システム要件
はじめに
ここで説明するシステム要件は、この製品バージョンがリリースされた時点で確認済みのものです。定期的に更新が行われます。このトピックで説明されていないシステム要件コンポーネント(ホストシステム、Citrix Workspaceアプリ、およびCitrix Provisioning)については、各コンポーネントのドキュメントを参照してください。
インストールの前に、「インストールの準備」の内容を確認してください。
特に明記されている場合を除き、コンポーネントの必須ソフトウェア(.NETやC++パッケージなど)のバージョンがインストールされていないことが検出された場合、インストーラーにより自動的にインストールされます。これらの必須ソフトウェアの一部は、Citrix製品のインストールメディアにも収録されています。
インストールメディアには複数のサードパーティ製コンポーネントが収録されています。Citrixソフトウェアを使用する前に、サードパーティからのセキュリティに関するアップデートを確認して、必要に応じてインストールしてください。
グローバリゼーションの情報について詳しくは、Knowledge Centerの記事CTX119253を参照してください。
Windows Serverにインストール可能なコンポーネントと機能に関しては、Nano Serverのインストールは記載がない限りサポートされていません。Server Coreは、Delivery ControllerおよびDirectorに対してのみサポートされています。
ハードウェア要件
RAMおよびディスクスペースの値は、マシン上の製品イメージ、オペレーティングシステム、およびそのほかのソフトウェアの要件に追加されます。パフォーマンスは構成に応じて異なります。構成には、使用する機能やユーザーの数なども含まれます。最低限のみを使うとパフォーマンスが低下する可能性があります。
次の表は、コアコンポーネントでの最小要件を示しています。
コンポーネント | 最小 |
---|---|
1つのサーバー上のすべてのコアコンポーネント(実稼働環境ではなく評価用のみ) | 5GBのRAM |
1つのサーバー上のすべてのコアコンポーネント、テスト展開または小規模実稼働展開用 | 12GBのRAM |
Delivery Controller(ローカルホストキャッシュを使用するには、さらに多くのディスクスペースが必要) | 5GBのRAM、800MBのハードディスク、データベース:「サイジングガイダンス」参照 |
Studio | 1GBのRAM、100MBのハードディスク |
Director | 2GBのRAM、200MBのハードディスク |
StoreFront | 2GBのRAM。ディスクの推奨事項については、StoreFrontのドキュメント参照 |
ライセンスサーバー | 8GBのRAM。ディスクの推奨事項については、ライセンス管理のドキュメント参照 |
デスクトップやアプリケーションを配信する仮想マシンのサイジング
ハードウェアの提供は複雑かつ動的であり、展開にはそれぞれ一意のニーズがあるため、特定の推奨事項を示すことはできません。通常、Citrix Virtual Apps仮想マシンのサイズ変更は、ユーザーのワークロードではなくハードウェアに基づきます。(例外はRAMです。より多くを消費するアプリケーションには、より多くのRAMが必要です)。
さらに、以下の情報を参照してください:
- Citrix Tech Zoneには、VDAのサイズ変更に関するガイダンスが含まれています。
- 「Citrix Virtual Apps and Desktopsの単一サーバーのスケーラビリティ」では、単一の物理ホストでサポートされるユーザーまたは仮想マシンの数について説明します。
Microsoft Visual C++ 2017ランタイム
Microsoft Visual C++ 2015 RuntimeがインストールされているマシンにMicrosoft Visual C++ 2017 Runtimeをインストールすると、自動的に2015バージョンが削除されることがあります。このアクションは設計どおりです。
Visual C++ 2015 Runtimeを自動的にインストールするCitrixコンポーネントをインストール済みの場合、これらのコンポーネントはVisual C++ 2017バージョンでも正常に機能します。
詳しくは、Microsoft社の記事「https://developercommunity.visualstudio.com/content/problem/332815/visual-c-redistributable-2017-install-removes-visu.html」を参照してください。
Delivery Controller
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- Windows Server 2019のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Coreオプション付き
- Windows Server 2016のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Coreオプション付き
- Windows Server 2012 R2のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Core for Windows Server 2012 R2付き
要件:
- Microsoft .NET Framework 4.7.1以降がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。
- Windows PowerShell 3.0以降。
- Microsoft Visual C++ 2017 Runtime(32ビットおよび64ビット)。
データベース
サイト構成データベース、構成ログデータベースおよび監視データベースでサポートされているMicrosoft SQL Serverのバージョン:
- SQL Server 2019のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
- SQL Server 2017のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
