Citrix Provisioning

構成ウィザードのサイレント実行

製品ソフトウェアのサイレントインストール

ターゲットデバイス、Citrix Provisioningサーバー、およびコンソールは、次のコマンドを使用してデフォルトのインストールディレクトリにサイレントインストールすることができます:

<Installer Name>.exe /s /v"/qn"
<!--NeedCopy-->

別の宛先を設定するには、INSTALLDIRオプションを使用します:

<Installer Name>.exe /s /v"/qn INSTALLDIR=D:\Destination"
<!--NeedCopy-->

注:

Citrix Provisioningクライアントのサイレントインストールを実行すると、クライアントを再起動できないため、その後のアップグレードウィザードを使用したアップグレードが失敗します。

構成ウィザードのサイレント実行のワークフロー

ファーム内の複数サーバーをサイレントに構成するための基本手順は次のとおりです:

  • ファーム内の構成済みのProvisioningサーバーからConfigWizard.ansファイルを作成するか、手動で作成します。ファイルを手動で作成するには、「 ConfigWizard.ansファイルを手動で作成」を参照してください。
  • ConfigWizard.ansファイルをファーム内のほかのサーバーにコピーし、各サーバーと一致するようにConfigWizard.ansファイル内のIPアドレスを変更します。
  • ConfigWizard.exe/aパラメーターを付けて実行します。

構成ウィザードを使用してConfigWizard.ansファイルを作成

  1. 構成済みのサーバーで、ConfigWizard.exe/sパラメーターを付けて実行します。
  2. [Farm Configuration]ページで、[Join existing farm] をクリックします。
  3. 引き続き構成ウィザードの残りのページで構成設定を選択して、[完了] を選択します。
  4. この結果作成されるConfigWizard.ansファイルを、\\ProgramData\\Citrix\\Provisioning ServicesにあるCitrix Provisioningのアプリケーションデータフォルダーからコピーします。

ConfigWizard.ansファイルをコピーして変更

  1. 各サーバーのCitrix ProvisioningのアプリケーションデータフォルダーにConfigWizard.ansファイルをコピーします。
  2. StreamNetworkAdapterIP=の値を、構成するサーバーのIPアドレスに変更します。サーバー上のCitrix Provisioningで複数のIPアドレスを使用している場合、IPアドレスの間をコンマで区切ります。

構成ウィザードをサイレントに実行

サーバーを設定するには、各サーバー上でConfigWizard.exe/aパラメーターを付けて実行します。ConfigWizardパラメーターの有効なリストの場合は以下を行います:

  1. ConfigWizard.exe/?パラメーターを付けて実行します。
  2. Citrix Provisioningのアプリケーションデータフォルダーで、この結果作成されるConfigWizard.outファイルを開きます。
  3. ファイルの末尾へ移動し、すべての有効なパラメーターを表示します。

コマンドの一覧および説明を取得するには、/ cパラメーターを使用します。

ConfigWizard.ansファイルを手動で作成

ConfigWizard.ansファイルを最初から作成する場合は、Unicodeとして保存できるテキストエディタを使用してConfigWizard.ansという名前のファイルを作成し、Unicodeとして保存します。以下の表のパラメーターを入力します。構成に関連するすべてのパラメーターを含めます。

