Office 365アプリとのセキュアな対話式操作の許可

Citrix Secure Mail、Citrix Secure Web、およびCitrix Filesには、MDXコンテナを開放してMicrosoft Office 365アプリへドキュメントとデータを転送できるようにするオプションがあります。この機能はiOSおよびAndroidプラットフォーム向けであり、Endpoint Managementコンソール上でOpen-inポリシーを介して管理します。

データをMicrosoftアプリで開くと、MDXコンテナでの保護および暗号化が解除されます。この機能を有効化する前に、セキュリティ対する影響を検討してください。特に、データ損失の防止を重視する場合や、HIPAAやその他の厳格なコンプライアンス要件に従う必要がある場合は、コンテナを開放することの得失を検討する必要があります。

iOSでOffice 365を有効にする

  1. Endpoint Managementのダウンロードページから、Secure Mailアプリ、Secure Webアプリ、またはCitrix Filesアプリの最新バージョンをダウンロードします。
  2. Endpoint Managementコンソールにファイルをアップロードします。
  3. [ドキュメント交換(このアプリケーションで開く)] ポリシーに移動して、[制限] に設定します。[このアプリケーションで開く制限の例外 一覧] に、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、OneNote、およびOutlookが自動的に一覧表示されます。例:com.microsoft.Office.Word、com.microsoft.Office.Excel、com.microsoft.Office.Powerpoint、com.microsoft.onenote、com.microsoft.onenoteiPad、com.microsoft.Office.Outlook

    ドキュメント交換(このアプリケーションで開く)ポリシーの画像

MDM登録では、iOSデバイス用の追加の制御機能を利用できます。

iTunesアプリをEndpoint Managementコンソールにアップロードし、アプリをデバイスにプッシュすることができます。このオプションを使用する場合は、次のポリシーを [オン] に設定します:

  • MDMプロファイルが削除されたらアプリを削除する
  • アプリデータのバックアップを阻止する
  • アプリを管理対象にする(選択的なワイプでは、アプリとすべてのデータが削除されることに注意してください)

Microsoftアプリからデバイス上の管理されていないアプリにドキュメントやデータが移動しないようにするには、Endpoint Managementコンソールで [構成]>[デバイス]>[制限]>[iOS] にアクセスして、[管理対象アプリから非管理対象アプリへのドキュメントの移動][非管理対象アプリから管理対象アプリへのドキュメントの移動][オフ] に設定します。

AndroidでOffice 365を有効にする

  1. Endpoint Managementのダウンロードページから、Secure Mailアプリ、Secure Webアプリ、またはCitrix Filesアプリの最新バージョンをダウンロードします。
  2. Endpoint Managementコンソールにファイルをアップロードします。
  3. [ドキュメント交換(このアプリケーションで開く)] ポリシーにスクロールダウンして、[制限] を選択します。
  4. このアプリケーションで開く制限の例外一覧 に、次のパッケージIDを追加します。

    {package=com.microsoft.office.word} {package=com.microsoft.office.powerpoint} {package=com.microsoft.office.excel}

  5. 他のアプリポリシーを通常どおりに構成し、アプリを保存します。

ユーザーはSecure Mail、Secure Web、またはCitrix Filesから自分のデバイスにファイルを保存して、そのファイルをOffice 365アプリで開く必要があります。

iOSとAndroidの両方で、ユーザーがデバイス上で開いて編集することができるファイルの種類は次のとおりです。

サポートされるファイル形式

サポートされるファイル形式については、Microsoft Officeドキュメント を参照してください。

Office 365アプリとのセキュアな対話式操作の許可