- 新規インストール:デフォルトでは、Controllerのインストール時に適切なバージョンのSQL Serverが検出されない場合、SQL Server Express 2017と累積更新プログラム(CU)16がインストールされます。
- アップグレードの場合、既存のSQL Server Expressバージョンはアップグレードされません。
- SQL Server 2016 SP1~SP3のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
- SQL Server 2014 SP1~SP3のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
- SQL Server 2012のSP4までのExpress、Standard、Enterprise Edition。
- SQL Server 2008 R2 SP2およびSP3のExpress、Standard、Enterprise、およびDatacenter Edition。
以下のデータベース高可用性ソリューションがサポートされます(スタンドアロンモードのみをサポートするSQL Server Expressを除く)。
- SQL Server AlwaysOnフェールオーバークラスターインスタンス
- SQL ServerのAlwaysOn可用性グループ(基本的な可用性グループを含む)
- SQL Serverデータベースミラーリング
ControllerとSQL Serverサイトデータベース間の接続にはWindows認証が必要です。
Controllerをインストールするとき、ローカルホストキャッシュ機能と連携して使用するために、デフォルトでMicrosoft SQL Server Express LocalDB 2017と累積更新プログラム(CU)16がインストールされます。これは、サイトデータベースのデフォルトのSQL Server Expressとは異なるインストールです(Controllerをアップグレードする場合、既存のMicrosoft SQL Server Express LocalDBバージョンはアップグレードされません。LocalDBバージョンをアップグレードする場合は、「データベースのアクション」のガイダンスに従ってください)。
詳しくは、次の記事を参照してください:
- データベース
- Knowledge CenterのCTX114501(サポートされている最新のデータベース一覧)
- データベースのサイジングガイダンス
- ローカルホストキャッシュ
Citrix Studio
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- Windows Server 2019、Standard、およびDatacenterエディション。
- Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
- Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
- Windows 10
要件:
- Microsoft .NET Framework 4.7.1以降がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。
- Microsoft管理コンソール3.0(サポートされているすべてのオペレーティングシステムに付属)。
- Windows PowerShell 3.0以降。
Citrix Director
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- Windows Server 2019のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Coreオプション付き
- Windows Server 2016のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Coreオプション付き
- Windows Server 2012 R2のStandard Edition、Datacenter Edition、およびServer Core for Windows Server 2012 R2付き
要件:
-
Microsoft .NET Framework 4.7.1以降がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。
-
Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS) 7.0およびASP.NET 2.0。IISと一緒に[静的コンテンツ]の役割サービスがインストールされていることを確認してください。このソフトウェアがまだインストールされていない場合は、Windows Serverのインストールメディアを指定するためのメッセージが表示されます。次に、そのソフトウェアがインストールされます。
注:
Citrix Directorがインストールされているマシンのイベントログを表示するには、Microsoft .NET Framework 2.0をインストールする必要があります。
Citrix User Profile Manager:
- Citrix User Profile ManagerとCitrix User Profile Manager WMIプラグインがVDAにインストールされています(インストールウィザードの [追加コンポーネント] ページ)。Citrix Profile Managementサービスが実行されDirectorでユーザープロファイルの詳細を表示できることを確認します。
System Center Operations Manager(SCOM)の統合要件は以下のとおりです。
- Windows Server 2012 R2
- System Center 2012 R2 Operations Manager
Directorを表示するための以下のWebブラウザー。
- Internet Explorer 11以降。(Internet Explorer 10は、Windows Server 2012 R2マシンでのみ使用できます。)互換モードはInternet Explorerではサポートされません。Directorへのアクセスには、Webブラウザーの推奨設定を使用してください。Internet Explorerをインストールするときに、セキュリティおよび互換性に関するデフォルトの推奨設定を適用してください。インストール済みのInternet Explorerで推奨設定を使用していない場合は、[ツール]>[インターネットオプション]>[詳細設定]>[リセット] の順に選択し、表示される指示に従います。
