StoreFront

サブスクリプションの同期

StoreFrontは、StoreFrontサーバーグループ内のサーバー間でサブスクリプションを自動的に同期します。複数のサーバーグループがある(通常は地理的に異なる場所にある)場合、異なるStoreFront環境内のストアからユーザーのサブスクリプションが定期的に同期されるように構成できます。これはPowerShellを使用して行う必要があります。

注:

StoreFront管理コンソールとPowerShellコンソールを同時に開くことはできません。StoreFront管理コンソールを閉じてからPowerShellコンソールを開いてください。同様に、PowerShellのすべてのインスタンスを閉じてからStoreFront管理コンソールを開いてください。

サブスクリプションの同期を確立するときは、同期するストア間で構成されたDelivery Controllerを同一の名前(大文字と小文字を区別)にする必要があります。Delivery Controller名が異なると、同期サイト間で異なるサブスクリプションが使用される場合があります。集約されたリソースからサブスクリプションを同期する場合、両方のストアで使用されるアグリゲーショングループの名前も一致している必要があります。Delivery Controller名とアグリゲーショングループ名では大文字と小文字が区別されます。たとえば、CVAD_USCvad_Usは異なります。

  1. ローカル管理者権限を持つアカウントを使用して、Windows PowerShell ISEを起動します。

  2. 同期を構成するには、Publish-STFServerGroupConfigurationコマンドを使用します。開始時刻と繰り返し間隔、または時刻の一覧を指定できます。たとえば、08:00に同期を開始し、その後は30分ごとに同期する場合:

    Add-STFSubscriptionSynchronizationSchedule -RecurringStartTime 08:00:00 -RecurringInterval 30
    <!--NeedCopy-->
    

    2つのサーバーグループが互いにサブスクリプションデータを同時に取得しないように、プルスケジュールをずらすことをお勧めします。たとえば、各サーバーグループから60分ごとにデータを取得するスケジュールは、次のように構成されます。サーバーグループ1が、サーバーグループ2から01:00、02:00、03:00のようなスケジュールでデータを取得します。 サーバーグループ2は、サーバーグループ1から01:30、02:30、03:30のようなスケジュールでデータを取得します。

  3. 同期させるストアを含むリモートStoreFront展開を指定するには、次のコマンドを入力します。StoreFrontサーバーグループが存在するデータセンターごとにこれを構成して、他のリモートデータセンターからサブスクリプションデータを取得できるようにする必要があります。次の米国および英国のデータセンターの例を参照してください:

    • 米国データセンターのStoreFrontサーバーで実行して、英国データセンターのサーバーからデータを取得します:

       $StoreObject = Get-STFStoreService -SiteID 1 -VirtualPath "/Citrix/Store"
       Add-STFSubscriptionSynchronizationSource -FriendlyName "SyncFromUKStore" -StoreService $StoreObject -RemoteStoreFrontAddress "UKloadbalancedStoreFront.example.com"
       <!--NeedCopy-->
      
    • 英国データセンターのStoreFrontサーバーで実行して、米国データセンターのサーバーからデータを取得します:

       $StoreObject = Get-STFStoreService -SiteID 1 -VirtualPath "/Citrix/Store"
       Add-STFSubscriptionSynchronizationSource -FriendlyName "SyncFromUSStore" -StoreService $StoreObject -RemoteStoreFrontAddress "USloadbalancedStoreFront.example.com"
       <!--NeedCopy-->
      

    ここで、FriendlyNameはリモートの展開環境を識別するために定義する名前で、RemoteStoreFrontAddressはStoreFrontサーバーまたは負荷分散サーバーグループのFQDNです。アプリケーションサブスクリプションを複数のストア間で同期するには、同期されるすべてのストアがそれぞれのStoreFront展開環境で同じ名前を持つ必要があります。

  4. 現在のサーバー上のローカルWindowsユーザーグループCitrixSubscriptionSyncUsersに、リモート展開の各StoreFrontサーバーのMicrosoft Active Directoryドメインマシンアカウントを追加します。

    これにより、同期スケジュールを構成すると、現在のサーバーは、CitrixSubscriptionSyncUsersに表示されているリモートサーバーから新規または更新されたサブスクリプションデータを取得できます。ローカルユーザーグループの変更については、https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/windows/it-pro/windows-server-2008-R2-and-2008/cc772524(v=ws.11)を参照してください。

    Citrix Subscription Synch Usersプロパティ

  5. 正常にスケジュールを構成した後、Citrix StoreFront管理コンソールまたは以下のPowershellを使用して、サブスクリプション同期スケジュールとソースをグループ内の他のすべてのサーバーに反映します。

    Publish-STFServerGroupConfiguration
    <!--NeedCopy-->
    

    複数サーバーで構成されるStoreFront展開環境への変更の適用について詳しくは、「サーバーグループの構成」を参照してください。

  6. 既存のサブスクリプション同期スケジュールを削除するには、次のコマンドを入力し、展開環境のほかのStoreFrontサーバーに構成の変更を反映させます。

    Clear-STFSubscriptionSynchronizationSchedule
    Publish-STFServerGroupConfiguration
    <!--NeedCopy-->
    
  7. 特定のサブスクリプション同期ソースを削除するには、次のコマンドを実行し、展開環境のほかのStoreFrontサーバーに構成の変更を反映させます。

    Remove-STFSubscriptionSynchronizationSource -FriendlyName "SyncFromUKStore"
    Publish-STFServerGroupConfiguration
    <!--NeedCopy-->
    
  8. すべての既存のサブスクリプション同期ソースを削除するには、次のコマンドを入力し、展開環境のほかのStoreFrontサーバーに構成の変更を反映させます。

    Clear-STFSubscriptionSynchronizationSource
    Publish-STFServerGroupConfiguration
    <!--NeedCopy-->
    
  9. StoreFront展開用に現在構成されているサブスクリプション同期スケジュールを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

    Get-STFSubscriptionSynchronizationSchedule
    <!--NeedCopy-->
    
  10. StoreFront展開用に現在構成されているサブスクリプション同期ソースを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

    Get-STFSubscriptionSynchronizationSource
    <!--NeedCopy-->
    
サブスクリプションの同期

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