Workspace Environment Management

メモリ管理

これらの設定により、Workspace Environment Management (WEM) を通じてアプリケーションのメモリ使用量を最適化できます。

これらの設定が有効になっている場合、WEM は、安定性を失うことなく、プロセスが使用しているメモリ量と、プロセスが必要とする最小メモリ量を計算します。WEM は、 その違いを過剰なメモリと見なします。プロセスがアイドル状態になると、WEM はプロセスの余分なメモリをページファイルに解放し、その後の起動のためにプロセスを最適化します。通常、アプリケーションはタスクバーに最小化されるとアイドル状態になります。

タスクバーからアプリケーションを復元すると、最初は最適化された状態で実行されますが、必要に応じて追加のメモリを消費し続けることができます。

WEM は、 ユーザーがデスクトップセッション中に使用しているすべてのアプリケーションを同様の方法で最適化します 。複数のユーザーセッションに複数のプロセスがある場合、解放されたすべてのメモリは他のプロセスで使用できます。これにより、同じサーバー上でより多くのユーザーをサポートすることで、ユーザーの密度が向上します。

[作業セットの最適化] を有効にします。設定可能な時間アイドル状態だったアプリケーションは、アイドル状態ではなくなるまで余分なメモリを解放するように強制します。

アイドルサンプル時間 (分)。アプリケーションがアイドル状態になっていなければ、余分なメモリを解放できない時間。この間、WEM は、安定性を失うことなく、プロセスが使用しているメモリ量と、プロセスが必要とする最小メモリ量を計算します。デフォルト値は 120 分です。

アイドル状態の制限 (パーセント)。プロセスがアイドル状態と見なされる CPU 使用率の割合。デフォルト値は 1% です。5% を超える値の使用はお勧めしません。そうしないと、アクティブに使用されているプロセスがアイドルと間違えられ、メモリが解放される可能性があります。

指定したプロセスを除外する。プロセスを名前でメモリ管理から除外できます (例:notepad.exe)。

WEM は、次のシステムプロセスのアプリケーションメモリ使用量を最適化しません。

  • rdpshell
  • wfshell
  • rdpclip
  • wmiprvse
  • dllhost
  • audiodg
  • msdtc
  • mscorsvw
  • spoolsv
  • smss
  • winlogon
  • svchost
  • taskmgr
  • System Idle Process
  • System
  • LSASS
  • wininit
  • msiexec
  • services
  • csrss
  • MsMpEng
  • NisSrv
  • Memory Compression
メモリ管理

この記事の概要