システム要件
重要:
HDX RealTime Optimization Packのライフサイクル情報については、Knowledge Centerのhttps://support.citrix.com/article/CTX200466を参照してください。
環境
RealTime Optimization Packは、次のMicrosoft Skype for Business構成をサポートします:
-
サーバー(バックエンド)
- Microsoft Skype for Business Server 2015
- Microsoft Skype for Business Online(Microsoft Office 365でホストされるSkype for Business Server)
- Microsoft Lync 2013サーバー - 少なくとも2015年2月のCumulative Updateの適用が必要です。最新のCumulative Updateに更新することをお勧めします。
-
クライアント(XenAppまたはXenDesktopサーバーにインストールされたSkype for Businessアプリケーション)。最新の修正プログラムおよびセキュリティの更新プログラムを活用するには、Skype for Businessクライアントの最新バージョンをインストールすることをお勧めします。
Skype for Business 2015クライアントをネイティブUIモードで構成する方法について詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/lyncserver/configure-the-skype-for-business-client-in-lync-server-2013?redirectedfrom=MSDNを参照してください。
- Microsoft Skype for Business 2016 Click-to-Runのバージョン1611ビルド7571.2072以降(英語版のみ)。
- Microsoft Skype for Business 2016 MSIのバージョン16.0.4483.1000以降。
- Microsoft Skype for Business 2015スタンドアロンインストーラーのバージョン15.0.4875.1001以降(Microsoft Office 2016にインストール可能)。
- Lyncクライアントを含むMicrosoft Office Professional 2013(2016年6月のMicrosoft Office Public Update以降を適用)。最新の更新プログラムを適用することをお勧めします。クライアントの設定は、Skype for BusinessのネイティブUIモードで行う必要があります。
Optimization Packは、次のCitrix LTSR環境をサポートします(製品終了になっていない場合):
- XenDesktop 7.6 LTSR
- XenDesktop 7.15 LTSR CU1、CU2、CU3、CU4
- XenApp 7.6 LTSR
- XenApp 7.15 LTSR CU1、CU2、CU3、CU4
サポートされているXenApp、XenDesktop、Citrix Virtual Apps and Desktopsの最新リリースについては、製品マトリクスを参照してください。
Skype for Business最適化機能を含んでいるXenDesktopおよびXenAppのエディションについては、XenAppおよびXenDesktopの機能を参照してください。
Optimization Packは、次のCitrix Receiverをサポートします(製品終了になっていない場合):
- Windows向けCitrix Workspaceアプリ - 積極的にサポートされているバージョン
- Receiver for Windows 4.x
- Receiver for Mac 12.x(CU1およびCU2では未サポート)
- Receiver for Linux 13.x(CU1およびCU2では未サポート)
詳しくは、Citrix WorkspaceアプリおよびCitrix Receiverのライフサイクルマイルストーンを参照してください。
RealTime Connector
RealTime Connectorは、XenDesktopの仮想デスクトップまたはXenAppサーバー上にインストールします。
- 以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
- デスクトップ:Microsoft Windows 10、8.1、7
- サーバー:
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2008 R2
- メモリ:4GB以上のRAM、120MB以上のページングファイル
- 空きディスク容量:100MB以上
- ネットワークインターフェイス:全二重イーサネットのTCP/IPローカルネットワーク接続
- ソフトウェア:
- DirectX 9(またはこれ以降のバージョン)
- Microsoft .NET 4.0 SP1
- Microsoft Skype for Business 2015クライアント - 製品アップデート15.0.4833.1001(32または64ビット)以降
- Microsoft Skype for Business 2016クライアント - 製品アップデート16.0.7341.2032(32または64ビット)以降(英語版のみ)
インストールの前提条件
- デスクトップまたは[スタート]メニューの[Microsoft Skype for Business]ショートカットを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [プロパティ]ダイアログボックスで [互換性] タブを選択します。
- [互換性]タブで [管理者としてこのプログラムを実行する] チェックボックスがオフになっていることを確認します。
RealTime Media Engine/クライアントデバイス
RealTime Media Engineはクライアントデバイスにインストールします。
