ファイル転送
Linux VDAとクライアントデバイス間のファイル転送がサポートされています。この機能は、クライアントデバイスがHTML5のsandbox属性をサポートするWebブラウザーを実行している場合に使用できます。HTML5のsandbox属性は、ユーザーがHTML5向けまたはChrome向けCitrix Workspaceアプリを使用してVirtual Apps and Desktopsにアクセスできるようにします。公開セッションで、Citrix Workspaceアプリのツールバーを使用して、Linux VDAとクライアントデバイス間でファイルのアップロードおよびダウンロードを実行できます。たとえば、ツールバーの [アップロード] アイコンをクリックし、クライアントデバイスでファイルを選択して、Linux VDAにファイルをアップロードできます。
注:
この機能は、RedHat7.7、CentOS7.6、SUSE12.3、Ubuntu16.04、Ubuntu18.04で利用できます。
この機能を使用するには、Citrix Workspaceアプリのツールバーを有効にしてください。
ファイル転送のポリシー
Citrix Studioを使用してファイル転送ポリシーを設定できます。デフォルトでは、ファイル転送は有効になっています。
ポリシーの説明:
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デスクトップとクライアント間のファイル転送を許可する。Citrix Virtual Apps and Desktopsセッションとユーザーデバイス間でのユーザーによるファイル転送を許可または拒否します。
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デスクトップからのファイルのダウンロード。Citrix Virtual Apps and Desktopsセッションからユーザーデバイスへのユーザーによるファイルのダウンロードを許可または拒否します。
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デスクトップへのファイルのアップロード。ユーザーデバイスからCitrix Virtual Apps and Desktopsセッションへのユーザーによるファイルのアップロードを許可または拒否します。
注:
デスクトップからファイルをダウンロードおよびデスクトップにファイルをアップロードポリシーを有効にするには、デスクトップとクライアント間のファイル転送を許可するポリシーを [許可] に設定します。
用途
HTML5向けCitrix Workspaceアプリでファイル転送機能を使用するには:
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Citrix Studioで、WebSockets接続ポリシーを [許可] に設定します。
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Citrix Studioで前述のファイル転送ポリシーからファイル転送を有効にします。
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Citrix StoreFront管理コンソールで [ストア] をクリックし、[Receiver for Webサイトの管理] ノード、[常にReceiver for HTML5を使用] オプションを選択して、Citrix Receiver for HTML5を有効にします。
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仮想デスクトップまたはWebブラウザーアプリのセッションを開始します。Linux VDAとクライアントデバイス間でファイルをアップロードおよびダウンロードします。
Chrome向けCitrix Workspaceアプリでファイル転送機能を使用するには:
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前述のファイル転送ポリシーからファイル転送を有効にします。
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ChromeウェブストアからCitrix Workspaceアプリを入手します。
ChromeアプリページからChrome向けCitrix Workspaceアプリを追加済みの場合は、この手順を省略します。
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Google Chromeの検索ボックスに「Citrix Workspace for Chrome」と入力します。検索アイコンをクリックします。
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検索結果でChromeウェブストアへのURLをクリックすると、Citrix Workspaceアプリを入手できます。
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[Chromeに追加] を選択して、Citrix WorkspaceアプリをGoogle Chromeに追加します。
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ChromeアプリページでChrome向けCitrix Workspaceアプリをクリックします。
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StoreFrontストアのURLを入力して接続します。
既に入力済みの場合はこの手順を省略します。
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仮想デスクトップまたはWebブラウザーアプリのセッションを開始します。Linux VDAとクライアントデバイス間でファイルをアップロードおよびダウンロードします。