Linux Virtual Delivery Agent

自動DPIスケーリング

Linux VDAは、自動DPIスケーリングをサポートしています。ユーザーが仮想デスクトップまたはアプリケーションセッションを開くと、セッションのDPI値は、クライアント側のDPI設定と一致するように自動的に変更されます。

この機能に関連する考慮事項は次のとおりです:

  • この機能を使用するには、Citrix WorkspaceのDPIマッチングを有効にする必要があります。Windows向けCitrix Workspaceアプリの場合は、[いいえ、ネイティブ解像度を使用します] オプションがオンになっていることを確認します。Windows向けCitrix WorkspaceアプリのDPIスケーリングの構成について詳しくは、「DPIスケーリング」を参照してください。

  • この機能をマルチモニターシナリオで機能させるには、各モニターを同じDPI設定で構成する必要があります。DPIが混在している状況はサポートされません。異なるDPI設定で複数のモニターが構成されている場合、Linux VDAはすべての画面に最小のDPI値を適用します。

  • KDE環境で実行されているLinux仮想デスクトップの場合:
    • KDE Plasma 5以降を使用することをお勧めします。
    • セッションの実行中にクライアント側でDPI設定を変更するには、ユーザーがログオフしてから再度ログオンする必要があります。
  • MATEデスクトップ環境で実行されているLinux仮想デスクトップの場合:
    • スケールファクターは1と2のみがサポートされています。
    • セッションの実行中にクライアント側でDPI設定を変更するには、ユーザーがログオフしてから再度ログオンする必要があります。
  • 仮想セッションのDPI値は、クライアント側のDPI設定に応じて自動的に変更されます。現在、この機能は整数型のスケールファクターのみをサポートしています(100%や200%など)。クライアント側で構成されたスケールファクターが小数型の場合、仮想セッションDPIは、次の表に従って整数型のスケールファクターに変更されます。例:スケールファクターが125%の場合、DPI値が100%に変更されます。

    クライアント側のスケールファクター リモートセッションDPI
    174%以下 96(1 x 96)
    175%~274% 192(2 x 96)
    275%~399% 288(3 x 96)
    400%以上 384(4 x 96)
自動DPIスケーリング

この記事の概要