Linux Virtual Delivery Agent

セッションユーザーによるカスタムデスクトップ環境

CTX_XDL_DESKTOP_ENVIRONMENT変数を使用して、セッションユーザーのデスクトップ環境を指定できます。2209リリース以降、セッションユーザーは独自のデスクトップ環境をカスタマイズできます。この機能をセッションユーザーが使用できるようにするには、事前にVDAにデスクトップ環境をインストールする必要があります。

次の表は、セッションユーザーによるカスタムデスクトップ環境をサポートするLinuxディストリビューションとデスクトップ環境のマトリックスを示しています。

Linuxディストリビューション サポートされるデスクトップ
Debian 12.5 MATE、GNOME、GNOME-Classic、KDE、Xfce
Debian 11.9 MATE、GNOME、GNOME-Classic、KDE
RHEL 8.10/8.9/8.8 MATE、GNOME、GNOME-Classic、Xfce
Rocky Linux 8.10/8.9/8.8 MATE、GNOME、GNOME-Classic、KDE、Xfce
SUSE 15.5 MATE、GNOME、GNOMEクラシック
Ubuntu 22.04/20.04 MATE、GNOME、GNOME-Classic、KDE、Xfce

デスクトップ切り替えコマンド

注:

端末とシステムトレイの両方からデスクトップ環境を切り替えることができます。

端末からターゲットデスクトップ環境に切り替えるには、セッション内で対応するコマンドを実行します:

対象のデスクトップ環境が次の場合: 次のコマンドを実行します:
GNOME /opt/Citrix/VDA/bin/ctxdesktopswitch.sh GNOME
GNOMEクラシック /opt/Citrix/VDA/bin/ctxdesktopswitch.sh GNOME-CLASSIC
MATE /opt/Citrix/VDA/bin/ctxdesktopswitch.sh MATE
KDE /opt/Citrix/VDA/bin/ctxdesktopswitch.sh KDE

KDEのヒント

  • Magnusは、KDEの起動時に読み込まれることがあります。回避策として、sudo apt remove magnusを実行してMagnusパッケージを削除できます。
  • KDEの起動時に発生するQT警告を無効にするには、次のエントリを追加して/usr/share/qt5/qtlogging.iniをrootユーザーとして編集します。

     qt.qpa.xcb.xcberror.error=false
     qt.qpa.xcb.warning=false
     qt.qpa.xcb.error=false
     <!--NeedCopy-->
    
  • KDEで画面のロック解除に失敗する場合があります。回避策として、デスクトップの自動ロック機能を無効にすることをお勧めします。
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