Optimization Packに対して検証されたHDX Premiumクライアントデバイスについては、citrixready.citrix.comを参照してください。
H.264ハードウェアアクセラレーションが使用できない場合のハードウェアガイドライン。
CPU:
結果は、プロセッサのアーキテクチャによって異なります。
- CIF(標準)ビデオの場合、1.4GHz
- VGAの場合、2GHz以上。
- 720p HD(高品位)ビデオの場合、2.8GHzデュアルコア
- SSE3命令セットのサポート
ディスク容量とメモリ:
- 50MBのディスクスペース
- 合計1GBのRAM
以下のオペレーティングシステムがサポートされています:
RealTime Media Engineは、以下のオペレーティングシステムを実行するデバイスにインストールできます。
- Microsoft Windows Server 2016、Microsoft Windows Server 2012 R2、Microsoft Windows 10 IoT Enterprise、Microsoft Windows 10、Microsoft Windows 8.1、Microsoft Windows 7
- Microsoft Windowsデバイス:WES 7またはMicrosoft Windows Thin PC(TPC)
- Linux 32ビット
- Ubuntu 16、15、14.04
- Red Hat Enterprise Linux 6.x
- Red Hat 6.7
- CentOS 7および6.x
- SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3(Wyse Enhanced SUSE Linux)
- HP ThinPro 5.x
- Linux 64ビット
- Ubuntu 16.04、15.10
- Red Hat Enterprise Linux 6.x
- Red Hat Enterprise Linux 7
- CentOS 7および6.x
- SUSE Linux Enterprise Desktop 12 SP1
- Mac OS X 10.13.x、10.12.x、10.11.x、10.10.x
- Unicon - RealTime Media Engine 2.3で使用するための推奨eLuxバージョンをUniconに確認してください
重要
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、シトリックスでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
2016年8月にリリースされたMicrosoft Windows 10 Anniversary Updateでは、Windowsカメラフレームサーバーという新しい機能が導入されました。この機能によって、Webカメラのハードウェアエンコーディングが無効化されるなどの問題が発生することがあります。
このような問題を回避するには、Windows 10でRealTime Media EngineのMicrosoftの更新プログラムKB3176938(Windows 10 CU、2016年8月31日)およびKB3194496(Windows 10 CU、2016年9月29日)をインストールします。更新プログラムのインストール後も問題が解決されない場合は、レジストリに次の変更を加えます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Media Foundation\Platform EnableFrameServerMode=dword:00000000
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows Media Foundation\Platform EnableFrameServerMode=dword:00000000
オーディオおよびビデオ通話の要件
- RealTime Media EngineではHD(High Definition:高品位)ビデオ通話がサポートされます。カメラ、ホストデバイス、帯域幅設定、リモートエンドポイントでHD仕様がサポートされる場合、RealTime Media Engineはユーザーデバイスの速度を計測してから、HDビデオをエンコードします。
- カメラ:
- ほとんどのUSB Webカメラがサポートされます。
- 最小解像度:320 x 240
- 色空間:1420またはYUY2
- フレームレート:最小で10fps、HDビデオには24fps
- Windows UVCドライバー
- オーディオの入出力は、DirectSound互換で、サンプリング周波数が16,000、32,000、または44,100の16ビットモノラルまたはステレオサウンドをサポートする必要があります。USBヘッドセットをお勧めします。
Skype for Business互換オーディオデバイスの要件:
RealTime Connectorは、Skype for Business互換のUSBヘッドセット、スピーカーフォン、およびスマートフォンをサポートします。サポートされるデバイスの詳細については、Skype for Businessのソリューションに関するサイトを参照してください。
サードパーティ製ビデオドライバーとOptimization Pack
WebカメラのWindows USBビデオクラス(UVC)ドライバーは、長年にわたってMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに搭載されています。シンクライアント端末によっては、Microsoft Windowsオペレーティングシステムにこうしたドライバーが搭載されていないことがあります。その場合、Webカメラをインストールする時に、必要なファイルがないというメッセージが表示されることがあります。
標準的なWindowsデバイスドライバーをWebカメラで使用することをお勧めします。一部のプラットフォーム(特に64ビットのWindows)では、ベンダー提供のドライバーが原因でクラッシュやブルースクリーンイベントが発生することがあります。