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クロスプラットフォーム設定の構成
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クロスプラットフォーム設定の構成
重要: この機能については、以下の重要な注意点があります:
- Profile Managementのクロスプラットフォーム設定は、サポートされるオペレーティングシステム(OS)およびアプリケーションのセットと互換性があります。この機能は、実稼働環境だけで設定します。
- Microsoft Officeの設定をアプリケーションのバージョン間で移動させることはできません。詳しくは、「クロスプラットフォーム設定によりサポートされるオペレーティングシステムおよびアプリケーション」を参照してください。
- この機能は、レジストリおよびアプリケーションの設定に適しています。ファイルやフォルダー、または一般的にフォルダーのリダイレクト(Webブラウザーのお気に入りやデスクトップおよび[スタート]メニュー設定)に使用されるオブジェクトには適していません。
- 異なるプロファイルのバージョンを持つシステム間でこの機能を使ってユーザープロファイルを移行する場合は、すべてのユーザーを移行した後でこの機能を無効にしてください。この機能を使用すると、パフォーマンス、主にログオフに影響があります。したがって、プロファイルバージョン間の移動をサポートしていない限り、無効にすることをお勧めします。
このトピックでは、クロスプラットフォーム設定を構成するための手順例について示します。より詳細なケーススタディについては、「クロスプラットフォーム設定 - ケーススタディ」を参照してください。
ヒント:この機能を実稼働環境で使用する場合、小規模な、テスト用での使用にとどめておくことをお勧めします。[クロスプラットフォーム設定ユーザーグループ] オプションを使って実行します。この設定を構成すると、Profile Managementのクロスプラットフォーム設定機能によりこれらのユーザーグループのメンバーのみが処理されます。この設定が無効な場合、 [処理済みグループ]設定で指定されたすべてのユーザーが処理されます。 [クロスプラットフォーム設定ユーザーグループ]をグループポリシーまたはINIファイルで構成しない場合、すべてのユーザーグループが処理されます。
- すべてのプラットフォームで共通の設定については、Profile ManagementのADMまたはADMXファイルへのリンクがある共通のグループポリシーオブジェクト(共通GPO)を作成し、必要に応じて設定を構成します。このセットアップは、重複的な設定を防いでトラブルシューティングを効率的に行うためのベストプラクティスです。要件によっては、すべてのProfile Management設定が、[ユーザーストアへのパス]以外の複数のプラットフォームで機能します。バージョン1プロファイルとバージョン2プロファイルのユーザーストア構造が異なるため、プラットフォームごとに個別に[ユーザーストアへのパス]を構成します。一般的なGPOでは、この設定を変更しないでください。
- 異なるプラットフォームに対して個別のOUを作成します。たとえば、Windows 7らWindows 8に移行している場合はこれらのオペレーティングシステムに対して個別のOUを作成して、各OUで[ユーザーストアへのパス]を適切に設定します。
- 複数のプラットフォームでパーソナライズするサポート対象のアプリケーションの定義ファイル(.xml)を見つけます。これらのファイルは、ダウンロードパッケージのCrossPlatformフォルダーにあります。独自のアプリケーション定義ファイルを作成できます。詳しくは、「定義ファイルの作成」を参照してください。
- .xmlファイルをネットワーク上の適切な場所にコピーします。
- グループポリシー管理エディターで共通GPOを編集します。[Profile Management]の下の[クロスプラットフォーム設定]を開いてこれらの設定を構成します。
- クロスプラットフォーム設定ユーザーグループ。クロスプラットフォーム設定下のユーザーを制限します。この設定はオプションです。この機能をテストしたり、さまざまな段階でロールアウトしたりするときに便利な設定です。
- クロスプラットフォーム定義へのパス。ダウンロードパッケージからコピーされた定義ファイルのネットワークの場所です。このパスは、UNCパスである必要があります。ユーザーにはこの場所への読み取りアクセス権限、管理者には書き込みアクセス権限が必要です。この場所は、サーバーメッセージブロック(SMB)またはCommon Internet File System(CIFS)ファイル共有である必要があります。
- クロスプラットフォーム設定ストアへのパス。複数のプラットフォームにより共有されるプロファイルデータがあるユーザーストアの共有領域である必要があります。ユーザーには、このフォルダーに対する書き込みアクセス権限が必要です。パスは絶対UNCパスまたはホームディレクトリへの相対パスにすることができます。[ユーザーストアへのパス]と同じ変数を使用できます。