- Microsoft Edge
- Firefox ESR(Extended Support Release)。
- Chrome。
Directorの表示に推奨される最適な画面解像度は1366 × 1024です。
シングルセッションOS対応Virtual Delivery Agent(VDA)
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- Windows 10(x64のみ)、最小バージョン1607。
要件:
- Microsoft .NET Framework 4.7.1以降がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。
- Microsoft Visual C++ 2017 Runtime(32ビットおよび64ビット)。
リモートPCアクセスでは、このVDAを社内の物理PC上にインストールします。このVDAでは、Windows 10でのCitrix Virtual DesktopsリモートPCアクセス向けのセキュアブートがサポートされます。
いくつかのマルチメディアアクセラレーション機能(HDX MediaStream Windows Mediaリダイレクトなど)では、VDAのインストール先マシンにMicrosoftメディアファンデーションをインストールする必要があります。マシンにメディアファンデーションがインストールされていない場合は、マルチメディアアクセラレーション機能がインストールされません。Citrixソフトウェアのインストール後にマシンからメディアファンデーションを削除しないでください。これを削除すると、ユーザーがマシンにログオンできなくなります。サポートされているWindowsシングルセッションOSのほとんどのエディションには、メディアファンデーションがあらかじめインストールされており、削除することはできません。ただし、Nエディションには一部のメディア関連機能が付属しません。これらのソフトウェアは、Microsoft社またはサードパーティから入手できます。詳しくは、「インストールの準備」を参照してください。
Linux VDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent」を参照してください。
Windows Server 2019またはWindows Server 2016マシンでは、コマンドラインインターフェイスを使用してWindowsシングルセッションOS対応VDAをインストールし、サーバーVDI機能を使用できます。詳しくは、「サーバーVDI」を参照してください。
Windows 7のマシンにVDAをインストールする方法については、「以前のオペレーティングシステム」を参照してください。
マルチセッションOS対応Virtual Delivery Agent(VDA)
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- Windows Server 2019、Standard、およびDatacenterエディション。
- Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
- Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
インストーラーにより、以下が自動的に展開されます。これらのソフトウェアは、Citrixが提供するインストールメディアのSupportフォルダーに収録されています:
- Microsoft .NET Framework 4.7.1以降がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。
- Microsoft Visual C++ 2017 Runtime(32ビットおよび64ビット)。
リモートデスクトップサービスの役割サービスが自動的にインストールされて有効になります。
いくつかのマルチメディアアクセラレーション機能(HDX MediaStream Windows Mediaリダイレクトなど)では、VDAのインストール先マシンにMicrosoftメディアファンデーションをインストールする必要があります。マシンにメディアファンデーションがインストールされていない場合は、マルチメディアアクセラレーション機能がインストールされません。Citrixソフトウェアのインストール後にマシンからメディアファンデーションを削除しないでください。これを削除すると、ユーザーがマシンにログオンできなくなります。ほとんどのWindows Serverバージョンでは、メディアファンデーション機能はサーバーマネージャーを介してインストールされます。詳しくは、「インストールの準備」を参照してください。
VDAにメディアファンデーションがない場合、これらのマルチメディア機能は機能しません:
- Windows Mediaリダイレクト
- HTML5ビデオリダイレクト
- HDX RealTime Webカメラリダイレクト
Linux VDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent」を参照してください。
サポートされなくなったWindowsオペレーティングシステムにVDAをインストールする方法については、「 以前のオペレーティングシステム」を参照してください。
ホスト/仮想化リソース
サポートされているホスト/仮想化リソースは以下のとおりです(アルファベット順)。該当する場合は、major.minorバージョン(およびこれらのバージョンの更新プログラム)がサポートされます。最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、Knowledge Centerの記事CTX131239に記載されています。
一部のホストプラットフォームまたは一部のバージョンでのみサポートされている機能もあります。詳しくは、各機能のドキュメントを参照してください。
リモートPCアクセスのWake on LAN機能を使用するには、Microsoft System Center Configuration Manager 2012以上が必要です。
-