画面 UIオプション 手動パラメーター
DHCPサービス このコンピューターで実行しているサービス:Microsoft DHCP IPServiceType=0
  Citrix Provisioning BOOTPサービス IPServiceType=1
  他のBOOTPまたはDHCPサービス IPServiceType=2
  別のコンピューターで実行しているサービス 含まれない
PXEサービス このコンピューターのMicrosoft DHCP PXEServiceType=0
  このコンピューターのCitrix Provisioning PXEサービス PXEServiceType=1
  別のコンピューターで実行しているサービス PXEServiceType=0
ファーム構成 ファームは構成済みです FarmConfiguration=0
  ファームを作成 FarmConfiguration=1
  既存のファームに参加 FarmConfiguration=2
データベースサーバー DatabaseAdminAuthentication DatabaseAdminAuthentication= < ActiveDirectoryIntegratedまたはSqlPassword>
  DatabaseAdminUsername DatabaseAdminUsername=<SQLログイン>(DatabaseAdminAuthenticationがSqlPasswordの場合にのみ使用されます)
  DatabaseAdminPassword DatabaseAdminPassword=<パスワード>(DatabaseAdminAuthenticationがSqlPasswordの場合にのみ使用されます)
データベースサーバー([ファームを作成] または [既存のファームに参加] の後) DatabaseAuthentication DatabaseAuthentication=<ActiveDirectoryIntegratedまたはSqlPassword>
  DatabaseUsername DatabaseUsername=<SQLログイン>(DatabaseAuthenticationがSqlPasswordの場合にのみ使用されます)
  DatabasePassword DatabasePassword=<パスワード>(DatabaseAdminAuthenticationがSqlPasswordの場合にのみ使用されます)
  サーバー名 DatabaseServer =<dBName><NonDefaultSQLPort> (デフォルトのポートの場合、ポート値を省略)
  インスタンス名 DatabaseInstance =<インスタンス名>
  データベース名 DatabaseNew=<データベース名>
  SQL ServerのMultiSubnetFailoverを常時有効にします MultiSubnetFailover =<0または1>
  データベースミラーフェールオーバーパートナーサーバー名 FailoverDatabaseServer=<データベース名><NonDefaultSQLPort>(データベースミラーフェールオーバーパートナーが使用されていない場合、この値は省略されるか、値が空になります)
データベースミラーフェールオーバーパートナーインスタンス名
新しいファーム(新しいファームが作成される場合) ファーム名 FarmNew=<ファーム名>
  サイト名 SiteNew=<サイト名>
  コレクション名 CollectionNew=<コレクション名>
  ファーム管理者グループ: PVSサーバーがActive Directoryにある場合 ADGroup=<ADグループへのパス> 例:test.local/Users/Domain Users
  PVSサーバーがWorkgroupにある場合 Group=<ローカルグループへのパス> 例:PVS-Server-1/Administrators
新しいストア(新しいファームが作成される場合) ストア名 Store=<ストア名>
  デフォルトパス DefaultPath=<ストアパス>
既存のファーム(既存のファームに参加する場合) ファーム名 FarmExisting=<データベース名>
サイト(既存のファームに参加する場合) 既存のサイト; サイト名 ExistingSite=<サイト名>
  新しいサイト; サイト名 Site=<サイト名>
  コレクション名 Collection=<コレクション名>
ストア(既存のファームに参加するとき) 既存のストア; ストア名 ExistingStore=<ストア名>
  新しいストア; ストア名 Store=<ストア名>
  デフォルトパス DefaultPath=<ストアへのパス>
ライセンスサーバー ライセンスサーバー名 LicenseServer=<CitrixライセンスサーバーのIP, ホスト名, FQDN>
  ライセンスサーバーのポート LicenseServerPort=<ライセンスサーバーのポート>(27000はデフォルトのポート)
  オンプレミス(ライセンスの種類) licenseSKU=0
  使用できるDesktopsライセンスがないときはDatacentersライセンスを使用する LicenseTradeup=<0または1>
  クラウド(ライセンスの種類) licenseSKU=1
ユーザーアカウント Network Serviceアカウント Network=1
  指定されたユーザーアカウント; ユーザー名/ドメイン <ドメイン\ユーザー名>
  パスワード UserName2=<パスワード>
Active Directoryコンピューターアカウントのパスワード パスワードの更新間隔日数 PasswordManagementInterval=<日数>(このパラメーターを含めると [コンピューターアカウントのパスワードを自動的に更新する] が有効になります)
ネットワーク通信 ストリーム配信ネットワークカード StreamNetworkAdapterIP=<IPofStreamingNIC1,IPofStreamingNIC2,…>(コンマ区切りのIP一覧)
  管理ネットワークカード ManagementNetworkAdapterIP=<管理NICのIP>(1つのIPのみ)
  注: ネットワークカードは、ストリーム配信と管理の両方に使用できます。  
  最初の通信ポート IpcPortBase=6890
  サーバー通信に使用される合計ポート数 IpcPortCount=20
  コンソールポート SoapPort=54321
TFTPオプションおよびブートストラップの場所 Citrix Provisioning TFTPサービスを使用する/BIOSブートストラップの場所 BootstrapFile=C:\ProgramData\Citrix\Provisioning Services\Tftpboot\ARDBP32.BIN(このパラメーターを含めると [Citrix Provisioning TFTPサービスを使用する] が有効になります)
ストリーム配信サーバー起動一覧 起動サーバーを指定してください(最大数は4、LS1~LS4) LS#=<IP,デフォルトのサブネットマスク,デバイスゲートウェイ,サーバーポート>
    デフォルトのサブネットマスクとデバイスゲートウェイには、情報がDHCPによって提供される場合は0.0.0.0を使用します
    LS1=1.1.1.57,255.255.254.0,10.192.176.1,6910
    LS2=2.2.2.92,0.0.0.0,0.0.0.0,6910
詳細なストリーム配信サーバー起動一覧 詳細モード (診断情報を表示します) AdvancedVerbose=<0または1>
  インタラプトセーフモード (起動中にデバイスが停止する場合に選択します) AdvancedInterruptSafeMode=<0または1>
  拡張メモリのサポート AdvancedMemorySupport=<0または1>
  ネットワーク復元方法 AdvancedRebootFromHD=<ネットワーク接続を復元する場合は0、ハードディスクから再起動する場合は1>
  復元時間 (秒) AdvancedRecoverSeconds=<秒単位の時間>
  ログオンポーリングタイムアウト AdvancedLoginPolling=<ミリ秒単位の時間>
  ログオン一般タイムアウト AdvancedLoginGeneral=<ミリ秒単位の時間>
SOAP SSL構成 SSLポート SSLPort=54323
  SSL証明書 SSLCert=<トークン>
問題の報告の構成 My Citrixユーザー名 CisUserName=<ユーザー名>
  パスワード CisPassword=<パスワード>
構成ウィザードのサイレント実行