Profile Management

定義ファイルの作成

定義ファイルは、同期されるフォルダー、ファイル、またはレジストリを定義します。独自のアプリケーション定義ファイルを作成できます。

Microsoft UE-V Template Generatorを使用してUE-Vテンプレートファイルを作成します。

  1. Microsoft社のWebサイトからWindows Assessment and Deployment Kit(Windows ADK)をダウンロードします。
  2. Windows ADKをインストールします。[Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) Template Generator] を選択します。[インストール] をクリックします。インストールが完了したら、[完了] をクリックしてウィザードを閉じます。
  3. [スタート] ボタンを選択して [Microsoft User Experience Virtualization][Microsoft User Experience Virtualization Generator] の順にクリックします。
  4. [設定場所テンプレートの作成] をクリックします。
  5. ウィザードに従ってアプリケーション関連のパラメーターを指定します。[次へ] をクリックして続行します。
    たとえば、メモ帳の場合、ファイルパスをC:\Windows\System32\notepad.exeに指定します。
  6. 指定したアプリケーションが起動したら、それを閉じます。
  7. プロセスの完了後、[次へ] をクリックして続行します。
  8. 左ペインで [場所の確認] をクリックします。標準および非標準のレジストリ/ファイル一覧内のすべてのチェックボックスを選択します。
  9. [作成] をクリックしてテンプレートXMLファイルを保存します。
    たとえば、メモ帳の場合、テンプレートXMLファイルをNotepad.xmlとして保存します。

1つのUE-Vテンプレートファイルに複数のアプリケーションが定義されている場合があります。

UE-Vテンプレートファイルをクロスプラットフォーム定義ファイルに変換するには、以下を行います:

  1. こちらから変換ツールをダウンロードします。
  2. コマンドプロンプトで、コマンドconvert show filenameを実行して、定義ファイルにすべてのアプリケーション名を表示します。
  3. 次のコマンドを実行して、UE-Vテンプレートファイルを定義ファイルに変換します。
    convert source destination [/Index] [/V]

    [/Index]:インデックス番号で指定されたアプリケーションのみを変換します。

    デフォルトでは、UE-Vテンプレート内のすべてのアプリケーションを変換します。

    [/V]:変換の詳細情報を表示します。

クロスプラットフォーム設定の場合は、他のオペレーティングシステムで前述の手順を繰り返し、定義ファイルを1つにマージする必要があります。OSVersionNumber属性を持つPlatform要素を使用してファイルをマージすることができます。Windows 7では、設定フォルダーはAppData\Application\Win7\フォルダーにあります。Windows 10では、AppData\Application\Win10\フォルダーにあります。

Windows 7では、作成した定義ファイルは次のようになります:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">

    <Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">

        <Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">

            <Platform>

                <Folder>

                    <Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder</Path>

                    <Recurse/>

                </Folder>

            </Platform>

        </Object>

    </Group>

</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->

Windows 10では、作成した定義ファイルは次のようになります:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">

    <Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">

        <Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">

            <Platform>

                <Folder>

                    <Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder</Path>

                    <Recurse/>

                </Folder>

            </Platform>

        </Object>

    </Group>

</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->

マージ後、定義ファイルの内容は次のようになります:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">

    <Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">

        <Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application%osname%\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">

            <!-- Assuming that the folder locates differently when in different platforms -->

            <Platform OSVersionNumber="6.1"> <!-- Win7 -->

                <Folder>

                    <Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder</Path>

                    <Recurse/>

                </Folder>

            </Platform>

            <Platform OSVersionNumber="10.0"> <!-- Win10 -->

                <Folder>

                    <Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder</Path>

                    <Recurse/>

                </Folder>

            </Platform>

        </Object>

    </Group>

</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->

クロスプラットフォーム設定の構成については、「クロスプラットフォーム設定の構成」を参照してください。

定義ファイルのアーキテクチャについては、「アプリケーション定義ファイルの構造」を参照してください。

アプリケーションプロファイラを有効にする方法については、「アプリケーションプロファイラの有効化」を参照してください。

定義ファイルの作成

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