Linux Virtual Delivery Agent 2110

新機能

2110の新機能

Linux VDAのバージョン2110には、次の新機能と強化された機能があります。

SUSE 15.3とSUSE 15.2のサポート

サポートされているディストリビューションとして、SUSE Linux Enterprise Server 15 SP3(SUSE 15.3)およびSUSE Linux Enterprise Server 15 SP2(SUSE 15.2)を追加しました。詳しくは、「システム要件」を参照してください。

SUSE 15.3、SUSE 15.2、SUSE 12.5のHDX Webカメラビデオ圧縮サポート

SUSE 15.3、SUSE 15.2、SUSE 12.5のセッションで実行されているビデオ会議アプリケーションのユーザーは、HDX Webカメラビデオ圧縮を使用してWebカメラを利用できるようになりました。詳しくは、「HDXビデオ会議とWebカメラビデオ圧縮」を参照してください。

PBISを使用したMCS作成仮想マシンのFASサポート

フェデレーション認証サービス(FAS)を使用して、PowerBroker Identity Services(PBIS)を用いてWindowsドメインに参加しているMCS作成Linux VDAにログオンするユーザーを認証できるようになりました。詳しくは、「フェデレーション認証サービスの構成」と「MCSが作成した仮想マシンでFASを有効にする」を参照してください。

2つの環境変数をctxfascfg.shに追加

ctxfascfg.shに次の変数を追加しました:

  • CTX_FAS_KDC_HOSTNAME:PBISを選択するときに、キー配布センター(KDC)のホスト名を指定します。
  • CTX_FAS_PKINIT_KDC_HOSTNAME:PKINIT KDCホスト名を指定します。特に指定しない限りCTX_FAS_KDC_HOSTNAMEと同じです。

詳しくは、「ctxfascfg.shの実行」を参照してください。

Citrix Workspaceアプリへのログオンに使用されたものとは異なる資格情報を使用したセッションの起動

Citrix Workspaceアプリにログオンした後、さまざまな資格情報を使用してCitrix Virtual Apps and Desktopsセッションを起動できます。この機能を有効にするには、Linux VDAで次のコマンドを実行します:

/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\WinStations\tcp" -t "REG_DWORD" -v "fPromptForDifferentUser" -d "0x00000001" --force
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この機能を有効にすると、セッションの起動時に資格情報の入力を求められます。この機能は、次のディストリビューションでサポートされています:

  • RHEL 8.4 / CentOS 8(2105)
  • RHEL 7.9/CentOS 7.9
  • Ubuntu 16.04
  • Debian 10.9
  • SUSE 15.3
  • SUSE 15.2
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