Linux Virtual Delivery Agent

Citrix DaaS Standard for AzureでLinux VDAを作成

Citrix DaaS Standard for Azure(Citrix Virtual Apps and Desktops Standard for Azureの新名称)でドメイン参加とドメイン非参加の両方のLinux VDAを作成して、Microsoft Azureから任意のデバイスに仮想アプリおよび仮想デスクトップを配信できます。詳しくは、「Citrix DaaS Standard for Azure」を参照してください。

サポートされているLinuxディストリビューション

次のLinuxディストリビューションはこの機能をサポートしています:

  • RHEL 9.4
  • RHEL 9.3
  • RHEL 9.2
  • RHEL 8.10
  • RHEL 8.9
  • RHEL 8.8
  • Rocky Linux 9.4
  • Rocky Linux 9.3
  • Rocky Linux 9.2
  • Rocky Linux 8.10
  • Rocky Linux 8.9
  • Rocky Linux 8.8
  • SUSE 15.5
  • Ubuntu 22.04
  • Ubuntu 20.04

手順1:Azureでのマスターイメージの準備

注:

Linux VDAの自動更新機能を使用して、ソフトウェアの自動更新をスケジュールすることもできます。これを行うには、マスターイメージ上のetc/xdl/mcs/mcs_local_setting.regファイルにコマンドラインを追加します。 たとえば、次のコマンドラインを追加できます:

``` create -k “HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SelfUpdate” -t “REG_DWORD” -v “fEnabled” -d “0x00000001” –force

create -k “HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SelfUpdate” -t “REG_SZ” -v “ScheduledTime” -d “Immediately” –force

create -k “HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SelfUpdate” -t “REG_SZ” -v “Url” -d “" --force

create -k “HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SelfUpdate” -t “REG_SZ” -v “CaCertificate” -d “" --force \`\`\`

  1. Azureで、サポートされているディストリビューションのLinux仮想マシンを作成します。
  2. 必要に応じて、Linux仮想マシンにデスクトップ環境をインストールします。
  3. 仮想マシンに、Linuxディストリビューションに応じた.NETをインストールします。

    Linux VDAをインストールまたはアップグレードする前に、サポートされているすべてのLinuxディストリビューションに、.NETランタイムに加えて.ASP.NET Coreランタイムをインストールする必要があります。Amazon Linux 2にはバージョン6が必要です。他のディストリビューションにはバージョン8が必要です。

    Linuxディストリビューションに必要な.NETバージョンが含まれている場合は、組み込みフィードからインストールします。それ以外の場合は、Microsoftパッケージフィードから.NETをインストールします。詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/dotnet/core/install/linux-package-managersを参照してください。

  4. (Ubuntuの場合のみ)/etc/network/interfacesファイルにsource /etc/network/interfaces.d/*行を追加します。
  5. (Ubuntuの場合のみ)/etc/resolv.conf/run/systemd/resolve/stub-resolv.confではなく/run/systemd/resolve/resolv.confを指定します:

    unlink /etc/resolv.conf
    
    ln -s /run/systemd/resolve/resolv.conf /etc/resolv.conf
    <!--NeedCopy-->
    
  6. Linux VDAパッケージをインストールします。
  7. 使用するデータベースを指定します。

    試験段階の機能として、PostgreSQLに加えてSQLiteも使用できます。Linux VDAパッケージをインストールした後は、SQLiteとPostgreSQLを切り替えることもできます。このためには、次の手順を実行します:

    1. /opt/Citrix/VDA/sbin/ctxcleanup.shを実行します。新規インストールの場合、この手順は省きます。

    2. deploymcs.shを実行する前に/etc/xdl/db.confを編集します。

      注:

      • SQLiteはVDIモードにのみ使用することをお勧めします。
      • 簡単なインストールとMCSのために、SQLiteとPostgreSQLは、それぞれを手動でインストールすることなく切り替えることができます。/etc/xdl/db.confで特に指定しない限り、Linux VDAはデフォルトでPostgreSQLを使用します。
      • /etc/xdl/db.confを使用してPostgreSQLのポート番号を構成することもできます。
  8. MCS変数を変更します。

    MCS変数を構成するには、次の2つの方法があります:

    • /etc/xdl/mcs/mcs.confファイルを編集します。
    • 簡単インストールのGUIを使用します。簡単インストールのGUIを開くには、VDAのデスクトップ環境で/opt/Citrix/VDA/bin/easyinstallコマンドを実行します。

      注:

      dns変数は指定しないでください。 マシンカタログの作成時に静的タイプまたはランダムタイプを選択する場合は、VDI_MODE=Yを設定します。

      /etc/xdl/mcs/mcs.confを編集してMCS変数を構成する場合は、/opt/Citrix/VDA/sbin/deploymcs.shを実行します。GUIを使用してMCS変数を構成する場合は、[展開] をクリックします。GUIで [展開] をクリックすると、GUIで設定した変数が/etc/xdl/mcs/mcs.confファイルで設定した変数よりも優先されます。

  9. Azureで仮想マシンを停止(または割り当て解除)します。[ディスクのエクスポート] をクリックして、他の仮想マシンを作成するためのマスターイメージとして使用できる仮想ハードディスク(VHD)ファイルのSAS URLを生成します。

    VHDファイルのURLを生成

  10. (オプション)マスターイメージでグループポリシーを設定します。ctxregツールを使用してグループポリシーを設定できます。たとえば、次のコマンドは、PDF印刷のPDFユニバーサルプリンターを自動作成するポリシーを有効にします。

    /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\Software\Citrix\GroupPolicy\Defaults\PrintingPolicies" -t "REG_DWORD" -v "AutoCreatePDFPrinter" -d "0x00000001" --force
    <!--NeedCopy-->
    

手順2:Azureからのマスターイメージのインポート

  1. [管理] ダッシュボードから、右側の [マスターイメージ] を展開します。ディスプレイには、Citrixが提供するマスターイメージと、作成およびインポートしたイメージが一覧表示されます。

    ヒント:

    このサービスの管理者アクティビティのほとんどは、[管理] ダッシュボードと [監視] ダッシュボードで管理されます。最初のカタログを作成後、Citrix Cloudにサインインして [Managed Desktops] サービスを選択すると、管理 ダッシュボードが自動的に起動します。

    マスターイメージ

  2. [イメージをインポート] をクリックします。
  3. Azureで生成したVHDファイルのSAS URLを入力します。マスターイメージの種類として [Linux] を選択します。

    Azureからのイメージのインポート

  4. ウィザードの指示に従い、マスターイメージをインポートします。

手順3:マシンカタログの作成

[管理] ダッシュボードにアクセスし、[カタログを作成する] をクリックします。マシンカタログを作成するときは、上記で作成したマスターイメージを選択します。

注:

マスターイメージとして使用される仮想マシンには、SSHまたはRDPを介してアクセスすることはできません。仮想マシンにアクセスするには、Azure Portalのシリアルコンソールを使用します。

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