処理済みグループ |
\ |
ProcessedGroups |
基本 |
ローカルプロファイル競合の制御 |
\プロファイル制御 |
LocalProfileConflictHandling |
基本 |
既存のプロファイルの移行 |
\プロファイル制御 |
MigrateWindowsProfilesToUserStore |
基本 |
テンプレートプロファイル |
\プロファイル制御 |
TemplateProfilePath、TemplateProfileOverridesRoamingProfile、TemplateProfileOverridesLocalProfile |
基本 |
ログオフ時にローカルでキャッシュしたプロファイルの削除 |
\プロファイル制御 |
DeleteCachedProfilesOnLogoff |
基本 |
MFTキャッシュファイルのディレクトリ(バージョン5.0で削除) |
\上級設定 |
USNDBPath |
基本 |
同期するディレクトリ |
\ファイルシステム\同期 |
SyncDirList |
基本 |
除外の一覧 |
\レジストリ |
ExclusionListRegistry |
基本 |
同期するファイル |
\ファイルシステム\同期 |
SyncFileList |
基本 |
包含の一覧 |
\レジストリ |
InclusionListRegistry |
基本 |
除外の一覧 - ディレクトリ |
\ファイルシステム |
SyncExclusionListDir |
基本 |
除外の一覧 - ファイル |
\ファイルシステム |
SyncExclusionListFiles |
基本 |
ロックされたファイルにアクセスする場合の試行数 |
\上級設定 |
LoadRetries |
基本 |
ローカル管理者のログオン処理 |
\ |
ProcessAdmin |
基本 |
Profile Managementの有効化 |
\ |
ServiceActive |
基本 |
ログの有効化 |
\ログ設定 |
LoggingEnabled |
ログ |
ログ設定 |
\ログ設定 |
LogLevel |
ログ |
ログファイルの最大サイズ |
\ログ設定 |
MaxLogSize |
ログ |
ログファイルへのパス(バージョン2.1から有効) |
\ログ設定 |
PathToLogFile |
ログ |
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