Linux Virtual Delivery Agent

セッションの録画(Technical Preview)

Linux VDAでホストされているセッションの録画と再生ができます。

注:

この機能はプレビュー段階です。プレビュー機能は、一部が英語のままの場合があります。また、実稼働環境以外での使用をお勧めします。プレビュー機能で見つかった問題は、Citrixテクニカルサポートではサポートされません。

セッションの録画の有効化と無効化

Linux VDAのセッションの録画を有効または無効にするには、SmAudAllowedをそれぞれ1または0に設定します。次のコマンドを使用できます:

sudo /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SmartAuditor" -t "REG_DWORD" -v "SmAudAllowed" -d "0x00000001" --force
<!--NeedCopy-->
sudo /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SmartAuditor" -t "REG_DWORD" -v "SmAudAllowed" -d "0x00000000" --force
<!--NeedCopy-->

注:

Linux VDAでセッションの録画を有効にすると、ユーザーがセッションにログオンしたときに、セッションが録画されていることがユーザーに通知されます。

録画のファイルサイズの指定

録画ファイルのサイズが大きくなるにつれて、ダウンロードに時間がかかり、再生中にシークスライダーを使用して再生箇所を変更するときに反応が遅くなります。ファイルサイズを制御するにはファイルのしきい値を指定します。録画ファイルがこの限界に達すると、現在のファイルが閉じられ、録画を続行するために追加のファイルが作成されます。この操作をロールオーバーと呼びます。

次のコマンドを使用すると、1つのロールオーバーに2つのしきい値を指定できます:

sudo /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SmartAuditor" -t "REG_DWORD" -v "RolloverFileSizeInMB" -d "0x00000032" --force

sudo /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SmartAuditor" -t "REG_DWORD" -v "RolloverTimeInHours" -d "0x0000000c" --force
<!--NeedCopy-->
  • RolloverFileSizeInMB。このサイズに達すると現在のファイルが閉じ、新しいファイルが開きます。デフォルトでは、ロールオーバーはサイズが50MBを超えると発生します。サポートされる値は、10〜300です。
  • RolloverTimeInHours。この時間に達すると、現在のファイルが閉じ、新しいファイルが開きます。デフォルトでは、セッションが12時間録画されるとロールオーバーが発生します。サポートされる値は、1~24です。

ロールオーバーは、上記の2つの条件の最初の1つが満たされたときに発生します。たとえば、ファイルサイズとして17MB、時間として6時間を指定したとします。録画ファイルが3時間で17MBに達すると、セッションの録画によりファイルが閉じられ、新しいファイルが開きます。

多くの小さなファイルが作成されないように、ファイルサイズに指定された値にかかわらず、少なくとも1時間が経過するまでロールオーバーは起こりません。この規則の例外は、ファイルサイズが300MBを超えた場合です。

録画の保存場所の指定

デフォルトでは、録画ファイルは/var/xdl/session_recordingsに保存されます。別のパスを指定するには、次のコマンドを実行します:

sudo /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\SmartAuditor" -t "REG_SZ" -v "Path" -d "<your custom storage path>" --force
<!--NeedCopy-->

録画ファイルは、ローカルドライブに、またはネットワークパスを指すマウントポイントに保存できます。設定したストレージパスへの適切なアクセス権限を構成し、ユーザーctxsrvrにパスへの書き込み権限を付与します。

録画の表示

録画を表示するには、次の手順を実行して、Session RecordingプレーヤーまたはSession Recording Webプレーヤーをインストールします:

  1. Citrixアカウント資格情報を使用して、Citrix Virtual Apps and Desktopsのダウンロードページにアクセスして、製品ファイルをダウンロードします。ファイルを解凍します。
  2. SessionRecordingPlayer.msiおよびSessionRecordingWebPlayer.msiをダブルクリックし、手順に従ってインストールを完了します。

ヒント:

Session Recording Webプレーヤーを使用するには、Session Recordingサーバーのみにインストールし、Session Recordingサーバーで録画が利用できることを確認します。詳しくは、Citrix Session Recordingのドキュメントを参照してください。

制限事項

  • 仮想アプリ セッションの場合、録画通知が中央に配置されない場合があります。
セッションの録画(Technical Preview)