Citrix Virtual Apps and Desktops

デスクトップUIのポリシー設定

[デスクトップUI]セクションには、クライアント接続での視覚効果を制御して使用帯域幅を管理するための設定項目が含まれています。視覚効果に含まれるのは、デスクトップの壁紙、メニューのアニメーション、およびドラッグ中にウィンドウの内容を表示する機能です。WANなどの狭帯域幅接続で視覚効果を無効にすると、公開アプリケーションのパフォーマンスが向上します。

重要:

このリリースでは、従来のグラフィックモードとデスクトップコンポジションリダイレクト(DCR)はサポートしていません。このポリシーは、Windows 7およびWindows 2008 R2でXenApp 7.15 LTSR、XenDesktop 7.15 LTSR、および以前のVDAリリースを使用している場合の後方互換性のためにのみ含まれています。

デスクトップコンポジションリダイレクト

この設定では、ローカルのDirectXグラフィック処理をユーザーデバイス側のGPU(Graphics Processing Unit)またはIGP(Integrated Graphics Processor)で行い、より滑らかなWindowsデスクトップ操作を提供するかどうかを指定します。[デスクトップコンポジションリダイレクト] を有効にすると、Windowsデスクトップの操作レスポンスが向上し、サーバーの高いスケーラビリティが維持されます。

デフォルトでは、[デスクトップコンポジションリダイレクト] は無効になっています。

[デスクトップコンポジションリダイレクト] を無効にしてユーザーセッションに必要な帯域幅を減らすには、この設定項目で [無効] を選択します。

デスクトップコンポジションリダイレクトの画質

この設定では、デスクトップコンポジションリダイレクトで使用される画質を指定します。

デフォルト値は[高]です。

[高]、[中]、[低]、または[無損失]から選択します。

デスクトップの壁紙

この設定では、ユーザーセッションでの壁紙の表示を許可または禁止します。

デフォルトでは、ユーザーセッションで壁紙を表示できます。

デスクトップの壁紙を非表示にしてユーザーセッションに必要な帯域幅を減らすには、ポリシーにこの設定を追加して [禁止] をクリックします。

メニューをアニメーション化する

この設定では、ユーザーセッションでのメニューアニメーションを許可または禁止します。

デフォルトでは許可されます。

メニューアニメーションは、アクセスを簡単にするためのMicrosoftの個人優先設定です。これが有効な場合、スクロールまたはフェードインによってメニューが表示されるのが少し遅れることとなります。矢印アイコンはメニュー下部に表示されます。そのアイコン上にマウスポインターを置くと、メニューの内容が表示されます。

この設定項目が [許可] に設定されている場合、デスクトップでは[メニューをアニメーション化する]が有効で、かつ、メニューのアニメーション化Microsoft個人優先設定が有効です。

注:

メニューアニメーションMicrosoft個人優先設定の変更は、デスクトップに影響します。セッションの終了時に変更を破棄するようデスクトップが設定されている場合、セッションでメニューのアニメーション化を有効にしたユーザーは、以降のセッションではメニューのアニメーション化を使用できない可能性があります。メニューアニメーションが必要なユーザーについては、デスクトップのマスターイメージのMicrosoft設定を有効にするか、またはデスクトップでユーザーの変更を維持する必要があります。

ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する

この設定では、ウィンドウをドラッグするときにウィンドウの内容を表示する機能を許可または禁止します。

デフォルトでは許可されます。

[許可] を選択すると、ウィンドウをドラッグするときに内容が表示されたままになります。[禁止] を選択すると、ドロップするまでウィンドウの外枠のみが表示されます。

デスクトップUIのポリシー設定