Remote Browser Isolationのセキュリティの技術概要

Remote Browser Isolation(旧称Secure Browserサービス)は、Citrixが管理および運用するSaaS製品です。このサービスを使用すると、クラウドでホストされているWebブラウザーを介してWebアプリケーションにアクセスできます。

クラウドサービス

Citrix Remote Browser Isolationサービスは、Virtual Delivery Agent(VDA)上で実行されるWebブラウザーと、ユーザー管理およびこれらのVDAへのユーザー接続を行う管理コンソールで構成されています。Citrix Cloudは、オペレーティングシステム、Webブラウザー、およびCitrixコンポーネントのセキュリティおよびパッチ適用など、これらのコンポーネントの運用を管理します。

Remote Browser Isolationサービスを使用している間、ホストされているWebブラウザーはユーザーの閲覧履歴を追跡し、HTTP要求のキャッシュを実行します。固定プロファイルが使用されているため、閲覧セッションが終了するとこのデータは確実に削除されます。

Remote Browser Isolationサービスには、HTML5対応のWebブラウザーでアクセスします。このサービスでは、ダウンロード可能なクライアントは使用しません。使用するブラウザーとクラウドサービスの間のすべてのトラフィックは、業界標準のTLSで暗号化されています。Remote Browser Isolationでは、TLS 1.2のみがサポートされています。

Remote Browser Isolationのエグレストラフィックは、指定のIPアドレスを使用して内部ネットワークを保護します。受け入れるIPアドレスの一覧については、Knowledge Centerの記事CTX286379を参照してください。

Webアプリケーション

Citrix Remote Browser Isolationサービスは、顧客またはサードパーティのWebアプリケーションを配信するために使用されます。Webアプリケーションの所有者にはセキュリティを管理する責任があり、Webサーバーとアプリケーションの脆弱性に対するパッチ適用などを行います。

Remote Browser IsolationとWebアプリケーションの間のトラフィックのセキュリティは、Webサーバーの暗号化設定によって異なります。インターネット上でこのトラフィックを保護するため、管理者はHTTPSのURLを公開します。

追加情報

セキュリティ情報について詳しくは、次のリソースを参照してください:

Remote Browser Isolationのセキュリティの技術概要