Amazon Web Services(AWS)
- サポートされるシングルセッションおよびマルチセッションWindows OSで、アプリケーションやデスクトップをプロビジョニングできます。
- Amazon Relational Database Service(RDS)はCitrixでサポートされています。詳しくは、「Citrix Ready Marketplace」と「Citrix and AWS」を参照してください。
-
Citrix Hypervisor(旧称XenServer)
最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。
詳しくは、「Citrix Hypervisor仮想化環境」を参照してください。
-
CloudPlatform(非推奨)
-
Microsoft Azure Classic(非推奨)
-
Microsoft Azure Resource Manager
詳しくは、「Microsoft Azure Resource Manager仮想化環境」を参照してください。
-
Microsoft System Center Virtual Machine Manager
サポートされるSystem Center Virtual Machine Managerのバージョンに登録できるあらゆるHyper-Vのバージョンが含まれます。
最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。
詳しくは、「Microsoft System Center Virtual Machine Manager仮想化環境」を参照してください。
-
Nutanix Acropolis
最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。
詳しくは、「Nutanix仮想化環境」を参照してください。
-
VMware vSphere(vCenter + ESXi)
vSphere vCenterのリンクモードはサポートされません。
最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。
詳しくは、「VMware仮想化環境」を参照してください。
Active Directoryの機能レベル
Active Directoryフォレストとドメインの以下の機能レベルがサポートされています。
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2008
HDX
オーディオ
Windows向けCitrix WorkspaceアプリおよびLinux向けCitrix Workspaceアプリ13では、マルチストリームICAでのUDPオーディオがサポートされています。
Windows向けCitrix Workspaceアプリでは、エコーキャンセルがサポートされています。
該当するHDX機能のサポートおよび要件を参照してください。HDX機能とCitrix Workspaceアプリについて詳しくは、Feature matrixを参照してください。
HDX - Windows Media配信
Windows Mediaのクライアント側でのコンテンツ取得、Windows Mediaリダイレクト、およびリアルタイムWindows Mediaマルチメディアトランスコードでは、次のクライアントがサポートされています:Windows向けCitrix Workspaceアプリ、iOS向けCitrix Workspaceアプリ、Linux向けCitrix Workspaceアプリ。
Windows MediaコンテンツをWindows 8デバイス側で取得するには、デフォルトプログラムとしてCitrix Multimedia Redirectorを設定します:これを行うには、[コントロールパネル]>[プログラム]>[既定のプログラム]>[既定のプログラムの設定]の順に選択し、[Citrix Multimedia Redirector] を選択して [すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する] または [既定でこのプログラムで開く項目を選択する] のいずれかをクリックします。GPUトランスコードでは、NVIDIA CUDAが有効なGPU(Compute Capability 1.1以上)が必要です。詳しくは、https://developer.nvidia.com/cuda/cuda-gpusを参照してください。
HDX 3D Pro
WindowsシングルセッションOS対応VDAは、実行時にGPUハードウェアの存在を検出します。
アプリケーションをホストする物理マシンまたは仮想マシンでは、GPUパススルーまたは仮想GPU(vGPU)を使用できます。
- また、Citrix XenServer、Nutanix AHV、VMware vSphereおよびVMware ESXでも、同様の仮想Direct Graphics Acceleration(vDGA)機能を使用できます。GPUパススルーは、Windows Server 2016のMicrosoft Hyper-Vでも使用でき、Discrete Device Assignment (DDA)と呼ばれます。
- vGPUは、Citrix Hypervisor、Nutanix AHV、VMware vSphereで利用できます。https://www.citrix.com/products/xenapp-xendesktop/hdx-3d-pro.htmlを参照してください。HDX 3D Proは、Microsoft Azure NVシリーズおよびAmazon (AWS)EC2 G3のクラウドインスタンスでもサポートされています。
ホストコンピューターとして、4GB以上のRAMと2.3GHz以上の4つの仮想CPUをCitrixでは推奨します。
GPU(Graphical Processing Unit):
- 無損失圧縮を含むCPUベース圧縮の場合、HDX 3D Proではホストコンピューター上のあらゆるディスプレイアダプター(配信するアプリケーションと互換性があるもの)がサポートされます。
- NVIDIA GRID APIを使用する仮想化グラフィックアクセラレーションでは、サポートされるNVIDIA GRIDカードとHDX 3D Proを併用できます(「NVIDIA GRID」参照)。NVIDIA GRIDでは高いフレームレートが配信されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
