通知と同期
この記事では、Secure Mailの通知とメール同期の機能、および構成について説明します。
Secure Mail for iOSのアプリのバックグラウンド更新
(APNsではなく)iOSバックグラウンドアプリ更新を介して通知を提供するようにSecure Mail for iOSが構成されると、Secure Mailメール更新は次のように機能します。
- デバイスで [設定] メニューから [Appのバックグラウンド更新] をオンにしてあり、Secure Mailがバックグラウンドで実行されている場合、メールはサーバーと同期されます。同期間隔はさまざまな要素に従って変化します。
- Appのバックグラウンド更新機能が無効な場合、WorxMailがバックグラウンドで動作している間はメールを受信しません。
- ユーザーがSecure Mailをバックグラウンドにすると、アプリが一時停止する前に猶予期間内で引き続き実行されます。
- Secure Mailがフォアグラウンドで動作している間は、[Appのバックグラウンド更新] の設定にかかわらずリアルタイムでメールのアクティビティが表示されます。
Secure MailとActiveSync
Secure Mailは、ActiveSyncメッセージングプロトコルを介してExchange Serverと同期します。この機能により、ユーザーは、Outlookメール、連絡先、カレンダーイベント、自動的に生成されたメールボックス、およびユーザーが作成したフォルダーにリアルタイムでアクセスできます。
注:
ActiveSyncはExchangeパブリックフォルダーの同期をサポートしません。Exchange Server 2013では、ActiveSyncは[下書き]フォルダーと同期しません。
ユーザーの作成したフォルダーを同期するには、次の手順に従います:
iOS
- [設定]>[自動更新] に移動します。
- [自動更新] を [オン] にします。
- [オン] をタップします。すべてのメールボックスの一覧が表示されます。
- 同期するフォルダーをタップします。
Android
- メールボックス一覧に移動します。
- 同期するメールボックスをタップします。
- 右下隅にあるMoreのアイコンをタップします。
- [同期オプション] をタップします。
- [確認頻度] で、フォルダーの同期頻度を選択します。
Secure Mailでの連絡先のエクスポート
Secure Mailユーザーは、連絡先を携帯のアドレス帳と継続して同期したり、個別の連絡先を携帯のアドレス帳に1回のみエクスポートしたり、vCard添付ファイルとして連絡先を共有したりできます。
この機能を有効にするには、Endpoint ManagementコンソールでSecure Mail用の連絡先のエクスポートポリシーを [オン] に設定します。
このポリシーが [オン] になっていると、Secure Mailで次のオプションを使用できます:
- [設定]の [ローカルの連絡先と同期する]
- 個別の連絡先のエクスポート
- 連絡先をvCard添付ファイルとして共有する
連絡先のエクスポートポリシーが [オフ] の場合、これらのオプションはアプリに表示されません。
ポリシーが有効な場合に、継続的にメールサーバーから携帯のアドレス帳に連絡先を同期するには、[ローカルの連絡先と同期する] を [オン] にする必要があります。[ローカルの連絡先と同期する] が [オン] の場合、ExchangeまたはSecure Mailで連絡先が更新されると、ローカルの連絡先も更新されます。
Androidの制限のため、ExchangeまたはHotmailのアカウントがローカルの連絡先に同期するように既に設定されている場合、Secure Mailで連絡先を同期することはできません。
iOSでは、Secure Mailの連絡先をエクスポートして電話の連絡先と同期できます。デバイスでHotmailまたはExchangeが設定されていても、Secure Mailの連絡先をエクスポートして電話の連絡先と同期できます。この機能は、Endpoint Managementで、Secure Mailのネイティブ連絡先の確認を上書きするポリシーで設定します。このポリシーによって、ネイティブの連絡先アプリに構成されたExchamge/Hotmailアカウントからの連絡先の確認をSecure Mailによって上書きするかどうかが決定されます。これが [オン] の場合、ネイティブの連絡先アプリがExchange/Hotmailアカウントで構成されている場合でも、アプリによって連絡先がデバイスに同期されます。[オフ] の場合、アプリは連絡先同期のブロックを継続します。デフォルトは [オン] です。
制限事項:
[ローカルの連絡先と同期する] を有効にすると、デフォルトの連絡先フォルダーのみが同期されます。サブフォルダーがある場合、同期された連絡先には含まれません。
Secure Mailの通知
次の表は、Secure Mailがフォアグラウンドまたはバックグラウンドで実行中の場合に、サポートされているモバイルデバイスに対して通知がどのように処理されるかを説明するものです。
フォアグラウンドまたはバックグラウンドでSecure Mailを実行している場合: | iOSでの通知の処理 | Androidでの通知の処理 |
---|---|---|
フォアグラウンド | Secure Mailは永続的ActiveSync接続を維持し、メールおよびカレンダーのアクティビティを同期します。 | Secure Mailは永続的ActiveSync接続を維持し、メールおよびカレンダーのアクティビティを同期します。 |
バックグラウンド(または終了) | Secure Mailは、iOSのバックグラウンドアプリ更新機能、または構成されている場合はAPNsを介して通知を受信します。 | Secure Mailは永続的ActiveSync接続を維持します。 |
構成について詳しくは、「Secure Mail for iOSのプッシュ通知」を参照してください。