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マルチストリーム接続のポリシー設定
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マルチストリーム接続のポリシー設定
マルチストリーム接続セクションには、セッションでの複数ICA接続のQoS(サービス品質)優先度の管理に関するポリシー設定が含まれます。
注:
マルチストリーム接続ポリシーが有効になっている場合、MTU Discoveryはサポートされません。
UDPを使用したオーディオ
この設定では、サーバーのUDPを使用したオーディオを許可または禁止します。
デフォルトでは許可されます。
この機能を有効にすると、サーバー上のUDPポートが開き、[UDPでのオーディオリアルタイムトランスポート]設定が有効なすべての接続でそのポートが使用されます。
オーディオUDPポートの範囲
この設定項目では、Virtual Delivery Agent(VDA)でユーザーデバイスとのオーディオパケットデータの送受信に使用されるポート番号の範囲(最小ポート番号、最大ポート番号)で指定します。VDAでは、オーディオデータの送受信に各UDPポートペアの使用が試行されます。まず最小のポート番号が使用され、以降の試行では2ずつ番号を増やしていきます。各ポートは、受信トラフィックと送信トラフィックの両方に使用されます。
デフォルトでは、「16500,16509」の範囲が設定されています。
マルチポートポリシー
この設定では、ICAトラフィックで使用されるTCPポートおよび各ポートのネットワーク優先度を指定します。
デフォルトでは、プライマリポート(2598)に優先度[高]が設定されています。
ポートには、以下の優先度を設定できます。
- 最高 - Webカメラを使ったビデオ会議など、リアルタイムプロセスに適しています。
- 高 - 画面、キーボード、マウスなど、インタラクティブなトラフィックに適しています。
- 中 - クライアントドライブマッピング機能など、バルクプロセスに適しています。
- 低 - 印刷など、バックグラウンドプロセスに適しています。
各ポートには異なる優先度を設定する必要があります。つまり、CGPポート1とCGPポート3の両方で優先度に[最高]を設定することはできません。
ポートの優先度設定を削除するには、ポート番号として「0」を入力します。プライマリポートの優先度設定を削除したり変更したりすることはできません。
この設定項目をポリシーに追加したら、サーバーを再起動します。この設定は、[マルチストリームコンピューター] 設定のポリシー設定が有効な場合のみ適用されます。
マルチストリームコンピューター設定
この設定では、サーバーのマルチストリーム機能を有効または無効にします。
デフォルトでは、無効になっています。コンピューターポリシーのマルチストリームポリシー設定は、Citrix SD-WANやサードパーティ製のルーターを使用する環境でQoS(サービス品質)優先度を指定するときに使用できます。
マルチストリームが有効になっている場合、アダプティブトランスポートの機能であるMTU Discoveryはサポートされません。
この設定の変更を反映させるには、サーバーを再起動する必要があります。
重要:
この設定項目を、帯域幅を制限するポリシー設定([セッション全体の最大帯域幅]など)と一緒に使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。ポリシーでこの設定を使用する場合は、帯域幅を制限する設定を構成しないでください。
マルチストリームユーザー設定
この設定では、ユーザーデバイスのマルチストリーム機能を有効または無効にします。
デフォルトでは、すべてのユーザーに対して無効になっています。マルチストリームユーザー設定は、Citrix SD-WANやサードパーティ製のルーターを使用する環境でQoS(サービス品質)優先度を指定するときに使用できます。
この設定は、[マルチストリームコンピューター] 設定のポリシー設定が有効なホストに対してのみ適用されます。
重要:
この設定項目を、帯域幅を制限するポリシー設定([セッション全体の最大帯域幅]など)と一緒に使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。ポリシーでこの設定を使用する場合は、帯域幅を制限する設定を構成しないでください。
マルチストリーム仮想チャネルの割り当て設定
マルチストリーム使用時に仮想チャネルが割り当てられるICAストリームを指定します。
これらの設定を構成しない場合、仮想チャネルはデフォルトのストリームに保持されます。仮想チャネルをICAストリームに割り当てるには、仮想チャネル名の横の[ストリーム番号] 一覧から目的のストリーム番号(0、1、2、3)を選択します。
使用環境にカスタム仮想チャネルがある場合、[追加] をクリックして [仮想チャネル] の下のテキストボックスに仮想チャネル名を入力し、その隣の[ストリーム番号] 一覧からストリーム番号を選択します。実際の仮想チャネル名を入力し、フレンドリ名は使用しないでください。例:Citrix Browser AccelerationではなくCTXSBRと入力します。
これらの設定は、マルチストリームコンピューター設定を有効にしたときのみ機能します。
デフォルトの仮想チャネルおよびストリーム割り当ては次のとおりです:
- AppFlow:2
- オーディオ:0
- Webブラウザーコンテンツリダイレクト:2
- クライアント側COMポートのマッピング:3
- クライアントドライブマッピング:2
- クライアント側プリンターのマッピング:3
- クリップボード:2
- CTXDND:1( 注: これは、Citrixセッションとローカルエンドポイント間のファイルのドラッグアンドドロップをサポートします。Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2012の「新機能」を参照してください
- DVCプラグイン(DVCプラグインのフレンドリ名から自動的に生成された、または管理者によって割り当てられた静的VC名):2
- End User Experience Monitoring:1
- ファイル転送(HTML5 Receiver):2
- 汎用データ転送:2
- ICAコントロール:1
- Input Method Editor:1
- 従来のクライアント側プリンターのマッピング(COM1):1、3
- 従来のクライアント側プリンターのマッピング(COM1):2、3
- 従来のクライアント側プリンターのマッピング(LPT1):1、3
- 従来のクライアント側プリンターのマッピング(LPT2):2、3
- ライセンス管理:1
- Microsoft Teams/WebRTCリダイレクト:1
- モバイルデバイス上のReceiver:1
- マルチタッチ:1
- ポート転送:2
- リモートオーディオおよびビデオ拡張機能(RAVE):2
- シームレス(透過型ウィンドウ統合):1
- センサーおよび位置情報:1
- スマートカード:1
- Thinwireグラフィック:1
- 透過型UI統合/ログオン状態:2
- TWAINリダイレクト:2
- USB:2
- 遅延のないフォントとキーボード:2
- 遅延のないデータチャネル:2
仮想チャネルの割り当てと優先度について詳しくは、Knowledge CenterのCTX131001を参照してください。
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