- 仮想化グラフィックアクセラレーションは、データセンターグラフィックプラットフォームのIntel Xeon Processor E3ファミリでサポートされます。詳しくは、「https://www.citrix.com/intel」および「https://www.intel.com/content/www/us/en/servers/data-center-graphics.html」を参照してください。
- 仮想化グラフィックアクセラレーションは、AMD FirePro SシリーズサーバーカードのAMD RapidFireでサポートされています。「AMD Virtualization Solution」を参照してください。
ユーザーデバイス:
- HDX 3D Proでは、ホストコンピューター上のGPUでサポートされるすべてのモニターの解像度がサポートされます。推奨されている最低限のユーザーデバイスおよびGPU仕様でのパフォーマンスを最適化するには、最大解像度を1920×1200ピクセル(LAN接続の場合)または1280×1024ピクセル(WAN接続の場合)にすることをCitrixではお勧めします。
- Citrixでは、ユーザーデバイスでは、1GB以上のRAMと1.6GHz以上のCPUを推奨します。低帯域幅接続で必要とされるデフォルトの深圧縮コーデックを使用する場合は、より強力なCPUが必要です(ハードウェアでデコードしない場合)。パフォーマンスを最適化するには、ユーザーデバイスに2GB以上のRAMおよび3GHz以上のデュアルコアCPUをCitrixではお勧めします。
- マルチモニター環境の場合は、CitrixではクアッドコアCPUをお勧めします。
- HDX 3D Proで配信されたデスクトップやアプリケーションにアクセスする場合、ユーザーのデバイスにGPUは必要ありません。
- Citrix Workspaceアプリのインストールが必要です。
詳しくは、「HDX 3D Pro」およびwww.citrix.com/xenapp/3dを参照してください。
ユニバーサルプリントサーバー
ユニバーサルプリントサーバーは、クライアント側およびサーバー側のコンポーネントで構成されています。UpsClientコンポーネントは、VDAと一緒にインストールされます。UpsServerコンポーネントは、ユーザーセッションでCitrixユニバーサルプリンタードライバーをプロビジョニングする共有プリンターがある各印刷サーバー上にインストールします。
UpsServerは以下でサポートされています。
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
要件:
- Microsoft Visual C++ 2017 Runtime(x86およびx64)
- Microsoft .NET Framework 4.7.1(最小)
マルチセッションOS対応VDAで、印刷操作間にユーザー認証を実行するには、ユニバーサルプリントサーバーは、VDAと同じドメインに参加する必要があります。
スタンドアロンクライアントとサーバーコンポーネントのパッケージはダウンロードして入手することもできます。
詳しくは、「プリンターのプロビジョニング」を参照してください。
その他
Citrixライセンスサーバー11.16以降のみがサポートされています。詳しくは、「ライセンス」を参照してください。
本リリースでCitrix Provisioningを利用する場合(旧称Provisioning Services)は、Citrix Provisioningバージョン7.xが、XenApp 7.xまたはXenDesktop 7.xのライフサイクルおよびCitrix Virtual Apps and Desktopsのライフサイクルの対象となります。バージョンの互換性について詳しくは、製品マトリクスを参照してください。
サポートされているStoreFrontのバージョンについては、StoreFrontのシステム要件を参照してください。
Citrixポリシー情報をサイト構成データベースではなくActive Directoryに格納する場合、Microsoftグループポリシー管理コンソール(GPMC)が必要です。CitrixGroupPolicyManagement_x64.msi
を個別にインストールした場合(たとえば、マシンにCitrix Virtual Apps and Desktopsのコアコンポーネントがインストールされていない場合)、そのマシンにはVisual Studio 2015 Runtimeをインストールする必要があります。詳しくは、Microsoftのドキュメントを参照してください。
GPMCを使用してドメインGPOを編集する場合は、Delivery Controllerを含むすべてのマシンでグループポリシーの管理機能(Windows Server Manager)を有効にします。
複数のNICがサポートされています。
最新のVDAをインストールした場合、デフォルトでWindows向けCitrix Workspaceアプリはインストールされません。詳しくは、Windows向けCitrix Workspaceアプリのドキュメントを参照してください。
サポートされているMicrosoft App-Vのバージョンについては、「App-V」を参照してください。
この機能でサポートされているブラウザー情報について詳しくは、「ローカルアプリアクセス」を参照してください。
複数のモニターによるDPIの混在Citrix Virtual Apps and Desktops環境では、モニター間で異なるDPIを使用することはサポートされていません。Windowsコントロールパネルの[ディスプレイ] オプションで、DPI(%スケール)を確認できます。Windows 8.1またはWindows 10クライアントデバイスを使用している場合は、Windowsコントロールパネルの[ディスプレイ] オプションで [すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する] オプションを有効にすると、モニターが適切に構成されます。詳しくは、CTX201696を参照してください。
このバージョンのCitrix Virtual Apps and Desktopsは、AppDNA 7.8およびAppDNA 7.9と互換性がありません。現在のAppDNAリリースを使用されることをCitrixではお勧めします。