Profile Management

アクティブライトバックの構成

デフォルトでは、ユーザーがログオフすると、ローカルユーザープロファイルに加えられた変更がProfile Managementによりユーザーストアに書き込まれます。ユーザーが最初のセッションをログオフする前に2番目のセッションを開始した場合、最初のセッションで行ったローカルプロファイルへの変更は2番目のセッションでは利用できません。

同時セッション間でプロファイルの一貫性を向上させるために、アクティブライトバック機能を有効にすることができます。この機能により、Profile Managementは、ユーザーがログオフするまで待機するのではなく、セッション中にローカルプロファイルへの変更をユーザーストアに書き戻し(ライトバック)します。

概要

Profile Managementは、次のように、[アクティブライトバック] ポリシーと2つの拡張ポリシーを提供します:

  • アクティブライトバック。Profile Managementが、ローカルプロファイルのファイルおよびフォルダーに加えられた変更をユーザーストアに書き戻します。デフォルトでは、Profile Managementは5分ごとにアクティブな書き戻しを実行します。

  • アクティブライトバックレジストリ[アクティブライトバック] ポリシーとともに使用します。Profile Managementが、ローカルレジストリエントリに加えられた変更をユーザープロファイルに書き戻します。

  • セッションのロックと切断時にアクティブライトバック[アクティブライトバック] ポリシーとともに使用します。Profile Managementが、5分ごとではなく、セッションがロックまたは切断されたときにのみアクティブな書き戻しを実行します。

アクティブライトバックの有効化

GPO(グループポリシーオブジェクト)を使用してアクティブライトバックを有効にするには、次の手順に従います:

  1. グループポリシー管理エディターを開きます。
  2. [ポリシー]>[管理用テンプレート:ポリシー定義(ADMXファイル)]>[Citrixコンポーネント]>[Profile Management] に移動します。
  3. [アクティブライトバック] をダブルクリックします。
  4. 表示されるポリシーウィンドウで、[有効] を選択し、[OK] をクリックします。 デフォルトでは、アクティブな書き戻しは5分ごとに発生します。
  5. レジストリエントリのアクティブライトバックを有効にするには、次の手順に従います:
    1. [アクティブライトバックレジストリ] をダブルクリックします。
    2. 表示されるポリシーウィンドウで、[有効] を選択し、[OK] をクリックします。
  6. セッションがロックされているか切断されている場合にのみ、Profile Managementがアクティブな書き戻しを実行するようにするには、次の手順に従います:
    1. [セッションのロックと切断時にアクティブライトバック] をダブルクリックします。
    2. 表示されるポリシーウィンドウで、[有効] を選択し、[OK] をクリックします。

      注:

      ベストプラクティスとして、[セッションのロックと切断時にアクティブライトバック] ポリシーを有効にすることをお勧めします。

アクティブライトバックポリシーの構成の優先順位は次のとおりです:

  • GPO、Studio、またはWorkspace Environment Management(WEM)を使用して設定が構成されていない場合は、.iniファイルの値が使用されます。
  • この設定がいずれの場所でも構成されていない場合は、Profile Managementにより動的に構成されます。

変更を適用するには、https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/administration/windows-commands/gpupdateを参照して、コマンドプロンプトからgpupdate /forceコマンドを実行します。

アクティブライトバックの構成