- クロスプラットフォーム設定を作成するためのソースが、プラットフォームの組織単位(OU)で[有効]に設定されていることを確認して、基本プラットフォームを指定します。この設定は、基本プラットフォームのプロファイルからクロスプラットフォーム設定ストアにデータを移行します。他のプラットフォームのOUで、このポリシーを[無効]または[未構成]に設定します。各プラットフォームのプロファイルのセットは、個別のOUに格納されます。管理者はどのプラットフォームのプロファイルデータを使用してクロスプラットフォーム設定ストアをシードするかを決定する必要があります。このプラットフォームを基本プラットフォームと呼びます。クロスプラットフォーム設定ストアの定義ファイルにデータがない、または単一のプラットフォームプロファイルのキャッシュデータを含んでいる場合、この設定を無効にしない限りはProfile Managementが単一のプラットフォームプロファイルからストアにデータを移行します。 重要: [クロスプラットフォーム設定を作成するためのソース]を複数のOUで有効にすると、最初のユーザーがログオンしているプラットフォームが基本プロファイルになります。
- [クロスプラットフォーム設定の有効化]を[有効]に設定します。デフォルトでは展開を容易にするために、この設定を有効にするまでクロスプラットフォーム設定は無効になっています。
- グループポリシーの更新を実行します。
- プラットフォーム間でプロファイルを移行する際、プロファイルのローミングをサポートしていない場合には、移行が完了したら[クロスプラットフォーム設定の有効化]を [無効] に設定します。
[クロスプラットフォーム定義へのパス]をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。この設定をここまたはINIファイルで構成しない場合、クロスプラットフォーム設定は適用されません。
[クロスプラットフォーム設定ストアへのパス]が無効な場合は、デフォルトのパスであるWindows\PM_CPが使用されます。この設定をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。この設定をここまたはINIファイルで構成しない場合、デフォルトのパスが使用されます。
[クロスプラットフォーム設定の有効化]をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。この設定をここまたはINIファイルで構成しない場合、クロスプラットフォーム設定は適用されません。
例:Windows Server 2008とWindows 7の間でのMicrosoft Office設定の移動
この例では、ユーザーのアプリケーション設定で、Version 2のプロファイルを作成する2つのオペレーティングシステム間を移動できるようにする手順を含む、主な手順について説明します。ここではMicrosoft Office 2010をアプリケーションの例として、Windows Server 2008上のCitrix XenApp 6.5とWindows 7上のCitrix XenApp 6.5間で移動を実行します。どちらのオペレーティングシステムも64ビット版です。
- ユーザーは、Citrix Virtual Appsサーバー上の公開アプリケーションであるOffice 2010およびInternet Explorer 9に日常的にアクセスし、これらのアプリケーションのいくつかの設定を変更します。たとえば、Officeで電子メール署名を変更し、Internet Explorerで新しいホームページを選択します。
- 後ほど、(Citrix Virtual Desktopsにより作成される)仮想デスクトップが作成されますが、この時点ではまだユーザーに対してリリースされていません。デスクトップはWindows 7を実行し、Office 2010とInternet Explorer 9が事前構成されています。
- ユーザーは、新しいデスクトップで同じ設定を使用したいと思っています。このトピックの説明に従ってクロスプラットフォーム設定機能を構成します。これを実行するには、Windows Server 2008のOUで[クロスプラットフォーム設定を作成するためのソース]を有効にします。
- ユーザーが次に(新しい仮想デスクトップではなく)公開アプリケーションを実行すると、その設定がクロスプラットフォーム設定ストアにコピーされます。
- これにより新しいデスクトップがユーザーにリリースされます。ユーザーがログオンしてローカルのOfficeおよびInternet Explorerを実行すると、Windows Server 2008セッションからの設定が使用されます。ユーザーが変更した電子メール署名やホームページはユーザーのWindows 7マシンで使用できます。
- ユーザーは仮想デスクトップ上でInternet Explorerを使用し、ホームページを再度変更します。
- ユーザーのログオフ後、変更はそのまま維持されます。ユーザーは、自宅から仮想デスクトップにアクセスすることはできませんが、公開されているInternet Explorer 9をリモートで実行できます。この場合、前の手順によりWindows 7で作成した最新のホームページの設定が有効になっています。
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